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受験は要領 中学受験編 合格を勝ち取るために親がすべきこと
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教育
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ゆとり教育路線と大学受験(1)

『受験は要領 中学受験編 合格を勝ち取るために親がすべきこと』
[著]和田秀樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
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 二〇〇二年四月から、新学習指導要領(以下、新指導要領)が実施された。「ゆとり教育」がついに始まったのだ。

 このゆとり教育路線では、学校でのカリキュラムは大幅に削減されている。小学生には、円周率は「およそ3」と教えることになり、小学校時代には、四(けた)以上の足し算、引き算も教えないことになった。四桁以上の引き算を教えないということは、一万円札で物を買ったときのお()りの計算すらできない子が出てくる可能性があるということだ。もちろん、中学生になってからも、あらためて四桁以上の引き算を習うというようなカリキュラムはない。要するに、一度も四桁以上の引き算の計算をしなくても大人になれるわけだ。将来、タクシーに乗って一万円札で支払おうとしたときに、お釣りの計算を電卓でやるような大人が出てきても不思議ではない。

 一方、ゆとり教育路線の新指導要領はミニマム(最低限教えるべきこと)スタンダードと位置づけられているから、新指導要領を超えて教えることもできる。私立中学を目指す子供たちが通う受験塾では、当然のことながら学習指導要領を超えたレベルのことを教えている。それは、中学入試を行なっている私立中学が、ある一定レベル以上の学力の子を求めているからだ。実際、私立中学にとってみれば、指導要領がミニマムになったおかげで、それ以上の何を入試に出してもよくなった。私立中学側が、四桁以上の足し算・引き算ができない子よりも、四桁以上の足し算・引き算ができる子をとりたいと思うのは、自然なことだ。

 カリキュラムが三割も削減されたゆとり教育にどっぷりと()かってしまった子と、塾などで新指導要領を超えて勉強した子では、大きな差ができる。その両者が六年後に同じ大学受験の場で合格を競うのだから、ゆとり教育に甘んじてしまった子のほうが不利なのは言うまでもない。

 もちろん、中学受験をせずに公立中学へ行った子が一流大学に合格しないということはないが、それはよほどしっかりと自分を持って勉強した子か、生まれつき非常に頭がよい子に限られるようになってしまうのではないだろうか。大半の普通の子は、周りに影響され、ゆとり教育に流されてしまう可能性が高い。

ワンポイントアドバイス

学校のゆとり教育に任せていては大学受験に出遅れる

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