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「いま」を10倍愉しむ思考法則 ビジネス・人間関係に役立つヒント
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生き方・教養
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22 本当に必要なのはほんのわずかなこと

『「いま」を10倍愉しむ思考法則 ビジネス・人間関係に役立つヒント』
[著]川北義則 [発行]PHP研究所


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 ゴルフの神様といわれるベン・ホーガンの伝記がある。そこには貧しい鍛冶屋の子に生まれ、父親の自殺を目撃するという異様な体験を経て、全米オープン四勝、マスターズ二勝など輝かしい戦績をあげたホーガンの人生が書かれてある。ホーガンの人生は苦難と栄光の繰り返しで、まさに波瀾万丈だが、そこにはゴルフに限らない人生への知恵がちりばめられている。

 とくにすごいと思うのは、一度頂点を極めた後に、大きな交通事故でほとんど再起不能に近い重傷を負ったにもかかわらず、そこから不死鳥のように蘇ったことだ。しかも生涯の記録の主なものは事故後のものなのである。そのホーガンがゴルフに関して、自分が得た結論として次のようなことをいっているのが興味深い。
「いいゴルフをするのに本当に必要なことは、ほんのわずかな正しい基本動作をきちんと行なうことである。それ以上のものはいらない」

 人生も同じなのではないかと思う。人間が生きていくために必要なものは、ほんのわずかでいいのである。人間は欲があるから「あれもほしい」「これもほしい」と考える。それが行動の原動力になることもあるから一概に否定するつもりはないが、もう少しそうした側面にも目を向けていいように思う。

 マレーシアに進出した自社工場の面倒を見るため一年半ほど現地で暮らしたビジネスマンが帰国した。早速、歓迎のゴルフ会が開かれた。その日は平日だった。みんなとゴルフをしながら彼が思い出したのは現地でのことだった。

 マレーシアのゴルフ場で平日ゴルフをしていたのは日本人だけだった。日本ではそれが当たり前のようになっている。それでいて同僚や先輩たちがふた言目には「不況だ、不況だ」と嘆いている。平日にゴルフができる身分の有り難さを少しも理解していない。なんと日本人は贅沢に慣れてしまったのだろうと思ったというのだ。

 昔から「起きて半畳、寝て一畳」という。人間は畳一枚分の空間があれば生きていくのに困らないということだ。清貧の思想というのを私は好まないが、自分が恵まれた境遇にありながら、それを正しく認識できないのも困る。

 老後の生活設計で悩んでいる人がいる。「あと何年生きるといくらかかる」といった計算をして「足りない」といって心配しているのだ。保険会社などもかなり高額な老後必要資金をはじき出している。だがそれはいままでの、モノに囲まれた生活を前提にしたもので、シンプルライフを心がけるつもりなら何の不足もないのではないか。
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