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うっとうしい気分を変える本 ゆとりと元気を取り戻す心のスパイス81
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生き方・教養
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まえがき

『うっとうしい気分を変える本 ゆとりと元気を取り戻す心のスパイス81』
[著]樺旦純 [発行]PHP研究所


読了目安時間:5分
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 私たちの毎日は、楽しいことばかりではありません。

 仕事や勉強がうまくいかなかったり、誰かのちょっとした言葉で心が傷ついたり、自分で自分に嫌気がさしたりするものです。

 少しぐらいのストレスやトラブルなら乗り越えられるはずなのに、どういうわけかなかなか元気を取り戻せないことがあります。

 これぐらいのことは何でもないはずだ、じきにうまくいくさ、と自分を励ましてみても、思うようにはなりません。だんだん心が重たくなって、すべてが悪いほうへ悪いほうへと向かっているような気がしてしまいます。

 そんなとき、周囲の人たちはみんな楽しそうに見え、充実した毎日を生き生きと送っていて、自分だけが取り残されているように感じるものです。このくらいのことでくよくよ悩んでいるのは自分くらいなものかと思うと、もし誰かが手をさしのべてくれたとしても、素直な気持ちになれません。さらに、そんな自分自身に嫌気がさして、また自分を責めてしまいます。
「こんな私は、どうしようもない人間だ。何の役にも立たないばかりか、人の足手まといになるばかりだ」と。

 そう思い込んでいるうちに、自分が抱え込んだつらさに心ががんじがらめになり、すべてがうっとうしくて何をしても楽しくない、誰の言葉も支えにならない、もうどこにも行き場がない、まるで袋小路に追いつめられてしまうような状況に陥ってしまいます。

 でも、心配しなくていいのです。

 私たちの心は、自分が考えるよりずっと強いものなのです。大切なのはちょっとしたきっかけを自分に与えてやること。そうすれば、重たくなった気分をスーッと軽くすることができるのです。

 それは、決して特別な方法ではありません。日常の生活で、ちょっと考え方を変えてみる、ちょっと視点を変えてみる。そんな簡単な気分転換で、気持ちがぐっと違ってきます。

 あまり無理をせず、ありのままの自分を肯定する。そうしているうちに、悩み、苦しんでいる自分から少しずつ離れることができます。

 悩みや苦しみから距離を置いたりしたら、ますます解決から遠ざかるような気がするかもしれません。悩みや苦しみからは、一刻も早く逃れたいけれども、ただ目をそらしているだけでは逆に不安になるものです。

 しかし、距離を置くということの本当の意味は、問題から逃げだすためではなく、別の視点からながめ直すためなのです。

 悩みを抱え、気分がうっとうしくてすぐれないときは、もうそのことだけで頭がいっぱいになります。そして自分の弱さばかり目につきます。

 でも、こうした思い込みにとらわれてこり固まったままでは、いくら考えても、心がひとつところに止まったままです。

 もはやあなたは、悩みの全体像も、自分の全体像も、正確に見ることはできなくなっているのです。本来は力があるはずの自分をつまらない人間と思っているのは自分だけということに気づけないでいるのです。
「もっとああすべきだ、こうでなくてはいけない」といった理想があるのはいいのですが、理想とのギャップが、知らず知らずのうちにストレスになってしまうものです。

 ふだんなら、自分でも無意識のうちに気分転換をして、考えがこり固まるのを防いでいても、つらいことがあり心が重たくなっているときは、それもままなりません。

 のびのびとした感覚を取り戻し、本来の自分に戻るために、自分が一体どうしたいのか、望んでいるものは何なのか、もう一度整理してみましょう。

 重たくなった心がスーッと軽くなる人とならない人との違いは、ほんのわずかなものです。表面から見ただけではその違いはわかりませんし、自分自身でもふだん気がつかないことばかりです。

 ですから、ちょっとだけ自分で意識して、心が軽くなる考え方を身につけてみましょう。

 もちろん、心がスーッと軽くなったからといって、悩みや問題がすべて解決し、バラ色の人生が始まるわけではありません。

 本書では、悩みや問題を少しずつ自分の力で解決し、よりよい方向に向かって生きていくためのエネルギーとなる、落ち込んだ心にピリッとカツを入れてくれるような、いわば“心のスパイス”を皆さんのためにご用意いたしました。

 つらいこと、悲しいこと、苦しいこと。実はこれらはすべて、自分自身のプラスになる、きわめて大切な意味をもっているのです。

 心がスーッと軽くなったら、背負っている荷物はそのままなのに、不思議に重さもあまり気にならなくなります。

 自分ひとり苦しんでいるつもりだったのが、周囲にはたくさんの仲間がいることにも気づき、まわりの風景を楽しむ心のゆとりも生まれてきます。

 楽しいことばかりの人生などありえないように、つらいことばかりの人生もありません。

 自分を大切にしているうちに、いつしか周囲の人々や自分の置かれた環境を大切に思える気持ちも湧いてくるものです。

 あなたの中には、まだまだたくさんの可能性が眠っています。心を軽くして、その可能性をますます呼び覚ましてください。

二〇〇一年 六月
樺 旦純
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