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(2021/11/26 追記)

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世界のトップリーダーに学ぶ 一流の「偏愛」力
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ビジネス
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第4章 トップリーダーに学ぶ 「感性」を高める14の習慣

『世界のトップリーダーに学ぶ 一流の「偏愛」力』
[著]谷本有香 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:39分
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トップリーダーは「感性を刺激する」ことを習慣化している

 

私がお会いしてきた3000人におよぶリーダーのなかで、今も第一線で活躍されている「成功者」はほんのひと握りです。その成功者たちは、総じて「好きなこと」を軸に、社会的インパクトのある仕事を生み出し続けています。


 

人によってテーマはさまざまです。「文章を仕事にしたい」「アニメ好きを仕事にしたい」「手作り×かわいいを仕事にしたい」「世の中の渋滞を解消したい」「都会のど真ん中に憩いの空間を演出したい」「マイナースポーツで地域貢献したい」「点字をオシャレに見せたい」などなど、他の人にはマネできない、偏愛性の高いものであればあるほど、それに共感する仲間が集まり、新たな仕事や信頼という価値が生まれます。

「好きなこと」が見つかれば、どのように他者貢献していくかも自然と見えてきます。だからまずは「好きなこと」に気づいたり、新しく興味を持ったりする習慣をつけることが大切です。


 

それは、「感性」を刺激する習慣ともいえます。

感性が鋭くなればそれだけ、自分の感情に敏感になり、自分の素直な気持ちに気づくことができます。また、新しい情報をキャッチしやすくなるので、新たな興味を発掘してビジネス・アイデンティティの幅を広げるのにも役立ちます。

感性とは意識しないと、日常の慌ただしさにもまれて擦り切れてしまうものです。そうならないように、「感性を刺激する習慣」を取り入れてビジネス・アイデンティティを身につけてほしいと思います。


 

では、具体的にどのような生活習慣を送ればいいのか。

気軽にできて効果的な生活習慣を少しでも知るために、私はリーダーの方々にお会いするたびに、幼少の体験談から現在の生活習慣に至るまで、さまざまなことをお聞きしてきました。

すると、ビジネス・アイデンティティを持つリーダーは、大きく三つのポイントを普段の生活習慣のなかでちゃんと実践し、新しい体験や考えに触れることで、自分のやりたいことや方向性を明確にしていることが見えてきたのです。

それをまとめたのが、本章で紹介する14の習慣です。これらの習慣は大きく三つに分けられます。


 

Ⅰ 新しい体験をする

Ⅱ 創造ライフを取り入れる

Ⅲ 人に会う・コミュニティに参加する


 

さまざまな経験をくり返し、さまざまな考えに触れることで、自分が本当に好きなことや、やりたいことは見つかります。たくさんの音楽を聴かないと自分の好きな音楽がわからなかったり、たくさんのスポーツを体験してみないと自分の得意なスポーツ、熱中できるスポーツがわからなかったりするのと同じです。

また、いろいろな人との出会いを重ねることで、自分の「強み」もより明確に見えてくるので、何をしたいかを考える一助となります。


 

どれも難しいことではありませんし、何歳になってもあなたのビジネス・アイデンティティは得られます。また、一気にすべてやろうとする必要もありません。

まずはⅠから始めて、徐々にⅡ、Ⅲと生活習慣に取り入れることで、自分の好きなことが明確になり、「核」となるビジネス・アイデンティティが自然と身についていきます。

すでにビジネス・アイデンティティを持っている人も、自分自身をつねにアップデートするために続けるといいでしょう。他にやりたいことはないか、新しいイメージはないかと、つねに正しい方向に軌道修正していくことができます。


 

第3章では、私たちの感性を鈍化させる「過去の常識」から、うまく脱出するためのアドバイスをお伝えしました。

第4章では、具体的にどのような習慣が効果的なのか、実践しているトップリーダーたちの話も交えて紹介していきたいと思います。まずは実践しやすいものからやってみましょう。


 


Ⅰ 新しい体験をする

 

習慣1 自分の考えと「違う」意見をあえて言ってみる

 

日々の仕事で新たな刺激を受け続けるのは、簡単なことではありません。

でも、ちょっとした工夫で自然と取り入れられる方法がひとつだけあります。それは、会議や打ち合わせの場で「自分の考えを疑う」習慣を持つことです。

自分の意見を正しいと信じて突き進むカリスマタイプのリーダーに比べ、同級生タイプのリーダーは口々に「自分が正しいかどうかわからない」といいます。自信がないわけでは決してなく、「自分と違うものに触れる機会」を積極的に取り入れる習慣があるからです。

違う意見に触れると、脳の普段使わない部分が覚醒し、それ自体が新しい体験として感性が刺激されます。また多様性に触れることで、自分のアイデンティティを微修正したり、より強化したりすることにも役立ちます。


 

具体的な場面をイメージしてみましょう。たとえばA~Cのプランのうち、自分はBを推しています。しかしそこであえて異なる意見を口に出してみます。


 

自分「AやBよりCのほうがいいかな?(本当はBがいいと思いつつ)」

同僚「そうだね、Cがいいと思う」

自分「(そうなんだ!)ちなみに、どうしてCがいいと思うの?」


 

このように、もし自分と違う意見がいいと言う人がいたら、その理由を聞いてみます。一方、自分と同じようにBがいいと言われたときも、やはりその理由を尋ねてみると、自分と違った視点でよさを語ってくれるかもしれません。


 

自分「AやBよりCのほうがいいかな?(本当はBがいいと思いつつ)」

同僚「いや、私はBがいいと思うよ」

自分「(おっ、一緒だ!)どうして?」

同僚「だってBならこんなこともできるじゃない!」

自分「そっか、それは考えなかった!(なるほど、そんな視点が!)」


 

若手経営者として注目を集めるナイル株式会社の代表取締役社長、高橋飛翔(たか はし ひ しょう)さんは、若手社員に考える力をつけるために、あえて議論の場で自分の意見と違う発言をしたり、既定路線や無難な状況を一度「ぐしゃぐしゃ」にしたりすることで、彼らの柔軟な発想を拾い上げているそうです。つまり、「考える」ことを習慣化するためのひと工夫をすることで、より深い議論やアイデアに到達できるのです。

こうして「自分の考えを疑う習慣」を持つことで、自分にはなかった新しい発見を気軽に得られます。過去の常識に縛られがちな感性を刺激して、もっともっと自分に敏感になりましょう。


 

習慣2 小さな失敗体験を7回以上くり返す

 

「成功するまで失敗しろ」などと言われることがありますが、いったい失敗をどれだけくり返せば成功するのか、最近の研究によって明らかになってきました。

失敗体験は7回くり返すと、成功する確率が一気に上がるのです。

これはシンギュラリティ大学の創設者の一人、サリム・イスマイル氏が提唱するじつに興味深い発見です。シンギュラリティ大学は2008年にシリコンバレーのNASAリサーチパーク内に設立された、世界最高峰のイノベーター育成機関です。世界的に著名な科学者や経営者が教授陣を務め、世界にイノベーションを起こす方法や「成功するための条件」などを真剣に議論しています。

そこから導き出された成功の条件が「7回以上の失敗をすること」だったのです。


 

また、先日お話を伺ったMITメディアラボの所長、伊藤穣一さんもイノベーションを起こすためにはという質問に対し、「あきらめないこと」「やり続けること」と答えていらっしゃいました。

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