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齋藤孝のガツンと一発文庫 第3巻 頭がよくなる必殺! 読書術 うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」
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教育
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パート1 頭がよくなる 必殺!読書術

『齋藤孝のガツンと一発文庫 第3巻 頭がよくなる必殺! 読書術 うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:1時間42分
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1 (ほん)()むと「いいこと」があるぞ!




 みんな、そこにお(すわ)り。


 これから、「(どく)(しょ)」に(かん)するおもしろいお(はなし)をしてあげる。


 この(はなし)()けば、

「そうか、(どく)(しょ)って、(じん)(せい)(たの)しくするための(うら)ワザなんだなぁ」

(おや)(せん)(せい)が、(ほん)()みなさい!と()うほんとうの()(ゆう)はこれかぁ~!!

(どく)(しょ)にとって(たい)(せつ)なのは“(いも)づる(しき)”だったのか!」

(どく)(しょ)(かん)(そう)(ぶん)()く、こんなカンタンな(ほう)(ほう)があったの?」

「もっと(ほん)()んで、みんなと(かた)りあいたい!」


 と(おも)えること、まちがいなしだ。


 この(ほん)()()ったキミは、それだけで、(どく)(しょ)することが(たの)しくなる。()()(せい)(かつ)(あっ)(しょう)。そんなお(はなし)(しゅっ)(けつ)(だい)サービスしちゃう。()むだけで、キミがカッコよくなっちゃう(ほん)をつくっちゃった。カッコよくなりたいでしょ? だったら、ぼくの(はなし)()きたまえ。


 ぼくはいま、(だい)(がく)(せん)(せい)をしていて、いろいろなことを(おし)えている。


 これまで、「(ほん)()(かた)(きゅう)(きょく)のワザ」や「(ほん)(ひと)をいかに(そだ)てるか」ということの(けん)(きゅう)をしてきました。これから、その(けん)(きゅう)(はっ)(ぴょう)をしようと(おも)う。


 みんな、(ほん)()んでいるかい? (がっ)(こう)()(かん)(わり)には、(こく)()()(かん)があるよね。それ()(がい)にもおうちで(ほん)()んだり、()(しょ)(しつ)()(しょ)(かん)()んだり、(とも)だちと(ほん)()()りをしたりすることがあるはずだね。


 お(とう)さん、お(かあ)さんに「おもちゃを()ってほしい!」「ゲームほしいな!」と()っても、ちっとも(みみ)()してくれないのに、(ほん)なら()ってくれるでしょう。()()()だなぁ、と(おも)ったことはありませんか?


 なぜ、キミのまわりの大人(おとな)たちは(ほん)()め~!と()うのでしょうか?


 (どく)(しょ)とはなにか? これを(かんが)えると、その(なぞ)()ける。


 もう、(さい)(しょ)(こた)えを()いちゃいます。


 (どく)(しょ)(れん)(きん)(じゅつ)なんです。


 (れん)(きん)(じゅつ)ってわかるかな? ()()がない(いし)ころや、ふつうの(きん)(ぞく)を“(おう)(ごん)”に()えてしまう(じゅつ)のことです。つまり、(どく)(しょ)をすると、ただの(いし)ころ(にん)(げん)が、(おう)(ごん)(にん)(げん)()わってしまうんです。すごいですね~。


 だから、たくさん(ほん)()んだ(ひと)は、(まえ)よりも、いっそうキラキラ(かがや)く。()()()てくる。()(りょく)()てくる。そんな()(じゅつ)のようなことなんです。


 ちょっと(かんが)えてみましょう。

(もん)(だい)(ほん)()むと、どんな「いいこと」があるでしょうか?


 みんな(こた)えを()(まえ)に、(かんが)えてみてください!

(こた)え〕()らなかったことを()ることができる。()らない(ひと)()()ちを(かん)じることができる。()ったことのない()(しょ)(そう)(ぞう)することができる。その(ほん)()いた(ひと)(いち)(たい)(いち)(かい)()している()()ちになれる。ひとりでも(たの)しい()(かん)()ごすことができる。(とも)だちとの()(だい)ができる……。


 いろいろな「いいこと」があるね。ほかの(こた)えを(おも)いついた(ひと)もいるだろうね。


 キミの(せい)(かつ)(ほん)は、()っても()れない(なか)なんだな。キミと(ほん)(かん)(けい)は、(いっ)(しょう)(つづ)いていきます。だから、(ほん)とのつきあい(かた)をバッチリ(おぼ)えれば、ますます(たの)しく()きることができるんだ。すごく()(かた)のレベルが()がっていくんだね。


 この(ほん)()()わるころには、キミは、いまよりもグ~ンと(どく)(しょ)(りょく)()がっている。そのことを()(しょう)しておこう!


 では、ぼくの(はなし)()きなさい。


 いざ、(あたま)がよくなる(ひっ)(さつ)(どく)(しょ)(じゅつ)、スタート!


2 (だい)()なのは(どく)()(かん)だ!


〓(どく)(しょ)(じゅつ)その1 まずは(じっ)(さつ)()んでみようよ



 みんなのまわりには、(ほん)()むのが(とく)()(ひと)がいます。(ほん)()むのが(にが)()(ひと)もいます。


 この(ちが)いはどこからくるか? (さい)(しよ)にこの(はなし)から(はじ)めよう。


 (どく)(しよ)(とく)()(ひと)は、ラクチンに()んでいるんです。「ああラク、ラク。ラクショーだ~」と(おも)いながら()んでいる。(にが)()(ひと)は、「つらいなぁ~」と(おも)いながら()んでいる。


 この(ちが)いは(おお)きいですねぇ。だれだってラクに()みたいものです。でしょ? だって大人(おとな)のぼくでさえそうだもん。


 では、(どく)(しょ)(じゅつ)その1(たい)(せつ)()(じつ)(おし)えますよ。


 ジャジャン。(どく)(しょ)がラクになるのは、(じっ)(さつ)()をすぎてからです!


 なあんだ。そういうことだったんだ。(とく)()(ひと)というのは、もう(じゅう)(いっ)(さつ)()とか()(じっ)(さつ)()とか、()(じっ)(さつ)()()んでいる(ひと)だったんだ。


 (ぎゃく)に、(にが)()(ひと)というのは、まだ(じっ)(さつ)()んだことがない(ひと)だったんです。ただそれだけの(ちが)いだった。


 だから(かい)(けつ)(さく)としては、(さい)(しょ)(じっ)(さつ)を、とにかく()むしかないのですよ。


 ここで、(とつ)(ぜん)だけど、()(こう)()(そう)(じゅう)(うん)(てん))するパイロットのことを(かんが)えてみよう。


 ()(こう)()のパイロットたちは、(めん)(きょ)()らないと、お(きゃく)さんを()せた()(こう)()(そう)(じゅう)することができません。(めん)(きょ)()るために、お(きゃく)さんの()っていない()(こう)()(そう)(じゅう)(れん)(しゅう)をするわけだけど、そのときに、()(ひゃく)()(かん)()(じょう)(れん)(しゅう)しないと、(くに)()(けん)()けることができないんだ。ドンドン()(れん)(しゅう)をして、()んだ(ごう)(けい)(きょ)()()ばすことによって、あるレベル()(じょう)()(じゅつ)()につく。そうして(はじ)めて、お(きゃく)さんを()せて()ぶことができる。


 (どく)(しょ)もそれに()たところがあるんだ。


 (どく)(しょ)というのは、(ほん)という()(こう)()(こころ)(かん)(じょう)()せて、いろんなところに(りょ)(こう)するようなものなんだ。だから、キミ()(しん)が、()(ぶん)(こころ)のパイロットになるようなものだ。ドンドン()んで、(じっ)(さつ)()()えたところで(はじ)めて、“(あん)(てい)した”()(ちから)がつくんだね。ほんとうの(どく)(しょ)というのは、そこから(はじ)まる。そんなイメージをもってほしいんだ。


 でもね、(にが)()(ひと)()()ちは、ぼくにもよくわかりますよ。


 大人(おとな)になると(ぶん)()(ぼん)というのを()むようになります。(ぶん)()(ぼん)というのは、サイズが(ちい)さくて、()(ちい)さい、大人(おとな)()けの(ほん)なんだ。まあ、いってみれば、ちょっと(そう)(じゅう)がむずかしい()(こう)()だね。だけど、より(とお)くへ()ぶことができる()(こう)()。ぼくが(はじ)めて(ぶん)()(ぼん)()んだときは、

「おーい、いったいあと(なん)ページあるんだよぉ~」


 と(さけ)んで、(なん)()(のこ)りページをたしかめながら()んでいました。()んでいるうちに、(あたま)がポヤ~ンとしてきてしまって、

「あらら、(ちが)うことを(かんが)えてたよ。(ほん)(もど)らなきゃ!」


 みたいなこともあったよねー。(おお)(ぞら)(みち)(まよ)ってしまったような()(ぶん)だ。(もく)(てき)()はどこだ? まだ()かないのか?って。


 たしかに、(ほん)というのは、()()っかけるのがメンドクサイなぁ、というときもあります。


 でも、まずは(じっ)(さつ)()んでみようよ。とにかく、(じつ)(さつ)()んでみよう。


 そうすると、()()(じゅつ)()について、(しん)じられないくらいどこまでも()べるようになります。ぼくが()(しょう)します。


〓(どく)(しょ)(じゅつ)その2 (たい)(せつ)なのはスピードだ!



 (どく)(しょ)(じゅつ)その2。


 (さい)(しょ)(じっ)(さつ)()むときに(たい)(せつ)なのは、スピードです。ドンドン(まえ)(すす)んで()むことがコツだ。そのためには、(ない)(よう)はカンタンでもかまわない。はじめのうちは、むずかしい(ほん)はやめておこう。なかなか(すす)んでいかないからね。


 まずは、(なん)ページ()んだかということで、(しょう)()するのです。ぼくが(しょう)(がく)(せい)のころ、“ページ(すう)(すす)んだ()()ち”というコンテストを(がっ)(こう)でやっていました。(せん)(せい)が、

「キミ、今日(きょう)(なん)ページ()んだ?」


 と、(まい)(にち)()いてくれて、(きょう)(しつ)(うし)ろの(ひょう)にシールを()ってくれたの。(しょう)(がく)(せい)()けの(ほん)()(おお)きいから、(いち)(にち)()(ひゃく)ページくらい()めちゃう。そうすると、()(ひゃく)ページ(ぶん)のシールが()られていく。ドンドン、ドンドン、シールの(かず)()えていくので、おもしろくて()まらなくなっちゃうんですよ。




 そういうことをやるといいね。おうちでもやるといい。


 (もく)(ひょう)は、とりあえず、(せん)ページ。『ズッコケ(さん)(にん)(ぐみ)シリーズ(()()(まさ)(もと)(さく)、ポプラ(しゃ))だったら、()(ひゃく)ページを()むのは、そんなにたいへんじゃない。『ズッコケ(さん)(にん)(ぐみ)()(さつ)で、(せん)ページだよ。そんなに、むずかしくないって。


 (あか)(がわ)()(ろう)()()(ねこ)ホームズ』シリーズ((こう)(ぶん)(しゃ)(ぶん)()(かど)(かわ)(ぶん)())とか、(てら)(むら)(てる)()『かいぞくポケット』シリーズ(あかね(しょ)(ぼう))。あとは()(だま)()(ろう)『はれときどきぶた』(はれぶた)シリーズ((いわ)(さき)(しょ)(てん))とかね。


 ぼくは『はれぶた』を()めない(しょう)(がく)(せい)って、()ったことないぞ、まだ。あれは、(いっ)(さつ)()んだら、(のこ)りの()(さつ)ぐらいすぐ()みたくなるからね。そうすると(いっ)()にページ(すう)がかせげるぞ。(せん)ページなんてあっという()(じっ)(さつ)なんてあっという()

()(がい)にラクショーでいけるんだな」というふうに(おも)ってほしいんだよね。


 とにかく、ドンドン()んで、ページをめくるという(かん)じを(からだ)(おぼ)えていくんだね。


 じゃあ、()んでいてつまらなくなったら、どうするか。


 ()ばす。(じっ)ページくらいバーッと()ばしちゃう。で、パラパラとめくってみて、またおもしろそうなところが()つかったらそこから()めばいいんです。スキップしてもかまわない。


 (さい)(しょ)から(いち)ページ、(いち)ページていねいに、ていねいに()もうとして、()(ちゅう)でやめちゃうよりは、スキップしながらでも、(さい)()まで()んだほうが()()がある。そう(おも)ってください。ドンドン(すす)むことが(たい)(せつ)


 そうやって(じっ)(さつ)()むうちに、キミは「(どく)()(かん)」というものを(あじ)わえるはずだ。ここが(じゅう)(よう)なんだ。(どく)()した、という()()ちをもつこと。


 (どく)()というのは、()み、(やぶ)ると()く。(かべ)()(やぶ)るようにして、(ほん)(さい)()まで()みきることを「(どく)()する」という。いい(こと)()だよね、(どく)()って。(やぶ)るというところに、たまらなく(そう)(かい)(かん)()()ちよさ)があるね。


 (えい)()では、フロム・カバー・トゥ・カバーといいます。(ひょう)()から、(うら)(ひょう)()までという()()ですね。それは、ぜんぶ()む、(いっ)(さつ)()むということなんです。その(どく)()(かん)というのが、(つぎ)(ほん)()(すい)(しん)(りょく)になるんだ。ぼくは、()どものころは、(どく)()(かん)がとくに(だい)()だと(おも)っているんだ。

「わあい、()みきったなあ」


 という(じゅう)(じつ)(かん)()()ちいいですね、これは。


 たとえばマラソンでも、(さい)(しよ)はグラウンド(じっ)(しゅう)(つか)れていたのが、(じっ)(しゅう)(はし)りきったなと(おも)ったら、(つぎ)(じゅう)()(しゅう)(じゅう)()(しゅう)って、ドンドン()ばしていけるでしょ。(ほん)(おな)じ。その(じゅう)(じつ)(かん)を、まず(ほん)(あじ)わう。


 (ほん)というのは、そういう「やったなあ」という(かん)じが(かたち)(のこ)るという()()で、すごくいいものだよね。


〓(ほん)()むと(たの)しいけれど(つか)れるのはなぜ?



 みんなは、(ほん)()()わると──さっき(せつ)(めい)した(こと)()使(つか)うならば(ほん)(どく)()すると──、どんな()()ちがしてきますか?


 ()(ぶん)()いたものじゃないんだけど、()()わると、なにか()(ぶん)のもののような()がしてくる。そんな()()ちになったことはないかい? なぜか、()いた(ひと)(とも)だちになったみたいな(かん)(かく)()いた(ひと)()(ぶん)がつながっているような(かん)(かく)。きっとあると(おも)います。ぼくは、いつもそんな(かん)じがするんだ。

「この(ひと)()(ぶん)は、(なか)がいいな」というふうに(おも)えるって、すばらしい(かん)(かく)だと(おも)わないかい? しかも、(ほん)()(あい)は、()()えて(ほん)(だな)(なら)べておけば、いつでもそこにいてくれる(とも)だちみたいな(かん)(けい)ができるんだ。その(ほん)()いた(さく)(しゃ)(いち)(たい)(いち)(しん)(けん)(かい)()をしているみたいなものだから、(とも)だち(かん)(かく)になるのも、けっして()()()なことじゃない。


 その(かん)(かく)は、テレビを()()えても(かん)じることはできないよね。たとえば、テレビのお(わら)(ばん)(ぐみ)()(わら)ったとします。

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