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(2021/11/26 追記)

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イラッとくる人 不機嫌な人間関係を変える心理学
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生き方・教養
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3章 自己中心的な人

『イラッとくる人 不機嫌な人間関係を変える心理学』
[著]渋谷昌三 [発行]PHP研究所


読了目安時間:25分
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    幼い子どもは、誰もが自己中心的な存在です。

    それを脱皮すると、他者との関係性がハッキリした、社会的な存在となります。

    大人になっても「ジコチューな人」というのは、

    他者とのかかわりの部分が発達しないままのコドモ大人です。


    あなたは“自己中心的な人”ですか?

     □自分の興味のある話しか、会話がはずまない。

     □誰かと一緒に歩いていると、いつの間にか間が離れている。

     □誰かの会話に、強引に割り込むことがしばしばある。


        ※1つでも当てはまれば、あなたは“自己中心的な人”かもしれません。


なんでも反対すりゃいいのかよ?

「でも」「だけど」で始まる、ユウウツなクラッシュ攻撃

 グループで話し合っているときに、なにかというと反対したがる人がいます。
「でも」「だけど」「しかし」から始まる言葉が多く、つねに否定路線で話をするのです。

 たとえば、職場で飲み会の計画が決まりかけたとき、
「でも、その店あんまりおいしくなさそうだし……」
「ちょっと高いんじゃないの?」

 などと、横やりを入れてきます。仲間内でまとまりかけた旅行の話を、
「だけど、最近そこすごく込んでるんでしょ。気が重いわよねえ」
「やっぱり時期をずらした方がいいんじゃない?」

 と、ちゃぶ台を引っ繰り返すようなことを言って、周囲を白けさせたりします。

 もっとタチが悪いのは、仕事上の会話でこれをやる人です。部下や後輩のアイデアは、必ず一度は否定する上司、新しいやり方や提案は、ことごとく反対するリーダーなどがいますが、こういう人は職場に実害をもたらしかねません。

 なぜそんなになんでも反対するのか、理解に苦しむこともありますが、この「なんでも反対派」の人は、とにかく物事に水を差すのが大好きなのです。まとまりかけた話を壊すことなどは、大の得意技です。

 だからといって、自分にもっといいアイデアがある、というわけでもありません。
「じゃあ、どうしたいんですか?」と聞いても、
「どうしたいっていうのは、とくにないんだけど」とモゴモゴ。
「どこが悪いのか、教えてください」と尋ねても、重箱の隅をつつくような難癖をつけるばかりで、建設的な意見が聞けることは、あまりありません。

冷静に理詰めで反論し返す。まとめ役の下駄を預けるのも手

 こうした人は、リーダーやまとめ役になる人が、気に入らなくて仕方ありません。なぜなら、本当は自分が一番目立ちたい、周りに認められたいと思っているからです。

 けれど、それにふさわしい能力や経験、提案できるほどのアイデアが自分にはないこともわかっています。そこで、「だけど」「でも」と、横から口をはさんで、自分の方に注目を集めようとするのです。

 ささいなわがままから生じている「反対グセ」ですから、本人には、物事の進行を妨げようとか、話をぶち壊そうというような意図はほとんどありません。周りがどんなにうんざりしているか、どれほど無駄な時間を費やすことになっているのかなど、気づくことはないでしょう。

 こういう人の反論は、ちゃんとした理屈になっていないことが多いので、「また反対かよ!」とカッカするよりも、冷静に理詰めで反論し返すと、しぶしぶ黙ります。

 また、理由のない反対には、「じゃあ、私には難しいから、あなたがまとめ役になって」と、いっそのこと預けてしまうのも手。まとめ切れずに投げ出した頃を見計らって、再度話を進めれば、今度は「でも」とは切り出さないでしょう。

集団思考の危険性から、グループを救うこともある

 ただ、このタイプの人が、重要な役割を果たすこともあります。「集団思考」の陥りやすいワナから、グループを救う役目をしてくれるのです。

 結束力が固かったり、仲がいいグループなどで起こりがちなのが、集団思考です。気が合っていて、互いに協力的なために一つの意見に話がまとまりやすく、反対や疑問を言い出しにくい雰囲気になってしまうのです。こうしたグループは、結論を出すまでの時間は早いのですが、どこかに間違いや見落としがあっても、なかなかそれに気づくことができません。

 これを防ぐには、反対意見や疑問を言い出しやすいような雰囲気を作ることが必要です。「なんでも反対する人」は、その役割を担ってくれることになるわけです。

 それに、「込んでるから行きたくない」という難癖につられて調べてみたら、本当にひどい混雑ぶりだとわかり、その観光地はやめてよかった、とあとから安堵(あんど)するなどということも、たまにはあるものです。
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