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入社3年目までに絶対に知っておきたいこと
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いくつもの「意思決定」が私たちの人生を決めている

『入社3年目までに絶対に知っておきたいこと』
[著]森川友義 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


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この本において最初に知ってもらいたい言葉は「意思決定」です。

ビジネスパーソンとして会社で仕事をしている以上、成功も失敗も最終的には自分がすべてを決めているという事実、成功も失敗も、自分の選択の「結果」として正直に向き合わなければならないというお話をします。


 

生きることは「意思決定」の連続である

 

私たちは毎日、さまざまな意思決定を行っています。「意思決定」という仰々しい言葉を使っていますが、いつトイレに行くとか、何を夕ご飯のおかずにするとか、帰宅してどのテレビ番組を観ようかといった日常的なものも意思決定の範疇ですし、大学卒業後どの会社に勤めるのか、会社からどのくらいの距離にあるいくらの家賃のアパートに住むのか、誰と結婚するのか、老後は何をして過ごすのかといったことを決めるのも意思決定のなかに含まれます。

とにかく毎日、自分の意思によって、行動を選択しているのです。

でも、この意思決定、難しい場面が多々あります。お昼ご飯を何にしようかということでも、たいへん迷うのですから、人生をかけた大きな意思決定はとくに難しいものです。


 

たとえば、人生の最大の分岐点は、


 

① どの大学に行くのか?

② どの会社に勤めるのか?

③ 誰と結婚するのか?


 

の3つです。


 

どの大学を受けるのか(第一志望に不合格になったときに浪人するかどうか)、どの会社に就職するのか(それほど行きたいとも思わない会社にのみ内定が出たときはどうするのか)、誰と結婚するのか(猛烈に好きではないけれど、自分のことを好きでいてくれている人と結婚すべきか)は重要な意思決定となります。


 

これらがたいへん重要であることは、これからの人生で、

「大学はどちらへ?」

「お勤めはどちらですか?」

「ご結婚は?」

というふうに何度となく繰り返し訊かれる質問であることからも理解できます。こういう価値観は古いと思われるかもしれませんが、現実として、何度も聞かれます。覚悟してください。


 

1つ目の分岐点である大学受験はとうの昔に過ぎ去りました。その大学に入学し、卒業したことに後悔はありませんか? もし自分が最高と思った大学に合格したのならば後悔はないでしょうが、もしかしたら、さらに偏差値が上の大学を受験すれば合格できたと思っていたりしませんか?

2つ目の分岐点である就職活動も同じです。履歴書のなかで何をアピールするのか、エントリーシートに何を書くかといった基本的なことから、面接でどんなことをしゃべるのかに至るまで、一つひとつが「意思決定」と考えることができます。その結果として、内定が出たり出なかったり……。

三大分岐点の最後は「結婚」です。ほとんどの読者は、結婚はまだでしょう。現在の平均初婚年齢は男性が31歳、女性が30歳ですからね。誰を好きになり、誰と結婚をするのかは重要な意思決定です。


 

ときには不完全情報下でも意思決定をしなければならない

 

就職当時、一番人気の銀行に就職したつもりが、途中で他行との合併で冷や飯を食わされることになったり、最高の条件と思って選んだ夫が会社を辞めて冒険家を目指しだしてしまったり。実は、将来のことは原則、不明です。情報はつねに不確実、不完全です。でも、そのなかで意思決定しなければならないのが人生の難しいところです。これは、会社の経営判断でもまったく同じです。


 

意思決定をするときに情報が100%ある場合を「完全情報」があると言います。完全情報がある場合には、意思決定が比較的容易です。


 

たとえば、100%の確率で2万円手に入るのと、100%の確率で10万円手に入るといった二者択一では、誰でも迷うことなく後者を選ぶことができます。

ところが不完全情報になると、難しい選択になります。たとえば、次のような4つの選択肢のうち、あなたはどれを選びますか?


 

A:100%の確率で、1万円もらえる。

B:50%の確率で、3万円もらえる。(残りの50%は何ももらえない)

C:10%の確率で、20万円もらえる。(残りの90%は何ももらえない)

D:1%の確率で、300万円もらえる。(残りの99%は何ももらえない)


 

大学の授業で、このような問いをすると、過半数の人たちは選択肢Aを選びます。学生にとって1万円は大金ですから、無理からぬところです。しかし、確率的に正しい判断かどうかと言えば、正しいとは言えません。

確かにAは確実に1万円が「期待」できますが、Bの場合には、1・5万円(3万円×50%)、Cの場合には、2万円(20万円×10%)、Dの場合には、3万円(300万円×1%)が期待値となります。したがって、期待値が最も大きいDを選ぶのが合理的な判断となります。でも、Dを選ぶには勇気がいるでしょう。


 

ビジネスパーソンである以上、100%確実な選択肢をとるだけでなく、ときには10%の確率、1%の確率にも果敢に挑戦してみる必要性が出てきます。

問題は、それがいつなのか?

選択肢Dを選んで失敗してしまったときにどうするのか?

しっかり考えて行動しないと、大きく道を踏み外すことになります。

また、つねに100%1万円の安全確実の選択肢を選び続けることにより、大きな道を踏み外す可能性がある事実も忘れてはなりません。

安全だからといって正しい選択とは限らないのです。

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