読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1274289
0
藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方
2
0
0
0
0
0
0
ビジネス
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
ORIENTATION 21世紀に働く人に必要なたった2つの基礎知識

『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』
[著]藤原和博 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:26分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



ニッポン人の「時給」(年収年間総労働時間)には100倍の差がある。


「あなたの時給はいくらですか?」



 この問いを、笑顔でスルーする人もいるでしょう。自分は給与所得者で、単純労働で時間を切り売りするような〝時給仕事〟はしていないと、ちょっぴり胸を張る人も多いかもしれません。しかし、ここに大きな落とし穴が潜んでいます。


「あなたの年収はいくらですか?」



 300万円だろうが1000万円だろうが、この問いに即答できる人は、「成果をあげたい、もっと成長したい」という向上心が高い人。だからこそ、「できればもっと稼ぎたい」と考えているはずです。


「あなたは今、年間何時間くらい仕事をしていますか?」



 この問いにパッと数字で答えられる人は、非常に少ないというのが私の実感です。

「上半期は残業を結構していたな」

「カレンダーの並びがよくて、夏休みは1週間とれた」

「土日はきっちり休む」


 こんなふうに残業と休みを考慮した〝どんぶり勘定〟という人がほとんどではないでしょうか?



 本書を手にする人の多くは、「効率よく働きたい、無駄な残業はイヤだ、仕事は量より質だ」という考え方でしょう。「自分の時間を大切にしたい、趣味や家族と過ごす時間も貴重だ」と思っており、24時間を仕事に捧げようとは思っていないですよね。


 それなのに、正確な労働時間を把握していない。これでは「21世紀の働き方」はできません。もっと稼ぐなど不可能ですし、自分らしく働くというのも無理な話です。


 稼ぎをアップしたい人、自分の願うような働き方がしたい人が意識すべきは、「月給」でも「年収」でもありません。


 これからの時代は、あなた自身の「時給」に注目すべきなんです。


 なぜなら、時給こそ、あなたの仕事が1時間当たりに生み出す付加価値そのものだからです。


あなたの仕事を測るのは、「年収」ではなく「時給」です。



 年収を年間の仕事時間(総労働時間)で割ったものが「時給」です。

「年収1000万円だから、富裕層とまではいかなくてもまずまずだ」


 あなたが仮にそう思っていても、年間に3000時間以上働いている管理職だったら、時給は3000円強。これは、年間1000時間だけ働いて300万円以上稼ぐパートの人と同じ水準です。もっと言えば、いい私立中学校に入れる指導技術を持った家庭教師はこれくらいの時給をラクに稼ぎますし、東大に入れるプロの家庭教師なら時給5000円を超えるでしょう。


年収だけで優劣を比較しても意味がありません。

時間当たりに生み出す付加価値の量で比べないと、

仕事の効率が見えてこないからです。



 ここでは、あなたの時給はどのように決まるのか、どうすれば、その1時間当たりの稼ぎがもっと増えるのかという謎に迫ります。時給を上げるにはどうしたらいいかを、今から学んでもらいたいのです。



 まずは年間総労働時間の目安を立てることから考えてみましょう。


 1日8時間働く人は【8時間×週5日=40時間/週】。


 1年が50週間だとすれば2000時間になります。ワークライフバランスを重視して優雅に働く人なら1600時間くらいかもしれないし、ハードワーカーなら2400時間から3000時間に達するでしょう。さらに、自営業者だったら、朝から晩まで休みなく働いて1日12時間×300日で年3600時間。年間4000時間以上働いている人もいると思います。


 1年の労働時間をよく考えてから、あなたの時給を計算してみてください。


ちょっとここで、「ニッポン人の時給」を考えてみましょう。



 あなたの「時給」が分かったら、図式化してみます。


 次ページの図1「ニッポン人の『時給』」の左から右に引いた数直線の中に当てはめてみてください。あなたの「時給」レベルは、現在どこにポジショニングされるでしょうか?





 一番左には、高校生がハンバーガー店やコンビニでバイトしたときの基本的な時給800円を置きました。もちろん700円からの地方もあるでしょうし、夜勤なら1000円を超えるかもしれませんが、あくまでも代表的な時給の目安を示してあります。


 右に行くほど、1時間当たりの付加価値が高まり、時給が高くなります。


 コンピュータ系の仕事、たとえばプログラミングができるとなれば、パートでも2000円くらいはいくでしょうし、ゲームのプログラマーならもっと稼げるでしょう。



 真ん中は時給3000円から5000円の領域。サラリーマンや公務員の年収を年間総労働時間で割ると、大体このへんに位置します。


 年間2000時間働いて、年収600万円の人は、時給3000円。


 課長、部長という肩書きが付いて給料が上がっても、仕事がますますたいへんになるので、やっぱり時給レベルは5000円前後に落ち着きます。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:10930文字/本文:12903文字
      この記事を収録している本
      レビューを書くレビューを書く

      今レビューすると30ポイントプレゼント! 今レビューすると15ポイントプレゼント! 犬耳書店で初めてのレビューはさらに30ポイント! ポイント詳細はこちら

      この本の目次