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複業の教科書
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第2章 あなたの人生を取り戻す「複業」という選択

『複業の教科書』
[著]西村創一朗 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:15分
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転職・起業のリスクを冒さずに、人生を取り戻す方法

 

「このまま今の仕事を続けていていいのだろうか?」


 

これは、働く人なら誰もが一度は抱いたことがある迷いだと思います。


 

社会人としてスタートを切ったときから一貫して人材市場に身を置いてきた僕の元には、キャリアの迷路に入り込んだ方からの相談が日に何件も舞い込んできます。

特に、リーマンショック以降に社会に出た世代には、「繁栄は長くは続かないもの。どんな大企業でも、ある日突然潰れる可能性がある」という価値観が浸透していて、足元の不安は常に尽きないようです。


 

「どこでも通用する力を身につけたい。けれど、今の仕事が本当に向いているものなのか分からない」―自分の居場所に確信が持てない気持ちは、たった一度の人生を真剣に生きようとする人ほど強く抱くはずです。

ですから、僕はまずこの迷いの岐路に立ち、この本を手に取ったあなたに、心からのリスペクトをお伝えしたいと思います。


 

仕事は人生の大部分の時間を費やす、とても大切なもの。

その仕事をより価値あるものに高めていきたいと貪欲であり続ける姿勢は、僕自身も失いたくないものです。


 

実際、転職や起業に関心がある人は70%にも上るそうです(内閣府2018)。

働く人の大多数が「現状に対する不安」を抱えているということです。


 


ノーリスクで人生を変える「複業」という第3の道

 

かといって、転職にチャレンジするのも足踏みしてしまいますよね。なぜなら、思い切って外に飛び出してみて、今の会社以上に能力を発揮できるかは分からないから。

「やりたいことで起業してみよう」と独立するのにも勇気が要ります。会社員という身分を捨てて、自分の力を試すのは大きなリスクを伴います。

転職や起業の相談に来る人で、実際に新たなチャレンジに踏み切れるのは、ほんのひと握りですし、僕はそれが当たり前だと思っています。


 

今の会社を辞めて、転職・起業だなんて、簡単に考えられない!


 

それが多くの人の本音ではないでしょうか。

しかしながら、「隣の芝は青く見える」というのも人間の性。

巷には転職や起業の成功例が溢れているけれど、自分もそうなれるという確証はどこにもない。だからといって今の仕事を続けていけば将来は安泰かというと、不安しかない―。


 

そんな時に、転職でも企業でもない“第3の道”として僕がすすめる選択肢が「複業」です。

今の仕事を捨てることなく、しかし、それだけにしがみつくことなく、新たにスキルアップや出会いの経験を増やしていくキャリアルート。


 

「やりたいこと探し」や「適性チェック」にぴったりの機会にもなる、ほぼノーリスクの方法が「複業」なのです。


 


「副業」と「複業」は何が違うのか?

 

まず、ハッキリとお伝えしておきたいのは、「副業」と「複業」は完全な別物だということです。

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