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大人になる前に身につけてほしいこと
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生き方・教養
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まえがき

『大人になる前に身につけてほしいこと』
[著]坂東眞理子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 大人になんかなりたくない……と思っている人が多いようです。日本人は子どもには寛容(かんよう)で、未熟でも温かく見守りますが、年を重ねると「大人なのにそんなことも知らないのか、こんなこともできないのか」と批判されます。

 仕事をするのも大変そう、結婚(けっこん)して家庭を持つと自由がなくなる、子どもを持つのは責任が重い、と思っている人もいるでしょう。

 女性の場合はとくに「初々(ういうい)しい」「若々しい」ほうが美しく魅力(みりょく)的だと思われるので、「大人の女性」なんかになりたくないと考えがちです。

 でも、どんなに大人になるのが気がすすまなくても、人は年を重ねていきます。「大人になりたくない」「大人になることを拒否(きょひ)する」と言っていても、時間の流れをとめることはできません。

 必ず年をとり、大人にならねばならないのですから、美しく年を重ね、魅力(みりょく)的な大人になるようにしたほうがいいと思います。

 たしかに年をとると若さや(はだ)のみずみずしさは失われていきます。しかし、若いときには知らなかったことを知り、気になっていたことに苦しまなくなり、経験をつみ、そして経済的に自立できます。なによりすてきなのは、家族や友人を助ける力、愛する力を持つようになることです。

 年をとることで、よきものを失うだけでなく、ぜひ、そうした「よき力」を獲得(かくとく)していってほしいと思います。「よき力」とは、周囲の人を助ける知識やスキル(技能)も大事ですが、なによりも家族や友人や周囲の人を愛する力を持つことです。

 助けてもらおう、愛してもらおうと願うだけでなく、自分で助けてあげることはないかを考え、たくさんの人を好きになり、たくさんの人のファンになりましょう。

 自分の容貌(ようぼう)やスタイル、性格、才能などが気に入らなくて人生をリセットしたくなるかもしれません。私も高校生のころ、目がぱっちりしていない平凡(へいぼん)な顔の女の子(すなわち私)は、どれだけ努力しても、愛されないのではないかと思ったことがありました。いじわるな友人や自分を軽視・敵視している人がいなくなればよいと思ったときもありました。

 しかし、人生はゲームと(ちが)って、リセットしてもう一度はじめからやりなおしたり、生まれ変わったりすることはできません。自分の思うとおりに他人を動かすこともできません。

 でも、あまりさえない人でも、本人がしっかり意識して「育ちのよい人のように(ヽヽヽヽ)ふるまおう」「心の温かい人のように(ヽヽヽヽ)言葉をかけよう」と努めていると、人のいいところを発見して、そこから学ぶことができます。

 いろんな人の「いいところ」を学んで、「のように(ヽヽヽヽ)」ふるまっていると、すてきな「大人」になれます。

 この本では、これから大人になる人たちにぜひ伝えておきたいことを書き連ねました。私が中学生や高校生のときには気がつかなかったけれど、いまになってみると本当はこうだった……と気がついたことを書きました。

 ぜひ、みなさんがこの全部か一部を参考にして、すてきな「大人」になってほしいと思います。

坂東眞理子(ばんどうまりこ)
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