読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1272777
0
細川幽斎の経営学 価値観大転換時代を生き抜く知恵
2
0
0
0
0
0
0
ビジネス
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
10 自己革新に努力

『細川幽斎の経営学 価値観大転換時代を生き抜く知恵』
[著]童門冬二 [発行]PHP研究所


読了目安時間:6分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ

危機克服はチエとユーモア


「なに」


 公家たちは思わず顔を見合わせた。しかしすぐ幽斎のいった句は、幽斎なりの、

「何にでもつく下の句」


 だと気がついた。公家たちはこもごも、自分たちの頭の中で思い浮かぶ上の句に幽斎の下の句をつけてみた。

「大江山 行くのの道の遠ければ それにつけても金のほしさよ」

「箱根路を わが越えくれば伊豆の海や それにつけても金のほしさよ」

「名にし負はばいざ言問はむ都鳥 それにつけても金のほしさよ」

「都にて月をあはれと思ひしは それにつけても金のほしさよ」

「年たけて また越ゆべしと思ひきや それにつけても金のほしさよ」


 試みているうちに公家たちは笑い出した。いちように、

(このほうが現実味がある)


 と思いはじめたからである。みんないっせいに笑った。そして、

「という歌はむかしなりけり」


 という下の句をつくった公家の顔をみた。その公家も頭の中でいくつか思い浮かべた歌に、幽斎の下の句をつけていた。そしてニヤリと笑った。こういった。

「まいった。幽斎殿の下の句のほうが、確かに現実味がある。降参だ」

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:2514文字/本文:2969文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次