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表情、くせ、そぶりの心理学 しぐさで人の気持ちをつかむ技術
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8 人の好き嫌いは、第一印象で決まる

『表情、くせ、そぶりの心理学 しぐさで人の気持ちをつかむ技術』
[著]渋谷昌三 [発行]PHP研究所


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 恋愛においては「第一印象」が大切、とはよく言われることだが、このことは、すべての人間関係にあてはまる。この「第一印象」がいかに後々の人物評価、好悪の感情に影響を与えるかは、心理学の数々の実験でも証明されている。

 社会心理学者のアッシュという人が行った実験で、このようなものがある。

 まず、次のAとBの、ふたつの文章を読んでみてほしい。

A「○○さんは、知的で勤勉な人です。衝動的な面もありますが、批判力に優れています。強情で、しっと深いところもあります」
B「○○さんは、しっと深くて、強情な人です。批判力はあるのですが、衝動的です。勤勉で知的な人でもあります」


 このAとBの文章は、ひとつひとつの内容を見れば、同じことを言っている。それなのに、Aの文章を読んだ人は○○さんについて「多少の欠点はあるが、能力のある人物である」という印象を持ち、Bの文章を読んだ人は「能力はあるが、欠点のためにその能力を発揮できない人である」という評価が多かった。

 AとBの文章では、どこが違うのだろうか。まず、Aでは「知的で勤勉」という、よいイメージの言葉が頭にきている。Bの場合は逆に「しっと深くて、強情」という悪いイメージの言葉で始まっている。

 さらに次の文が、Aは「衝動的だが、批判力がある」と「欠点はあるが、能力がある」という肯定的な構文であるのに対し、Bは「批判力はあるが、衝動的」と否定的な構文になっている。最初の文で生じたA=「よいイメージ」、B=「悪いイメージ」に続いてそれぞれこの文がくるため、全体的に正反対の解釈が生まれてしまうのである。どうも、人というものは初めに入ってきた情報に左右される傾向があるらしい。

 これを心理学用語で「初頭効果」と呼ぶ。

 この初頭効果については、商品広告のコピーを思い出してもらえば、より納得してもらえるだろう。広告戦略でもっとも重要なのは「告知広告」である。消費者は、事前にテレビや雑誌の告知広告で「商品=よいもの、価値が高い」というイメージを植えつけられているので、実際の商品を店頭で見たときには、無意識のうちにすでにその商品が好ましいもの、価値の高いものとして認めている。

 人間でも商品でも、一度あるイメージや印象ができあがってしまうと、皆、そのイメージに沿って見るものだ。固定されてしまったイメージを(くつがえ)すことは難しい。それならば、初対面のときに、できるだけ「よいイメージ」を印象づけておくに越したことはない。

 人間関係の難しさ、大切さを知っている人ほど、第一印象を重視する。それがどれくらい後々に影響するのかがわかっているからである。

ノウハウ8 最初の「よいイメージ」が、後でじわりと効いてくる
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