読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/9/29 UP)

犬耳書店は、姉妹店のRenta!(レンタ)へ統合いたします。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-1
kiji
0
1
1273877
0
いつでも「最良」を選べる人になる 後悔しない「選び方」のレッスン
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『いつでも「最良」を選べる人になる 後悔しない「選び方」のレッスン』
[著]杉浦莉起 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:12分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ

人生は選択の連続である。

ウィリアム・シェイクスピア

(劇作家)


 


突然ですが、

次のページからお伝えする2つのシーンを、

少し想像してみてください。


 


SCENE1 「お悩みさん」の、あるいつもの平日の朝


 

いつもと同じ時間に起きたら、小雨がしとしとと降っていました。

面倒だなぁ……雨だから、バスが遅れるかも。今日は20分ぐらい早く家を出るほうがいいかな? いやいや、小雨だから、いつもどおりの時間で大丈夫かしら?

とにもかくにも、今日はいろいろ時間がかかりそうだから、いつもの朝のストレッチをやめて、急いで出かける準備をしなきゃ。

朝ごはんはどうしようかな。パンと野菜ジュース?でも、卵も食べたい。それともフルーツだけのほうがいいかな?

ヘアスタイルは髪が広がらないようにアップにしようかな。でも、今日は夜に食事に行く約束があるから、顔が小さく見えるダウンスタイルにしようか?

今日の靴は何をはこう?長靴?それとも合皮の靴ぐらいでいいかな。

あれこれ迷いながら、刻々と家を出る時間が迫っています……。


 


SCENE2 「選び上手さん」の、あるいつもの平日の朝


 

いつもと同じ時間に起きたら、小雨がしとしとと降っていました。


 

この程度の雨だったら、電車もバスも、いつもどおりの時間に家を出れば、何も支障はなさそうね。さあ、いつもの朝のストレッチを開始!

さて、朝ごはんは、フルーツを切る手間が面倒だから、今日は手早くパンと野菜ジュースにしてしまおう。

夜は食事に行く約束があるから、少しフェミニンにしたいな。うん、髪をおろして、サイドアップスタイルでいこう。

雨の日だから、シワになりにくいワンピースにして、雨用パンプスをチョイス。

さあ、鏡で最終チェックもOK。

今日も夜まで楽しみな、ワクワクの1日になりそう♪


 


いかがでしょうか?

このように、どんな日の、どの瞬間にも、「選ぶ」という行為がたくさん生じています。

冒頭の2つのシーンでは、「お悩みさん」と「選び上手さん」の朝を比較しました。

どれを選ぶかで、その日を心地よく、楽しく、充実した1日にもでき、反対に、何か後悔が残る日、何でもない、つまらない1日にもできます。すべては、自分が主導権を握って、どの選択肢を選んだかによって決まります。

また、ひとつの選択が、次の選択を促し、さらにその次の選択につながっていることにお気づきでしょうか。

何を食べるか、何を着るか、どんな道を歩くか。何を話し、誰と過ごすか。上司にいつ報告するか、チームで何時にミーティングをもつのか……毎日起きる日々の岐路は、「選ぶ」の繰り返しです。

こういった毎日の小さな岐路だけではありません。人生の中の大きな岐路である、進学、就職、転職、退職、結婚、出産、離婚、再婚、引っ越し、死に方まで(!)、わたしたちは、選ばなければなりません。

当然、たった1回の選んだ結果が人生を変えることもあります

たとえば就職や結婚などのライフイベントは、その後の人生に大きな影響を与える選ぶタイミングです。

冒頭のシェイクスピアの言葉が示すとおり、わたしたちの人生は、小さな選択から大きな選択まで「連続した選択の結果」でつくられているのです。

とするならば、毎日のちょっとした選ぶ機会も、人生に影響する大きな選ぶ機会にも、少し意識を変えて選んでみたら?

もしかしたら、それだけで、毎日の気持ちや過ごす時間、人生そのものが、大きく変わるかもしれません。


 

はじめまして。杉浦莉起(り た)と申します。わたしは現在、企業での研修を始め、企業のダイバーシティ/女性活躍推進のサポートや、女性向け商品のブランディングサポートなどの仕事をしています。難しく聞こえるかもしれませんが、「わたしは幸せ」だと感じられる、思える女性をひとりでも増やす活動を、いろいろな角度から行っている、というと、わかりやすいでしょうか。プライベートでは、2児の母でもあります。

そのような仕事に携わり、特に企業の研修をさせていただく中で、たくさんの女性たちと出会ってきました。年齢も仕事内容もばらばらですが、みなさんから相談をいただくことの多くが、選ぶことの難しさや迷いについてでした。

日々のほんの小さな選択から、仕事とプライベートのバランスのとり方や選び方、キャリアの選択、人生の岐路での選択まで、みな一様に悩み、自信がないことに驚いたものです。

「もっとこうすればよかった……」と自分の選んだ結果を前にいつも後悔するという方もいました。「本当にわたしはベストなものを選んでいるのかな?」と、もやもやとした満たされない思いをつねに抱いていると教えてくださった方や、「選びなさい、決めなさい、と言われてもどうしていいかわからない」と途方に暮れ、未来に対する不安を感じていた方もいます。

仕事もプライベートももっと充実させたいのに、「選ぶことに自信がない」と悩む、そのような多くの声に応えるために、つねに自分にとって「最良」のものを、自分で判断して選びとるためのコツをお伝えしたいと思い、この本を執筆するにいたりました。


 

そして、何を隠そう、かく言うわたしも、とんでもなく選び下手でした。

レストランでメニューを選ぶのも一苦労。しびれを切らした友人が「じゃあこれにすれば?」と代わりに注文してしまうくらい、まったく「選べない人」だったのです。

日々のことから人生の大きなタイミングでの選択まで、いつも「うまく選べるかな」とドキドキして、不安でいっぱいでした。四苦八苦してなんとか選んだ後も、「これでよかったのか」「あっちにしておいたほうがよかったのでは……」などとウジウジ考えたり、後ろ髪を引かれたりしていました。

何より焦りと不安をかき立てたのは、素晴らしい人生の選択をしていく友人たちの存在でした。30歳を過ぎた頃から、仕事を辞めて海外に移住する友人、「30歳までに結婚する!」と宣言して実際に結婚した友人、「やりたいことに挑戦したいの」と独立起業する友人……。彼女たちの新しい門出や新たなステージへの飛躍を祝福するばかりのわたしは、置いてけぼりを食った感じがして、ますます日々のイライラや未来に対する不安を募らせていたのです。


 

そんなふうに選び下手だったわたしですが、いまでは、スムーズに、すみやかに、迷わずに、選ぶことができます。

わたしが選べるようになったのは、「仕事を通して」選ぶ力を育むことができたからです。

そして身につけた選ぶ力を、プライベートや人生の選択にも応用したところ、いままで選べなかったのがうそのように、日々の小さなことから、人生の大きなことまで、そのときの自分が欲している、自分にとっての「最良のもの」をさくさくと、心から納得して選べるようになりました。


 

上手な「選び方」は誰も教えてくれない


 

ところで、これまでの人生で、「選び方」について教えてもらったことが、あるでしょうか。

幼い頃から社会人になるまで、たとえば進路や人生の選択に迷ったとき、「この学校がいいのでは?」とか「この会社よりもこっちの会社のほうがいいんじゃない?」などと個々の選択肢についてのアドバイスをもらうことはあるけれど、「どうすれば選べるか」については、誰も教えてくれませんでした。

多くの人は生まれてから当たり前に「選ぶ」ことをしているので、 選べないことを「優柔不断だから」というような、もともとの「性質」のせいにしがちです。だからこそ、あえて「選ぶ力」を培い、身につけるべき「能力」や「たしなみ」としよう!とは考えてこなかったのでしょう。

けれども、実際は、当たり前にみなが同じレベルで「選ぶ」ことができているわけではありません

わたしは、選ぶ力を育むことは、スポーツや話し方のトレーニングなどと同じだと思っています。何もしなくてもそれなりにできる(選べる)けれど、理論を知ればぐっとうまくなったり、日々練習すれば上達したり。また、走り方や話し方に「クセ」があるように、知らぬ間に染みついたクセを知り、正しいフォームを学ぶことによって、パフォーマンスがぐっと上がることもあります。


 

いまわたしたちが学ぶべきことは、「どれを選べばいいか」ではなく、「どうやって自分で判断して選ぶのか」です。

一口に「選ぶ」といっても、それは日常のごく小さなことから、人生全体にかかわる大きなことまで、「選ぶテーマ」は、次のように多岐にわたります。

何を着る? 何をどこで食べる? 何を話す? 何を買う? 誰と過ごす? 週末に何をする?といった怒濤のように押し寄せる「日々の選択」

食事会の場所選びや手土産選びなどの「センスが問われる選択」

病院選びや仕事の段取り、相談相手選びなどの「結果に響く選択」

習いごとや学校、住む場所選びなどの「一度決めて、始めてしまったら変えるのが難しい選択」

さらには、仕事や転職、結婚や出産などの「人生の次のステージが変わる、大きなタイミングでの選択」


 

もちろん、テーマによって選択肢は全く違います。

だからこそ、毎日何かを選ぶ機会があるわたしたちにとって、特定の分野や機会に限られたものではなく、いろいろな選ぶ機会に応用・活用できる共通の考え方やルールがあったら安心ですよね。

きっと、もっと、自信をもってラクに選べるようになるはずです。


 

わたしにとっての「最良」を


 

この本では、大好きな人と、大好きな仕事と、大好きな時間を手にして、仕事もプライベートももっと素敵に変えながら、明るい未来をつくり、幸せを感じて生きるための、「選ぶ力」の身につけ方にフォーカスしていきます。

目指すは、自分を信じて幸せを選べる、「幸せ上手」な「選び上手」。

ちなみに、本書のタイトルでもある「最良」とは、いつ、誰が見ても「最良(ベスト)」なものを指すのではありません。つねにわたしにとっての「最良」を選べることを目指します

真に「手に入れたい」「必要とする」「わたしを幸せにする」を満たす、エッセンシャル(本質・重要)を選ぶ・選べることが大切です

ただ流されるだけ、自信がなく、後悔や不安ばかりの選択下手は卒業です。

前述のように、人それぞれ、さまざまな選ぶ機会がありますが、それらの内容は違っても共通に使える基軸となるものを、わかりやすく、段階ごとに説いていきます。


 

まず、本書の序章となるSTEP0では、なぜいま、わたしたちが選ぶ力を身につける必要があるのか、少しお話しします。わたしたち女性にとって、大きなチャンスが広がっているいまという時代だからこそ、選ぶことが難しく感じるということを、知っておいてほしいのです。 

つづいてSTEP1では、選び上手になるマインドづくりを行います。ご一緒に、「わたしが選ぶ!」と、選ぶことに対して前向きになっていきましょう。いわば選ぶ力を磨くための土台です。


 

STEP2からは、いよいよ実践的に、選ぶ力を身につけていきます

この本では、大きく分けて2つの選ぶ力を使います。

ひとつは、STEP2でお伝えする自分の心と感覚をたよりに選ぶ力です

この心と感覚をたよりに選ぶ力を、わたしは、20代の6年間、プレス(宣伝広報)のお仕事をしていたLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)というラグジュアリー・ブランドの会社において養いました。ファッションブランドの広報という仕事では、世界のトップデザイナーやメークアップアーティスト、雑誌の編集長などのさまざまな分野の一流の人たちと、たくさん接する機会がありました。その中で、彼らがつねに自分の感覚を磨き、その感覚をもとにものごとを選ぶ様子に刺激を受け、選び下手のわたしも、まずは彼らを真似てみることからスタートしたのでした。本書ではこの心と感覚をもとに選ぶ力を「エモーショナル選力」と呼んでいます。この力を磨くと、毎日を、ワクワク楽しいものに変えることもできます。

もうひとつは、STEP3でお伝えする、しっかりと思考を使い、自分が納得したうえで選ぶ力です

ファッション業界を経てP&Gという会社に入社したわたしは、会社とはこんなにも仕事の進め方や考え方が違うものか、とびっくりしたものです。感情やセンスを重視していたファッション業界とは異なり、P&Gで重視されるのは、「戦略性」や「論理力」。マーケティングの学校ともリーダー輩出企業とも評されるP&Gで、数千人の女性の価値観や選択の傾向を、女性向け商品のマーケティング調査などでつぶさに見ながら、どんなときも「論理的に選ぶ力」を、とことん鍛えたのでした。(ちなみに、わたしが人生最大のライフイベントのひとつ、結婚することを選んだのも、結婚できたのも、この力を最大限使い尽くしたからです)本書では、この思考を使い、納得して選ぶ力を「ロジカル選力」と呼んでいます。この力を磨くと、実現力を上げることができます。


 

STEP4では、「エモーショナル選力」と「ロジカル選力」のあわせ技である「エモ+ロジ選力」で、人生の大きな岐路で、上手に、後悔なく選ぶ方法についてお伝えします。この力を磨くと、仕事もプライベートライフも、もっとハッピーにできます。

STEP5は、失敗を減らす選び方のヒントです。選び方を工夫したり、自分が陥りがちなクセを知ることで、よりスムーズに選ぶコツをお伝えします。ラクに選択の精度を上げましょう。

そして、最後のSTEP6では、より自分らしく、幸せに生きることからブレずに選ぶための心のもち方をお伝えします。「わたしらしく生きる」を発揮するヒントです。


 

人生100年時代。いままでの常識やルールが大きく変わるであろう未来。

毎日選んだ結果の積み重ねで、わたしたちの人生はつくられます。

この先の不透明な時代を、自分らしく、幸せに生きるために、「幸せ上手な選ぶ力」を一緒に磨きましょう。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:5608文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次