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齋藤孝のガツンと一発文庫 第4巻 カッコよく生きてみないか! 言いわけ禁止塾
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教育
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パート1 カッコよく生きてみないか!

『齋藤孝のガツンと一発文庫 第4巻 カッコよく生きてみないか! 言いわけ禁止塾』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:1時間13分
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1 カッコよさをつくる「(みっ)つの()(だい)



〓(ひと)(よろこ)んでもらう()(かた)(えら)ぼう



 これから、「カッコイイ()(かた)」について、おもしろい(はなし)をします。


 この(はなし)()けば、

(じん)(せい)ってこんな(かん)じで(まえ)(すす)んでいくのか」

「“カッコイイ”ってこういうことなのか」

「みんなだって(なや)んでいるんだ。(まよ)いながら、(まえ)(すす)んでいるんだ」


 と(おも)えること()(ちが)いなし。そんな(はなし)(しゅっ)(けつ)(だい)サービスしちゃいます。


 この(ほん)()()ったキミは、きっと()きることが(たの)しくなるはずです。



 ところで、キミはカッコよくなりたい?


 ぼくは()どものころから、ずっとカッコよくなりたいと(おも)ってきました。そしていまもカッコよく()きたいと(おも)っているので、そのための()(りょく)(つづ)けています。


 (じん)(せい)には、ふたつの()(かた)があります。(じん)(せい)は、(いっ)(しょう)()いかえてもいいでしょう。

()(ぶん)()(しん)(たの)しみのためだけに()きる(じん)(せい)

()(ぶん)(ちから)を、だれか、ほかの(ひと)のために使(つか)い、まわりの(ひと)(よろこ)んでもらう(じん)(せい)


 のふたつです。


 (おな)(いっ)(しょう)だったら、ぼくは(ひと)(よろこ)んでもらう()(かた)(えら)びたいと(おも)っています。


 なぜかって?


 そういう(じん)(せい)(おく)っている(ひと)を、ぼくは、「カッコイイ」と(おも)っているからです。


 カッコよくなるためには、どうすればいいとキミたちは(おも)いますか?

「わからないから、()いているんだよ」


 たしかに、そうだよね。


 このパート1のなかには、カッコよく()きるためのヒントをたくさんつめこみました。


 キミは、パート1を()()わるころ、きっといまより、カッコよくなっているはずです。


 では、いざスタート。


 (さい)(しょ)は、カッコよさを()につけるための(みっ)つの()(だい)についての(はなし)です。


〓(とも)だちのために(こう)(どう)する「(ゆう)()」があるか?



 (がっ)(こう)(せい)(かつ)(いち)(ばん)イヤなことは、いじめです。


 あってはならないことだけれど、(しょう)(がっ)(こう)でも、(ちゅう)(がっ)(こう)でも、いじめはある。(おお)きな(もん)(だい)です。


 (おんな)()(かお)()()らないというだけで、みんなで(いや)がらせをする。

「ウザイ」とか、「キモイ」とか()って、いじめる。「()ね」なんて()()(あい)もある。


 ひどいよね。


 いじめをするような(にん)(げん)()(かた)は、カッコ(わる)いし、(ゆる)せないとぼくは(おも)う。


 クラスでいじめがおこなわれているとき、だれかが、

「もう、いじめはやめようよ」


 と()ったとしよう。その()はすばらしくカッコイイ、とぼくは(おも)います。きっと、クラスのみんなもそう(おも)うんじゃないかな。


 でも、なかには、

(なに)カッコつけてんだよ」


 と()()がいるかもしれない。そして(こん)()は、

「いじめはやめよう」


 と()った()がいじめられてしまうかもしれない。


 それでも、(とも)だちのために(こう)(どう)できることは、とてもカッコイイことです。




 (むかし)(ひと)も、たとえ()(ぶん)()(せい)になっても、だれかのために(こう)(どう)する姿(すがた)をカッコイイと(おも)っていたようです。(こう)()という()(せん)()(ひゃく)(ねん)くらい(まえ)(ちゅう)(ごく)(かつ)(やく)した()(そう)()(こと)()(あつ)めた『(ろん)()』に、()()てせざるは(ゆう)なきなり”という(こと)()があります。


 ()()は、“(ひと)として(とう)(ぜん)しなければいけないことだとわかっているのに、それをしないのは、(ゆう)()がないということだ”といった(かん)じです。

「いじめはやめよう」なんて()ったら、(こん)()()(ぶん)がいじめられてしまうかもしれない。


 (ゆう)()がなければ()えません。だれでもできることではないからこそ、そんな(ゆう)()()せられたとき、(ひと)はその(ひと)をカッコイイと(おも)うのです。


〓ほかの(ひと)より(さき)(こう)(どう)できることも(ゆう)()だ!



 ほんとうの(ゆう)()とは、(さい)(しょ)(こう)(どう)することでもあります。


 サッカーのカズ(()(うら)(かず)(よし)(せん)(しゅ)()っていますか?


 カズ(せん)(しゅ)は、()(ほん)でまだサッカーがメジャーなスポーツでなかったときに(しず)(おか)(がく)(えん)(こう)(こう)(ちゅう)退(たい)してブラジルのプロリーグにチャレンジしました。


 ()(ほん)(じん)といえば「サッカーがへたな人」を()()するほど()(ほん)(じん)(ひょう)()(ひく)いブラジルで、ほとんどお(かね)をもらえない(じょう)(たい)()(ろう)しながら、ついに(ちょう)(いち)(りゅう)プロチームのレギュラーになったのです。


 このチャレンジ()って、ぼくはカズ(せん)(しゅ)のことをカッコイイと(おも)いました。


 まだ(じゅう)(だい)(からだ)(ほそ)(しょう)(ねん)が、(たん)(しん)でハイレベルなプロリーグに(ちょう)(せん)し、(せい)(こう)したのです。


 カズ(せん)(しゅ)()(ほん)のサッカー(かい)()()げるため、()(ほん)(かえ)ってきます。(こく)(りつ)(きょう)()(じょう)(まん)(いん)になるようにしたい」()い、(じつ)(げん)させました。カズ(せん)(しゅ)のチャレンジする(つよ)さが()(ほん)のサッカー(かい)()(ぼう)(あた)えたのです。だから「キング・カズ」と()ばれるのです。


 ファッションがカッコイイだけではないのです。カズ(せん)(しゅ)(ゆう)()を、みんなはカッコイイと(おも)うのです。


 ()(ほん)(じん)(はつ)(もと)(だい)リーガーの()()(ひで)()(とう)(しゅ)も、(おな)()()でカッコイイ。()()(とう)(しゅ)(だい)リーグに(ちょう)(せん)したことで、たくさんの()(ほん)(じん)(せん)(しゅ)が、(だい)リーグに(ちょう)(せん)するようになりました。


 ()()(とう)(しゅ)(だい)リーグに(ちょう)(せん)すると()ったとき、()(ほん)()(きゅう)にかかわっているたくさんの(ひと)や、たくさんの(しん)(ぶん)、テレビ、(ざっ)()などが、()()(とう)(しゅ)のことをすごく(わる)()いました。

(だい)リーグでは(つう)(よう)しない」

()(ほん)のファンを(うら)()ってアメリカに()くなんて、(ゆる)せない」


 というように。


 でも、()()(とう)(しゅ)(だい)リーグに(ちょう)(せん)しました。


 (さい)(しょ)(こう)(どう)()こした()()(とう)(しゅ)(ゆう)()、カッコよさに、ぼくは(こころ)から(はく)(しゅ)をおくります。


 ()()(とう)(しゅ)は、()(ほん)にいれば、たくさんのお(かね)がかせげることはわかっていました。スター(せん)(しゅ)でいられることも、()(しょう)されていたようなものです。


 (いっ)(ぽう)で、アメリカの(だい)リーグで(せい)(こう)する()(しょう)はまったくありませんでした。それでも、()(ぶん)()(あん)(てい)()(しょ)()くことを(えら)びました。

「いじめはやめよう」と()うこと、カズ(せん)(しゅ)がサッカーの(ほん)()ブラジルでプロ(せん)(しゅ)になったこと、()()(とう)(しゅ)(だい)リーガーになったこと──この(みっ)つに(きょう)(つう)しているのは、()(ぶん)()(あん)(てい)()(しょ)()き、しかもだれも(けい)(けん)したことのない(はじ)めてのことに(ちょう)(せん)する(ゆう)()があった、ということです。


 ()(あん)()()ちに()()ってなにかに(ちょう)(せん)するとき、(ひと)(ひか)りかがやくのです。そして、ほかの(ひと)があこがれるような、カッコイイ()(かた)ができるのです。


〓ゴン(なか)(やま)(せん)(しゅ)はけっしてあきらめない



 つぎは、フランス・ワールドカップで()(ほん)(じん)(はつ)のゴールを()めた(なか)(やま)(まさ)()(せん)(しゅ)(はなし)です。


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)()(ほん)(だい)(ひょう)では「スーパーサブ」と()ばれていました。

「サブ」というのは、レギュラーとして(さい)(しょ)から()(あい)()ることの(すく)ない(ひか)えの(せん)(しゅ)という()()です。


 ただし、たんなる(ひか)えではなくて、「すごい」(ひか)えのことを、「スーパーサブ」といいます。


 そして、(なか)(やま)(せん)(しゅ)()(ばん)は、(かなら)ずチームがピンチのときです。


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)(せん)(しゅ)(こう)(たい)でグラウンドに(はい)ると、スタジアムの(ふん)()()()わります。


 ()けているときなら、

(ぎゃく)(てん)できるぞ」

「まだ、あきらめないぞ」


 というムードが、チームメイトにもサポーターにも()てきます。


 そして()()()なことに、(なか)(やま)(せん)(しゅ)がまだボールにさわってもいないのに、(きゅう)にチームの(うご)きがよくなって、(てん)(はい)ってしまうことがあります。


 なぜだろうか?


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)には(しょう)()()(うん)があるから。


 そうだね、たしかに、なにか()()えない(ちから)(なか)(やま)(せん)(しゅ)にはあるのかもしれない。


 でも、ぼくはこういうふうに(おも)っています。


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)どんなときも、けっしてあきらめないからこそ、(こう)(うん)がやってくるのだと。


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)()(あい)(ちゅう)にあきらめたような(ひょう)(じょう)(たい)()をあらわしたところを、ぼくは(いち)()()たことがありません。テレビに(うつ)しだされる(なか)(やま)(せん)(しゅ)は、いつでも(ぜん)(そく)(りょく)でボールを()いかけ、ゴールを(ねら)っています。


 (なか)(やま)(せん)(しゅ)の「あきらめない()()ち」がチームメイトに(でん)(せん)して、(どう)(てん)の、あるいは(ぎゃく)(てん)のゴールを()んでいるのではないかと(おも)います。


〓(ぎゃく)(ふう)がふいているときカッコよくなれる



 (なか)(やま)(せん)(しゅ)は、チームが()けているような(じょう)(きょう)、いわゆる(ぎゃく)(ふう)がふいているような(じょう)(きょう)()きなのではないだろうか。

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