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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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自分を好きになる本
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生き方・教養
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第5章 悩みと上手につきあう

『自分を好きになる本』
[著]高木裕樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:38分
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  気持ちが楽になるためのコツ

 

 人は誰もが、自己中心にものごとを考えます。その反面、わがままにふるまうのはよくない、とも思っています。親や学校の先生から「わがままをいわないで、いうことをききなさい」といわれたことのない人はおそらくいないでしょう。でも、わがままはそんなに悪いことなのでしょうか。

 精神科医の斎藤茂太先生は「わがままや自己中心性、自我(エゴ)といった感情は、わたしたちが生きていくうえで、とても大切なものである」といっています。たとえば、自ら起業し、発展させてきた創業社長などは、試練に強く、どんな逆境にあっても這い上がってくるほどのエネルギーをもっていると同時に、わがままなところもあわせもっているように思います。
「わがまま」とは、もともとは仏教のことばです。
「あるがままの我であること。あるがままの自然な姿でいること」を意味するようです。人である以上、誰でも怒ることもあります。けっして悪いことではない、自然な感情です。また怒ることはストレス発散となります。いけないのは怒りの感情を抑え込んでしまうことです。そこにストレスが加わって、しらずしらずのうちにこころを病んでしまうこともあります。

 どんな感情も悪い感情はひとつとしてありません。怒りの感情もけっして悪いものではないのです。

 怒りは、こころのなかでは抑えきれずに外へ出たがっているのです。怒っている自分を認めて、さらにこころのなかにある感情をことばで表現し相手に伝えてみてください。こころがスーッと軽くなるはずです。

 また、気持ちがつらくなったりしたときであっても大丈夫です。むりに明るくふるまうことはありません。自分のなかにある、つらい気持ちをありのままに受け入れ、自分の気持ちに素直になってみましょう。ときには落ち込んでも、つらい顔をしてもいいのです。そして、回復するまで静かに待つことが大切です。台風が過ぎ去るのを家のなかでじっと待つように。

 楽に生きるコツは、三つの「しない」を実践することです。

 「がまんしない」

 「むりをしない」

 「自分をよく見せようとしない」

 素直に自分を表現し、豊かな人間関係を築きましょう。



  こころの柔軟性を身につける方法

 

 人間関係や仕事のつらさの多くに、適応できないということがあります。
「適応力がないから、あの人とはうまくやっていけない」「この仕事に適性がない」といった思い込みです。

 ある人から、朝起きて職場に行くのがつらいと訴えられました。話を聴くと「自分は職場の人たちから受け入れてもらっていない、うまくやっていく自信がない」と感じているようです。だから、職場に行くのがつらいと。だからこの現実から逃げ出してしまいたくなるのです。このような情態は、こころにゆとりがなく、適応力が失われている証拠です。つまりこころがかたくなってしまい、こころのしなやかさ、柔軟性がかけてしまっているのです。運動不足でからだがかたくなってしまうように、「こころの硬化症」になっているのです。つまり、「こころの老化現象」ともいえます。

 転職をくり返す人、離婚再婚をくり返す人、つきあっている友人がしょっちゅう変わる人、何かに熱中したと思うとすぐにさめる、飽きっぽい人は、この傾向があります。

 人生は、気づいたときからいつからでも再スタートすることができます。こころの老化現象を感じたら、努めてこころの柔軟性を高めるように努力しましょう。

 では、どうしたらよいのでしょうか。ヒントは物の見方、考え方の視点を変えることです。つまり、自分とは考え方の違った人の意見を受け入れること、人を受け入れられるだけのゆとりをこころにもつことです。ゆとりをもつためには、自分が楽しめる時間をもつことです。陶芸であれ、絵画であれ、ガーデニングであれ、釣りであれ自分が楽しむ時間を積極的につくることです。そうしていくと、こころがやわらかくなり、物事に適応する柔軟性が身についてくるのです。

 何よりも、自分の人生を楽しみながら、感謝して生きることが大切です。楽しみながら、こころの柔軟体操をしてしなやかなこころを養ってまいりましょう。



  一人の時間をつくる

 

 現代社会は、毎日めまぐるしく変化しています。あまりにも忙しくしているために、こころに余裕がなく「一人になれる時間がない」という悩みをもっている人が急増しています。今の時代、一人になれ、ゆっくりできるのは、トイレに入っているときか、お風呂に入っているときぐらいでしょうか。「仕事に追われて、日々忙しい」「毎日、時間に追われている」まさに、忙しすぎる現代人にとっての最大のストレスの源です。今もっとも必要なことは、一人になる時間をつくることです。一人になる時間をもつ」ことが、こころに蓄積されてしまっているストレスを軽くしてくれるのです。一人の時間こそが、あなたをリフレッシュすることができ、生活にハリを与えてくれます。多くのビジネスマンは、スケジュールに合わせ、ただ一日中忙しく飛び回っているにすぎないのではないでしょうか。疲れたこころを癒すには一人になる時間をつくり、静かに物事を考えることです。意識的に、一日一度は、一人になる時間をわずかでもとれるように、意識することが大切です。そうすることによって、自分を見失うことなく歩むことができます。

 一人の時間は、仕事から、人から、時間から追いかけられることを解放します。

 一人の時間をすごすことのできない人は、仕事人間で趣味がなかったりするケースが多いのです。こころの体力づくりは、「一人の時間」をもつことが鍵です。意識的に一人になる時間をもつことです。あなたのこころもリフレッシュすることができます。



  豊かなコミュニケーションの秘訣

 

 今、親子、夫婦、友人とのコミュニケーションがないこと、とれないことが問題となっています。たとえば、ある凶悪犯罪の死刑判決を受けた男の部屋は、ビデオテープで窓が埋め尽くされ、狭く閉鎖的で、何をしているのかわからないような密室であったと報じられていました。少女監禁事件の犯人の部屋も、家の二階の部屋のカーテンを閉め切っていて、外と一切遮断していた密室でした。酒鬼薔薇と名乗った少年も、自分の部屋は天井裏に何かを隠しておいたりできる密室状態でした。つまり、共通してこのようなことがおきる背景には、他人とのコミュニケーションがまったくない状態があったわけです。家族のコミュニケーションがないというのは、大変危険なことです。とくに、子どもは親とのコミュニケーションのとり方しだいで、価値観が確かなものになっていくかどうかが決まります。子どもは、親との関係を通して、自分の価値観を構築し、どのように行動したらよいのかを学んでいくのです。

 では、具体的にどうこころがけていけばよいのか。

 現代社会は、模範となるはずのお父さんも家にいないことが多い。おじいちゃん、おばあちゃんもいない。
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