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やさしい人 どんな心の持ち主か
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生き方・教養
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一、やさしくなれば、生きることが楽になる

『やさしい人 どんな心の持ち主か』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


読了目安時間:14分
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 心理的に依存しなければ、人生に失敗はない

 カレン・ホルナイは心の葛藤(かつとう)の解決について「神経症的解決」という言葉を使っている。

 それはどういう解決であろうか?

 心の葛藤を、社会的な成功によって解決しようとすることである。

 たとえば、エリートコースに乗ることである。

 あるいは、「復讐的勝利」という言葉で表現されるように、勝って人を見返すことである。

 これらのことは、一見、心の葛藤を解決しているようであるが、本質的には何も解決していない。

 それは、その人がエリートコースに心理的に依存しているからである。

 それを得れば幸せになれると錯覚(さつかく)しているからである。

 エリートコースに心理的に依存しているから、エリートコースに乗れないと、自分の人生は失敗したと思う。

 そして、挫折(ざせつ)感を味わう。人生は暗くなる。言うことも暗くなる。

 自分の中の憎しみを隠そうとして愛想(あいそ)よく振る舞う。でも、暗い。だから嫌われる。

 エリートは社会的挫折に弱い。生きるエネルギーがないから。

 小さい子が元気なのは、ありのままの自分を母親が認めてくれるから。


 どんなに笑っても暗い顔は暗い顔。

 どんなに「死にたーい!」と言っても、抜けている顔は抜けている顔。

 抜けている顔は明るい顔。


 阿修羅(あしゆら)の顔をしていれば愛されない。

 社会的に挫折して阿修羅の顔になったのは、自分がエリートコースに心理的に依存していたからである。

 自分で自分の首を絞めているのだが、それに気がつかない。

 阿修羅の顔は、自分で()いた種が咲いた花の姿である。

 何かに心理的に依存をしていなければ、人生に失敗はない。

 人生は明るくなる。
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