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医者いらずの「にんじんジュース」健康法
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くらし
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第3章 「炎症」を癒すにんじんジュース

『医者いらずの「にんじんジュース」健康法』
[著]石原結實 [発行]PHP研究所


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炎症とは



 炎症(inflammation)とは、発熱や熱感をなす病変の総称です。flameは炎の意味で、医学の祖ヒポクラテスは「人体に備わった自然治癒力により、病的物質を燃焼し料理する過程である」と述べています。

 ローマのセルズスは、紀元二五年頃「炎症とは発赤、腫れ、痛み、発熱を伴う病変である」と記載していますが、これは「炎症の四徴」といわれ、今でも急性炎症の症状として十分に通用します。

 この炎症を現代医学的にいうと「生体に何らかの刺激が加わることによって、刺激を受けた局所が傷害を受ける。すると傷害を受けた組織が傷害の原因を除去して、損傷を修復しようとしている反応の様子が、上記の症状となって表われてくる」となります。

 生体に刺激を与えるものとしては、

 物理的因子(傷、打撲などの機械的傷害、熱、寒冷、放射線、紫外線など)

 化学的因子(酸、アルカリ、薬剤など)

 病原菌(細菌、ウイルス、真菌、原虫など)

 抗原・抗体反応により生じた物質(アレルギー反応、自己免疫性疾患など)

 があります。

 たとえば、皮膚に対して、ひっかいたり、火傷しても、硫酸をかけても、細菌感染が起こっても、じんましんなどのアレルギー反応によっても、皮膚は、赤く腫れて痛みを伴い、熱が出る──つまり、原因は何であれ、起こった結果(炎症)は同じ状態ということになります。

 肺炎、気管支炎、腎炎、肝炎など、「炎」のつく病気はすべて「炎症」性疾患ですが、その原因として一番多いのが、の病原菌によるものです。

 炎症が起こると、生体は白血球を中心とする免疫力が炎症を治そうとするので、血液中の白血球が増加してくるわけです。

 ただ、よく考えてみると、バイ菌は、ドブ川、(こえ)(ふん))だめ、ゴミため、死体……などにはウヨウヨしていますが、小川のせせらぎや南海のコバルトブルーの海の中にはほとんど存在しません。なぜなら、バイ菌は、この地球上の不要物、余剰物、死物などを分解して土に戻す働きを使命にして存在するからです。ということは、人間の体の中で、肺炎、気管支炎、肝炎、膀胱炎……などの「炎症」が起こるのは、体内、血液内が汚れているということに他ならないわけです。

 そこで漢方では、こうした炎症疾患には、まず根湯(かつこんとう)を処方します。の根、麻黄(まおう)、ショウガ、ナツメ、桂皮(けいひ)(ニッキ)などから成る根湯は、体を温め、発汗させて血液の汚れを浄化し、バイ菌が入ってくる必要のない状態をつくる薬です。

 日本酒の熱燗(あつかん)に卵黄を入れてつくる卵酒、ヨーロッパのレモンウイスキー(ウイスキーのお湯割りにレモンをしぼる)、赤ワインの熱燗など、民間療法薬は、すべて体を温める作用があります。

 白血球も、元来は体内の老廃物を貪食(どんしよく)処理するために存在する血球です。そのため、食べすぎ、運動不足、冷えなどで、体内に老廃物がたまりすぎ、白血球だけでは老廃物の処理ができなくなった時に、バイ菌の力を借りて老廃物を燃焼している様子が「炎症」と考えてよいのです。「炎症」に食欲不振はつきものですが、食欲を抑え、「老廃物」生成の最大の原因をなくそうとするのが「食欲不振」なのです。そのため、炎症が起きて食欲がない時に、「体力をつけるため」と称して、無理して食べることは逆療法になります。

 つまり、日頃、腹八分にしておけば、体内の老廃物もできにくく、炎症にもかからずにすむわけです。

 さらに、習慣的に、ウォーキングをはじめとする運動、入浴などにより、体を温めて発汗させ、老廃物をあらかじめ捨てておけば、炎症を起こしにくいということになります。

 ともかく、炎症の予防、治療には、白血球の働きを強める必要があります。
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