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感情をコントロールする力 「怒り」「不安」「ストレス」を溜めない習慣
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くらし
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第2章 落ち込みを防ぐ10の生活習慣

『感情をコントロールする力 「怒り」「不安」「ストレス」を溜めない習慣』
[著]和田秀樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:22分
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「感情」は直接コントロールできないが……

 感情をコントロールする方法を考えるときに、大切なことは「感情」と「行動」を分けるということだ。

 実は、「感情」そのものを直接コントロールするのは容易ではないということが、さまざまな研究によってわかってきている。感情が湧き上がること自体は、人間の自然な生理現象なので、テクニックなどで抑えようと思っても、簡単には抑えようがない。
「腹が立った」「悲しい」という気持ちが起こってしまったら、「この嫌な気持ちが早く消えてくれないかなあ」といくら願っても、それをすぐに消すことはできない。
「行動」であれば、「感情」そのものよりはコントロールしやすい。

 そこで本章では、「感情」そのものをコントロールする方法、具体的には不快な感情を抑制していく方法をご提案する。そして、次章以降では、「行動」をコントロールする方法を通じて、間接的に「感情」をコントロールする知恵をお教えしたいと思う。

 先ほど、「感情」を直接的にコントロールすることが難しいと述べたが、まったくできないわけではない。起こってしまった「感情」をコントロールすることは難しいが、不快な「感情」がなるべく起こらないように予防していくことは比較的容易にできる。

1.よく陽に当たる

 近年の精神医学の中で、とくに重視されているのが、日常の生活リズムだ。

 小学生の生活習慣は「早寝、早起き、朝ゴハンが基本」と言われるが、これは、大人にも当てはまることだ。

 たとえば、夜更かしして朝寝坊するような暮らしを続けていると、メラトニンという物質の分泌(ぶんぴつ)が悪くなることがわかっている。

 メラトニンというのは、ある種の成長ホルモンの元になるもので、睡眠のリズムを整えるとともに、感情のリズムも整えるものと考えられている。

 このメラトニンが不足してくると、ストレスが()まりやすくなったり、うつになりやすくなる。感情コントロール能力が低下すると考えていい。

 メラトニンは太陽の光を浴びて十四〜十五時間後に分泌が開始されるが、現代人は、外に出なくなって陽に当たらなくなっている。一日中オフィスの照明の下で生活している人も多いのではないだろうか。

 せめて昼食時に外に出ればいいが、社員食堂で食事をしたり、オフィス内でお弁当を食べたりしている。そのうえ、残業があるから、仕事が終わるのは日がとっぷりと暮れた夜中になる。



 そのため、メラトニンの分泌が促されにくく、結果的に睡眠リズムがおかしくなって、夜に快適な睡眠がとれなくなる。眠れなければ朝はなかなか起きられないし、起きたとしても朝の気分はすぐれない。

 メラトニンの分泌不足をきっかけに、うつ病になったりする場合もある。またメラトニンは成長ホルモンの元でもあるから、成長が促されなくなり、老化現象が早く訪れる可能性もある。

 前述したように、老化現象とうつ病の関係は少なくないし、老化現象と感情コントロール能力低下とは密接に関連している。

 ちなみに、世界で自殺率が高いのは、リトアニアやベラルーシやロシアなど、北方の日照時間の少ない国が多い。陽に当たることは、やはり身体の健康のためにも、心の健康のためにも重要である。

 感情コントロールのためには、まずは生活リズムを整えること。そして、よく陽に当たることが大切だ。

 朝早めに起きて、たくさんの陽を浴びながら会社に行く。より長い時間、陽を浴びるためには、一駅手前で降りて会社まで歩いていくのもいい。会社に行ってからも、外出機会があれば、なるべく外出する。昼食時にも、たまには社員食堂で食べるのをやめて、外で食べよう。

 そして、可能であれば、定時に帰って少しでも陽を浴びるようにする。定時で帰ることが無理だとしても、早めに帰宅して早めに寝、朝早く起きることが大切だ。

 こうして、生活リズムを整えていき、たくさん陽を浴びるようにすると、体調も良くなってくるから、感情面にも良い影響をもたらす。
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