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(2021/11/26 追記)

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医者いらずの「にんじんジュース」健康法
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くらし
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第1章 「にんじんジュース」はなぜ体にいいのか

『医者いらずの「にんじんジュース」健康法』
[著]石原結實 [発行]PHP研究所


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ビタミンとは?


「にんじんジュース」の効能を説明する前に、まず、ビタミンやミネラルの概要について説明いたしましょう。

 ビタミンとは「体外から摂取する食品成分のうち、主要栄養素であるタンパク質、炭水化物(糖分)、脂質、無機物(ミネラル)および水以外の、動物の正常な発育と栄養を保つのに不可欠な微量の有機物を総称する。生体のエネルギー源になるのではなく、代謝に関与するが、ホルモンと異なり、原則として体内で合成されない。外からの摂取が減少すると欠乏症状を起こす。多くのビタミンは、各種の補酵素として生体反応に関与する」(『南山堂医学大辞典』)というのが定義です。

ビタミン発見の歴史

 一八九七年、オランダ領ジャワのオランダ人監獄医・アイクマン博士は、白米のみをニワトリに食べさせることによって白米病、つまり病理学的にいうと多発性神経炎(運動神経が冒され、歩けなくなる。脚気)にかからせることに成功し、同時に、米(ぬか)を与えることで治せることも発見しました。この時アイクマン博士は、米糠の中に、白米による中毒を治す物質が含まれると信じていましたが、一九〇九年、アイクマン博士の弟子であったグリジンス博士は、「白米以外の精製でんぷんを与えてもニワトリは白米病にかかる」ことを実験で証明し、白米病の原因は未知栄養素の欠乏ではないか、という結論に至ったのでした。ちょうどその頃、イギリスのケンブリッジ大学のホプキンス博士も「食物の中には、タンパク質、脂肪、糖、ミネラル以外にも、栄養上必要な未知の物質が含まれているのではないか」ということを数々の実験で確かめ、主張していました。

 その頃(一九〇六年)、日本でも鈴木梅太郎博士が、「日本人の体格が悪いのは、主食の白米のタンパク質不足が原因ではないか」と思い、白米のタンパク質に関する研究を始めていました。まず、精製でんぷん、精製馬肉粉末、ラードなど、できる限り純粋に精製された栄養素で動物を育て、その成長具合を比べることにより、各食物の中のタンパク質の優劣をみるというものでした。しかし、実験を始めると、こうした精製食物のみでは、動物は全く育たず栄養失調で死んでしまうことがわかったのです。途方に暮れているとき、この精製食品に、米糠からアルコールで浸出させた物質を加えてみたところ、動物が完全に成長していくことを発見し、タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラルの他に、動物の生命、健康、成長にとって、必須の栄養素があるとの考えをもつようになりました。

 そこで、糠のアルコール浸出物を精製して粉末にし、Oryzanin(オリザニン)と命名。これはイネの学名であるOryza sativa L.のoryzaに(ちな)んでつけられたもので、この成果をまとめて、一九一〇年に学会で発表しました。

 ロンドンのリスター研究所にいたポーランド人のフンク博士は、米糠から白米病に有効な物質を抽出し、一九一二年、これを結晶化することに成功。
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