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齋藤孝のガツンと一発文庫 第3巻 頭がよくなる必殺! 読書術 うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」
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教育
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パート2 絶対うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」!

『齋藤孝のガツンと一発文庫 第3巻 頭がよくなる必殺! 読書術 うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:1時間35分
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1 じゅもんパワーを()にまとえ!


〓じゅもんは(とな)えると(ちから)()いてくるおまじない



 みんなそこにお(すわ)り。ぼくの(はなし)()きなさい。


 これからおもしろい(はなし)をしてあげる。(こん)(かい)は、すごい“じゅもん”の(はなし)だ。


 みんな、なにかで(せい)(こう)したいと(おも)っているでしょう?

「ピアノの(はっ)(ぴょう)(かい)がうまくいきますように」とか「サッカーの()(あい)(かつ)(やく)できますように」とか「(にゅう)(がく)()(けん)()かりますように」とか、なんでもいい。


 そのときに、「あ、これに()をつけていると(しっ)(ぱい)しないんだな」というものを、ぼくは(はっ)(けん)しちゃったんだよ。そのじゅもんを今日(きょう)(だい)(こう)(かい)


 そもそも、じゅもんというのは、(とな)えるとなにか(ちから)()いてくるおまじない(もん)()。おまじないというのは、(かみ)(ほとけ)()()()ななにかの(ちから)()りてくる(じゅつ)のことだ。


 キミは、いくつじゅもんを()っていますか?


 そいつの()()はどうだい? キミを(たす)けてくれるかな? 今日(きょう)、ぼくが(おし)えるのは()()バッチリのじゅもんです。


 じゅもんというのは、だいたいの()(あい)が、なにかのエネルギーを()()すきっかけになるような(ない)(よう)(ぶん)(しょう)(ちぢ)めた(こと)()なんだ。(くち)()して()いやすくまとめたもの、(かみ)()いて()っておきやすくしたものだ。


 だから、キーワードと()ってもいい。その(みじか)くした(こと)()()めば、それが(かぎ)のようにクルッと(まわ)ってパワーの(とびら)(ひら)。そんな(かん)じをイメージしてくれたまえ。


 (むかし)(ひと)()()のパワー(しん)じていた。()()()(たい)にすごい(ちから)宿(やど)っていると(かんが)えたんだ。


 これはおかしなことじゃないんだよ。(なん)()もその()()()たり、その()()のなかに(はい)っていくような(そう)(ぞう)をしたりするうちに、その()()(かん)(けい)することが(げん)(じつ)()こりやすくなる。それは()()のパワーをいつも(からだ)のなかに()れておけば、()()(しき)のうちにそうなるように(こう)(どう)するクセがつくからだ。


 ほら、(たな)(ばた)()(たん)(ざく)をつるすでしょう? (じん)(じゃ)()ったときに()()にお(ねが)いごとを()いてあずけてきたりもする。あれもじゅもんのひとつだ。()(きゅう)(メジャー)リーグ・ヤンキースの(まつ)()(ひで)()(せん)(しゅ)は、(こころ)(ささ)えになる(こと)()()()(かべ)()って(まい)(にち)()ていたそうだ。


 だから、これからぼくが(おし)えるじゅもんは、まず、(おお)きな(かみ)()いて、()(ぶん)()()(かべ)()ること。そして、(いち)(にち)(なん)()もブツブツと(もちろん(おお)きな(こえ)でもいいよ)(とな)えること。そうすると()()がすごくアップする。


 そうやって、(にん)(げん)()()(ちから)()りて、()(ぶん)のパワーをより(おお)()()して()きてきた、という(れき)()があるんだ。


〓“なんでもうまくいく”ためのじゅもん



 さてさて。じゃあ、その()(みつ)(こと)()(おし)えよう。


 ジャジャジャジャーン。

(しん)()(たい)(このパートのトビラにもでっかく()いてあったからバレバレだよね~)。

「しん・ぎ・たい」と()む。「こころ」「わざ」「からだ」だ。


 なんでもいいから(ちか)くにある(かみ)()いてごらん、「(しん)()(たい)」って。それを()ながら、この(ほん)()(すす)めるといい。これがどんなじゅもんなのか。キミになにをもたらしてくれるのかを、これからぼくが(せつ)(めい)していくから。

(しん)()(たい)」は、“なんでもうまくいく”ためのじゅもんなんです。じゅもん(かい)のスーパースターと()ってもいい。(せん)(じん)たちはよくぞ、こんな(こと)()(のこ)してくれた!ってなもんですよ。


 では、この(みっ)つの()()がなにを()()しているかというと……、


 ●(しん)=キミの(こころ)のあり(かた)


 ●()=キミが()っている()(じゅつ)


 ●(たい)=キミの(からだ)のコンディション


 の()()。なにを()っているじゅもんかというと、“(にん)(げん)、なにをするにしても、(こころ)(わざ)(からだ)(みっ)つがちゃんとした(じょう)(たい)でそろうことが(たい)(せつ)だ”ということだ。この(みっ)つがそろっていれば、なんでもうまくいく。


 (しん)()(たい)(しん)()(たい)。ほら、(とな)えてみよう、(しん)()(たい)


 (こと)()(からだ)にたたき()(しん)()(たい)(しん)()(たい)


 この(みっ)つがキミの()(もと)にあれば(さい)(こう)(じょう)(たい)(ぎゃく)()えば、この(みっ)つがちゃんとしていないと、なーんかうまくいかないぞ、ということなんだな。


 ほら、だいたいじゅもんを(とな)えたくなるのは、なにかがうまくいかないとき、あるいはなんとしても(せい)(こう)させたいときでしょう? そういうときは、この(みっ)つのうち、どれかがダメになっちゃってるんだよね。


 この「(しん)()(たい)」というじゅもんを()っていると、なにかうまくいかなくなったとき、あわてたり、()()んだりせずに、()(ぶん)(てん)(けん)して(なお)していくことができるようになります。


 それどころか、ふだんから「(しん)()(たい)」に()をつけていると、そもそもピンチにおちいることが()ってくるはずだよ。


〓(しん)()(たい)(にん)(げん)(さん)(きゃく)



 キミたちは“(さん)(きゃく)”というものを()っていますか? (しゃ)(しん)()るときに、カメラの(した)につける(あし)のことです。(あし)(みっ)つあるイスのようなものだ。あれを(そう)(ぞう)してみてくれ。


 (さん)(きゃく)(さん)(ぼん)(あし)があるからピタッと()まる。これが()(ほん)だったら(たお)れてしまうでしょう。(みっ)つあると(あん)(てい)する。(かたち)()まる。


 そして、(さん)(ぼん)(おな)(なが)さで、(せい)(さん)(かっ)(けい)()(めん)(はい)()されないと、バランスよく()てない。(あん)(てい)()(はい)らない。そこがミソなんだ。

(しん)()(たい)」も、その(さん)(きゃく)みたいなものだ。「(こころ)」がダメだと、「(わざ)」と「(からだ)」を()っていても、(けっ)(きょく)()けてしまう。


 また、「(こころ)」と「(からだ)」はあるんだけれども、「(わざ)」が(まった)くないとなると、これはこれで、やる()()うんだけれども、「キミのはやる()だけでカラ(まわ)りだね」ってことになっちゃうわけだ。


 そして、「(こころ)」もあって、「(わざ)」もある。しかし「(からだ)」がたいへん()調(ちょう)だと、これはもう、()(あい)(かい)(じょう)にも()けないということになりますので、(ざん)(ねん)ながら()(けん)ということになりますね((わらい))。これは、()(じょう)(かな)しい。


 この(みっ)つをいつもチェックするクセをつけておくと、(しっ)(ぱい)がすごく(すく)なくなります。


 さあ、これから「(しん)()(たい)」について(くわ)しく(はな)してあげよう。


 このパート2は2(しょう)が「(こころ)(へん)、3(しょう)が「(わざ)(へん)、4(しょう)が「(からだ)(へん)、というつくり(かた)になっています。どこから()んでもいいよ。キミが()になった(じゅん)(ばん)にページを(ひら)いて()んでください。


 さっきも()ったとおり、(みっ)つでひとつ、「どの(じゅん)(ばん)にどれが(たい)(せつ)だ!」なんてないのだから。


 この(ほん)をすっかり()()わるころには、(しん)()(たい)」のパワーがキミに宿(やど)っているはずだ。そして、どんなピンチでもこのじゅもんで()()けられるはずだ。キミの(せい)(かつ)がうまくいくことまちがいなし。だから、ぼくの(はなし)()きなさい。


 いざ、スタート!


2 「(こころ)」のなかに(しん)()れよう


〓(かく)(とう)()(よし)()(ひで)(ひこ)(せん)(しゅ)は「(こころ)(だい)()



 バルセロナ・オリンピックの(じゅう)(どう)(きん)メダリストで、いまはプロの(かく)(とう)()(よし)()(ひで)(ひこ)(せん)(しゅ)(しゅ)(ざい)したときのこと。(ぼく)は、

(こころ)(わざ)(からだ)、どれが(いち)(ばん)(だい)()ですか?」


 と(しつ)(もん)しました。(こた)えはどれだったでしょう?


 (よし)()(せん)(しゅ)はすごい(からだ)をしていますし、(じゅう)(どう)(わざ)もたくさん()っています。しかし、(こた)えは「(こころ)」でした。


 ようするに、「()(りょく)がダメになったら、もう、なにもできなくなってしまう」というようなことを()ってましたね。


 (さい)(きん)よく、(かく)(とう)()()(かい)(こころ)()れる」という(こと)()使(つか)われます。「もうダメだ」って(おも)うと、(そこ)()けたようにドドドドッとダメになってしまう。


 つまり、(こころ)がポキッと()れてしまうというのは、()()ちがプツンと()れてしまうのと(おな)じことなんですね。


 ()()ちが()れると、(しょう)()(ごと)っていうのは、(おそ)ろしいことにドンドン()けが(つづ)いてしまうんです。()けが()まらなくなってしまう。


 よく、ラグビーなどの()(あい)で、(ひゃく)(てん)()(じょう)()がついちゃう()(あい)がありますが、それは、ふつうはあり()ないことなんだよね。(おな)(たい)(かい)()ているくらいだから、()っている(ちから)()は、そんなに(おお)きくはないはずだ。


 だけど、()(じっ)(てん)ぐらい()られちゃった()(てん)で、(こころ)()れちゃうんですよ。そうすると(いっ)()(くず)れていって、もういくら(てん)()られても()()してしまう。(こころ)()れてしまったあとでは、どんなにすぐれた(わざ)()っていても、それを()かすことができないんですね。


 ぼくは、ピンチになったとき、「(ぜっ)(たい)にポキッとはいかないぞ。(はがね)のようにしなって、(ちから)をためるんだ」って、よくつぶやいていた。


 (こころ)(いち)(ばん)(だい)()だということを、これまで(なん)()(しん)(けん)(しょう)()()(かさ)ね、()(つづ)けてきた(よし)()(せん)(しゅ)()ったので、ぼくは、「あぁ、やっぱりそうか、(こころ)(だい)()なんだな」というふうに(おも)いました。


〓(おお)けがをして「(きん)メダルが()れる」()がした()()(とし)(ひこ)(せん)(しゅ)



 (よし)()(せん)(しゅ)(はなし)には、(せん)(ぱい)()()(とし)(ひこ)(せん)(しゅ)(はなし)()てきました。この(きん)メダリストふたりが、どれだけ(こころ)(つよ)いかというエピソードを(おし)えましょう。


 一九九二(ねん)のバルセロナ・オリンピックのとき、ふたりは宿(しゅく)(しゃ)(おな)()()になったのだそうです。()()(せん)(しゅ)というのは、(へい)(せい)(さん)()(ろう)というニックネームがつくくらい、(げい)(じゅつ)(てき)な“(いっ)(ぽん)()()い”をする(せん)(しゅ)で、(じゅう)(どう)()としてあまりにも(うつく)しく(かん)(せい)されている、と(たた)えられていた(ひと)なんです。その()()(せん)(しゅ)は、(ぜっ)(こう)調(ちょう)でバルセロナ・オリンピックに(のぞ)みました。


 ふたりは(かい)(きゅう)(ちが)います。(よし)()(せん)(しゅ)のほうが(たい)(じゅう)(おも)(かい)(きゅう)です。だから、()(あい)では()たらない。お(たが)いに「(きん)メダルを()()してがんばろう」と(おも)っていたわけですね。


 さて、バルセロナ()りしたふたりは、(たい)(かい)(ほん)(ばん)()けて、(れん)(しゅう)していました。()(あい)(とお)()ほど(まえ)のこと、ふたりで()んで(れん)(しゅう)していたときに、()()(せん)(しゅ)(ひざ)(おお)けがを()ってしまいました。ボキッという(おと)がしたそうです。


 もう()(さお)()()(せん)(しゅ)はものすごく(いた)がった。たいへんな(だい)()()()こってしまった。(おお)(いそ)ぎで()(りょう)して、(ひざ)(ほう)(たい)でグルグル()きにして、おんぶされなければ(うご)けないような(じょう)(たい)だったんです。


 けがをした()()(せん)(しゅ)もショックだったけれど、それに(かか)わってしまった(よし)()(せん)(しゅ)(だい)ショック。わざとけがをさせたわけじゃないけれど、()(ぶん)との(れん)(しゅう)(ちゅう)()()(せん)(しゅ)がけがをしてしまったわけですから。(よし)()(せん)(しゅ)はもう()(ぶん)のことなんか(かんが)えられなくなっちゃったわけ、なんにも。


 その()宿(しゅく)(しゃ)(かえ)れば、(よる)は、(いっ)(しょ)()()なわけですよ。ふたりの(あいだ)にどんな(くう)()(なが)れたと(おも)いますか……?


 (じゅう)(どう)(せん)(しゅ)にとっては、オリンピックは(じん)(せい)のすべてをかけて()()(たい)(かい)です。そこで(きん)メダル(かく)(じつ)()われていた(せん)(しゅ)が、(ひざ)(おお)けがを()ってしまう。その()(ねん)さはどれほど(おお)きいかということで、(くら)~い(ちん)(もく)(なが)れたと(おも)うでしょう。

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