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ルポ・エッセイ
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宇多田ヒカル「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」

『ラジオブロス』
[著]川野将一 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:26分
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2013年4月16日~2014年3月18日 毎月第3火曜 22002300放送。Inter FM。パーソナリティ・宇多田ヒカル。(『宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン』1999年10月1日~2000年9月22日 毎週土曜 深夜0:30~1:30放送。J-WAVE)


宇多田ヒカルのオフィシャルブログ「Message from Hikki」。

「今日はMステ!」というタイトルの付いた2006年6月16日の日記。


前回は浜崎あゆみさんと私が一緒になったせいか、まわりのスタッフ(特に番組の!)

変にぴりぴりした緊張感をかもしだしてて浜崎さんと二人で笑っちゃったけど、

今日はもういつもの感じに戻るのかな~? いってきまーす!


1998年、同じ年にデビューした2人を周囲は常にライバル扱いしてきた。

当時の音楽ライターや評論家は「だんご3兄弟」のヒットの分析と、

宇多田ヒカルと浜崎あゆみ、2人の歌姫の比較検証を各誌から求められた。


2014年12月9日、16年目の宇多田のデビュー記念日に発売されたカバーアルバム

『宇多田ヒカルのうた─13組の音楽家による13の解釈について─』。

井上陽水が「SAKURAドロップス」を、岡村靖幸が「Automatic」を、

そしてもう1人の同期デビューである椎名林檎が「Letters」を歌うなどの豪華ラインナップの

なかに、浜崎あゆみが入っていたのは、彼女が15年連続出場してきた『NHK紅白歌合戦』を

“終焉”したことよりも、当時からシーンを見つめてきたファンには大きな事件だった。


浜崎あゆみがカバーに選んだ曲は1999年発売の「Movin'on without you」。

シングル10作、アルバム30作がミリオンセラーを達成したホットな音楽業界の中で、

浜崎が宇多田ヒカルとともにトップを競い合った時代に流れていたシングル。

その感慨深さも加味されているのかもしれないが、当時を思い起こさせるような

ハイトーンで歌い上げる浜崎あゆみのボーカルはあまりに格好良くハマりすぎていた。

そして、その後はおそらくアルバムを聴いた多くのファンがそうしたように、

それぞれのカバー曲の、宇多田ヒカルによるオリジナルを聴き直した。

そして当然のように、彼女が今もまだ表舞台から姿を消していることを憂う。


ファーストシングル「Automatic」が1998年12月発売。

ラジオレギュラー番組、Inter FM『HIKKI'S SWEET&SOUR』は10月からスタート。

当時15歳、“宇多田ヒカル”のデビューはラジオDJの方が早かった。


「ヒッキーはすごい頭がいいらしいというウワサを聞いたんですが?

もうすぐテストなんだよ! 物理、今やってるけど結構好きだよ!

でも、要領がいいのかなぁ。勉強してんだよ、頭いいなぁって言うなよ!」


最初はラジオ出演のみで進められた「Automatic」のプロモーション。

ソファーの前で前屈みに歌うミュージックビデオがテレビで連打されると、

すぐにコント番組でも真似をされ、リスナーから「『笑う犬の生活』(フジテレビ系)

ヒカルちゃんのものまね、見ましたか?」という質問が届いた。


「見たよ~、もう大ウケ! 家族3人で大ウケしてた。ほんとあれ楽しかった!

私は一番好きだったのが、壁が落ちてくるやつ、あれほんと良かったよねー!

あー、日本語間違えたー! 天井だ! あれが一番おかしかったかなぁー、あれウケたよ!

顔も似てたんじゃないかなぁ。もう1回ビデオで見よ、ふふふ」


『笑う犬』シリーズのコント作家の1人だった筆者はしっかりと覚えている。

番組プロデューサー宛に本人からお礼のメールが届き、番組で内村光良が紹介した。

意外にも、最初に宇多田ヒカル本人に認められたものまねは「中島知子」によるものだった。


1999年4月、東京・お台場のZepp Tokyoで行われたファーストライブ「LUV LIVE」。

『笑う犬』の縁もあってオープニングにはネプチューンが登場。

8万通の応募から抽選で2000人が招待されたプレミアムなステージは“笑い”から始まった。

だが、スチャダラパーがゲスト出演し「今夜はブギーバック」まで披露された、

大盛況のライブの直後にはちょっとした騒動が起こった。

ライブ鑑賞後の関係者が待つなか、いつまでたっても宇多田ヒカルが現れない。

感極まって控え室で泣いているのか? それとも何かトラブルが起こったのか? など

大人たちがザワつくなか、友達と観覧車に乗っていたという宇多田がひょっこりと姿を現した。

その夜は友達3人でそのままお台場のホテルに泊まり2000人のライブよりも盛り上がったという。


「突然なんだけど、この番組、3月いっぱいで終わるんだよ、アハハハ。

なんか突然終わるんだよね、理由? よくわかんないや」


幼少期からスタジオが遊び場となっていた16歳の少女には、

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