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できる人の人を動かす方法
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はじめに

『できる人の人を動かす方法』
[著]リチャード・テンプラー [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:6分
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私はこれまでにたくさんのルールについて書いてきた。これらのルールは、私自身の人間観察から生まれた、幸せと成功を実現する確実な法則だ。その数は全シリーズを合わせると数百にもなる。


 現在、これらのルールは、世界五〇カ国を超える国の読者に、幸せと成功を手に入れる法則として役立てていただいている。

ルールには、行動原則もあれば、実行すべきこともある。さらには、ものの見方や考え方についてのルールもある。これらを自分自身のものとして、日々の習慣に取り入れられれば、最高の人生を実現する可能性は飛躍的に高まるはずだ。


 

しかし、ここで白状しなければならない。

これまでの私のルールには、欠点があった。それは「他人の存在」だ。


 

他人を動かすことは本当に可能か?


 

自分の思考や行動を完璧にコントロールしても、あるいは、完璧な計画を立てても、他人にすべてを狂わされる危険はつねにある。

当然だが、他人はあなたではない。他人を思い通りに動かすことは、誰にもできない。それでも、幸せと成功を手に入れられた人は、周囲の人に恵まれていたのかもしれない。そこで本書の出番になる。

本書を読めば、他人を動かすのは、実はそれほど難しくないということがわかる。他人に効果的に働きかけることで、自分にとっても相手にとっても利益になる行動をさせることは十分に可能だ。


 

今までの人生をふり返り、いちばん楽しかった経験を思い出してみよう。それはたいてい、誰か他人と息が合って、最高の共同作業ができた瞬間であるはずだ。

反社会的サイコパスでなければ(本書を手に取ったあなたはサイコパスではない。私は確信している)人は周りの人が幸せなときに、自分も幸せを感じるようにできている。

つまり、他人にいい人生を送ってもらうほど、自分もさらにいい人生が送れる――これが人間という社会的動物の真実だ。

さて、ここで問題となるのは「あなたの周囲の他人をどう幸せにするか?」だ。

いつも威張っているきょうだい。いつも不機嫌な同僚。いつも怒っている上司……。

本書のルールで、彼らの問題すべてを解決することはできないかもしれない。しかし、あなたと一緒にいる時間だけは、いつもより幸せな気分にさせることはできる。そうするためのカギは“あなたの態度を変えること”にある。


 


 もう何年も前になるが、会社の同僚にかなり難しい性格の男がいたことがある。彼のせいで、毎朝会社に行くのが憂鬱だった。彼も私を嫌っていた。どちらも大人としてのマナーは守っていたが、雰囲気の悪さは一目瞭然だった。

良識ある同僚が見るに見かねて間に入ろうとしたことをきっかけに、私は彼への接し方を変えることにした。そして、嬉しいことに彼も同じようにしてくれた。

それまでと変わったのは彼と私の態度だけだ。しかし、お互いに態度を少しだけ変えたことで、お互いを見る目が一変した。

安っぽい映画のような話だが、彼と私は固い友情で結ばれた。それからは、お互いに転職し、住むところが離ればなれになっても、ずっと連絡を取り合っている。

この経験から、自分自身の態度を変えれば、他人の態度も変えられるということを学んだ。あれから数十年の月日が流れたが、同じような例を数え切れないほど目にしてきた。ある一人の人が自分の態度を変える。それだけで、周囲の人たちに変化が起こるのだ。


 

誰もが毎日、さまざまな人と関わっている。たとえば、同じ職場の人なら、さっぱりとした付き合いがしたいと思う人は多いだろう。

対してごく近い間柄の人の場合は、表面上の付き合いで終わりにすることはできない。友達というのは、一緒にいるのが楽しいから一緒にいるのだが、ときには心配させられたり、イライラさせられることもある。

買い物に行くたびにおしゃべりをするなじみの店の主人、あなたの猫を嫌っている隣人、契約交渉中のクライアント、ランニング・サークルのリーダー、かかりつけの歯科医、子供の担任の先生……。

こういったさまざまな人たちを“あなた自身の態度を変える”ことで動かすのだ。こちらが彼らにとって気持ちのいい人になれば、彼らも同じようにしてくれる。単純なことだ。


 

人はそれぞれ独自の人生を送っている。性格も、置かれた環境も、考え方も違う人たちを動かす方法などあるのだろうか。

その答えは“あなたが思うほど、他人とあなたは違う存在ではない”ということだ。たしかに違いはある。しかし、それは決定的な違いではない。基本的な指針・原則・戦略(つまりルールだ)は、どんな人間関係にも応用することができる。


 

本書の構成


 

本書は4部構成になっている。

1章では、人間を理解することについて述べている。

私たち人間は、どんなことをされると嬉しいのだろうか? 私たちはみな、一皮むけばだいたい同じ。人間という存在の基本を理解していれば、日々出会う個別の人たちへの正しい対応もわかるようになる。


 

2章は、周りの人々を助ける方法だ。

人は、自分の周囲の人にはいい気分でいてもらいたいものだ。つまり、周囲の人に何よりも望むのは、不幸であるよりも幸せであってもらいたいということ。今日は出会った人 すべてに最善を尽くしたと確信できれば、夜もぐっすり眠れるだろう。


 

3章では、人を味方につける方法について見ていく。

日常で接する相手のほとんどは、敵にするより味方になってもらいたい人だ。彼らを味 方につけることで、自分の人生を生きやすくしたい、あるいは、売上げを伸ばしたい、決 断に賛成してもらいたいといった願いがあるはずだ。

人をいい気分にして、味方につける方法はたくさんある。もちろん、ルールの実践者で ある私たちは、他人を操ることが目的ではない。

目指すところは、相手が自分の意思で私たちの味方になることだ。正確に言えば、敵も 味方もない。ルールとは、人間の幸せと成功にとって普遍的なものだからだ。


 

4章では、難しい人たちとの付き合い方を考える。

どうしても扱いの難しい人が存在するのもまた事実だ。たまたま機嫌が悪い人から、つ らい人生が理由で難しい人まで(さらには、特定の原因はないのに、ただ困った人物もい る)事情はどうであれ、難しい人の扱い方を知っておくのは大切なことだ。ここでは、難しい人たちから最高の部分を引き出す方法がわかるはずだ。


 

他人を動かす基本的ルールは、本書で網羅していると自負しているが、これがすべてだ とは断言できない。あなた自身のルールがあるという人は、ぜひ私のフェイスブック (www.facebook.com/richardtemplar)に投稿していただきたい。すべてにお返事するとは 約束できないが、投稿はすべて興味深く読ませていただいている。


 

リチャード・テンプラー

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