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齋藤孝のガツンと一発文庫 第5巻 家族はチームだ! もっと会話しろ 日本のいいところを知っておこう
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教育
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パート1 家族はチームだ もっと会話しろ!

『齋藤孝のガツンと一発文庫 第5巻 家族はチームだ! もっと会話しろ 日本のいいところを知っておこう』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:1時間31分
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1 ()(ぞく)はパワーの(みなもと)だ!





 みんな、そこにお(すわ)り。


 これから、「()(ぞく)」に(かん)するおもしろいお(はなし)をしてあげる。


 この(はなし)()けば、

「そうか、()(ぞく)って、()きていくうえで、(だい)()なチームなんだなぁ」

(おや)がぼくを(たい)(せつ)(おも)ってくれている()(ゆう)はこれだったのかぁ~!!

()(ぞく)のなかでしっかり()ごすと、()(なか)でも()きていく(ちから)がつくんだ」

「もっと()(ぞく)のことを(かんが)えて、(おや)(かた)()いたい!」


 と(おも)えること、まちがいなしだ。


 この(ほん)()()ったキミは、それだけで()(ぞく)()ごすことが(たの)しくなる。()()(せい)(かつ)(ばく)(しょう)。そんなお(はなし)(しゅっ)(けつ)(だい)サービスしちゃう。()むだけで、()(ぞく)のなんたるかがわかっちゃう(ほん)をつくった。だからぼくの(はなし)()きたまえ。


 ぼくはいま、(だい)(がく)(せん)(せい)をしていて、いろいろと(おし)えている。そして、(つま)がいて、ふたりの()どもがいるお(とう)さんなのだ。


 これまで、「()(ぞく)(たい)(せつ)さ」や「()(ぞく)(かん)(けい)をいかに(だい)()に、トクに使(つか)うか」ってことの(けん)(きゅう)をしてきました。これから、その(けん)(きゅう)(はっ)(ぴょう)をしようと(おも)う。


 みんな、()(ぞく)はいるかい?


 なかには、(りょう)(しん)(べつ)(べつ)()らしている(ひと)もいるかもしれないし、()(こん)しちゃったり、どちらかが()んでしまっていないって(ひと)もいるだろう。でも、(とう)さん、お(かあ)さんがいるから、キミたちはこの()()まれたわけだ。そして、ここまで(そだ)ってきた。これからも(そだ)っていく。


 これまでにどれだけの(ちから)(あた)えてもらったか、ふりかえって(かんが)えてみたことはあるかな? そして、これからさらに、どれだけの(ちから)(あた)えてもらうことになるか、(そう)(ぞう)したことはあるかな?


 なぜ、キミの(おや)は「あれをしろ」「これをしろ」「それはしたらダメ」と()うのでしょうか。()()()だと(おも)わないかい?


 この(ほん)には、その(こた)えを()きました。


 ぼくは、()(ぞく)というのがどういうものか、ということについて、(さい)(きん)()どもを(そだ)ててみて、ようく、わかったんだ。それまでは、“()(ぶん)()どもとして(そだ)った”()(ぞく)しか()らなかったから。ほら、キミたちだって、“()(ぶん)()どもとして(そだ)った”()(ぞく)しか()らないだろう?


 ぼくも(むかし)()どもだった。なつかしいなぁ。その()(けっ)(こん)をして、()(ぶん)()どもができて、(そだ)ててみて、「()(ぞく)とは、こういうものだったんだ!」と、(はじ)めてわかったことがある。それを、ぜひ、みんなに(つた)えたいんだ。


 ()(ぞく)は、(じっ)(かん)としてなんだけど、パワーの(みなもと)なんだ。()きるパワーの(みなもと)

()(もの)だって、パワーの(みなもと)だ」って(おも)うかもしれないけれど、いくら()(もの)()べていたって、なんか、()きる(げん)()()てこないときがあるんだ。でも、()(ぞく)がいるだけで、()きるエネルギーが()く。(おや)にとっては、()どもが()まれるだけで、ものすごく()きるエネルギーが()くんだ。


 キミたちの(おや)はそんなことを(くち)()して()わないかもしれない。だからこの(ほん)は、“()どもの()から()()(ぞく)”しか()らないキミたちに、(おや)()から()()(ぞく)()(けん)から()()(ぞく)というふたつの()(かた)(おし)えてあげる(ほん)だ。()(ぞく)ってものが、より(りっ)(たい)(てき)にわかるしかけになっている。


 キミと()(ぞく)は、()っても()れない(なか)なんだな。キミと()(ぞく)(かん)(けい)(いっ)(しょう)(つづ)いていきます。だから、()(ぞく)とのつきあい(かた)をバッチリ(おぼ)えれば、ますます(たの)しく()きることができるんだ。()(かた)のレベルがすごく()がっていく。


 パート1を()()わるころには、キミは、いまよりもグ~ンと()(ぞく)(あい)する(ちから)()がっている。そのことを()(しょう)しておこう!


 では、ぼくの(はなし)()きなさい。いざ、スタート!


2 キミのこれまでの(じん)(せい)(てん)(けん)しよう




〓 キミの(いっ)(しょう)は「(あか)ちゃん()(だい)」から(はじ)まる



 キミたちは、(まい)(にち)(まい)(にち)()(ぞく)のなかで()らしていて、その(じょう)(たい)()れきって()たり(まえ)になってしまっているから、(とつ)(ぜん)、「()(ぞく)ってなんだ?」と()かれても、すぐにはアタマが(はたら)かないと(おも)うんだ。そんなときに、()(ぞく)のことを(かんが)える(いち)(ばん)いい(ほう)(ほう)(おし)えてあげよう。


 それは、()(ぶん)(いっ)(しょう)(かんが)えてみることだ。


 なぜなら、(ひと)()まれてから()ぬまで、()(ぞく)というものから()(はな)せないからだ。(ひと)はだれもが、お(とう)さんとお(かあ)さんがいて、()まれてきたんだ。


 ということで、ここまでのキミの(れき)()をふりかえってみるところから(はなし)(はじ)めるとしよう。キミの(いっ)(しょう)、スタート!


 まず(さい)(しょ)は、(あか)ちゃんだった。キミたちはだれもかれも、みんなオギャーと()まれた(あか)ちゃんだったんだ。(あか)ちゃんのときのことを(おぼ)えている(ひと)はいますか?たぶんいませんね。()(しま)()()()っていう(ゆう)(めい)(さつ)()は、『()(めん)(こく)(はく)』という(ほん)(なか)で、うぶ()につかっていた(こう)(けい)(おぼ)えてるって()いてるけど、ホントかどうかはわからない。ふつうは、さすがにそのころのことは()(おく)がないだろう。(おとうと)(いもうと)がいる(ひと)だったら、その姿(すがた)()たことはあるかもしれませんがね。


 だれもが(いち)()(とお)(みち)(あか)ちゃん。


 (あか)ちゃんはすごいね! だって(あか)ちゃんったら、なんにもできないんだよ。()(ぶん)でものを()べることもできないし、オシッコもウンチもたれ(なが)し、()つこともできなければ、(はな)すこともできない。()いているばかり。


 (うま)(あか)ちゃんだったら、()まれてすぐに()ちますが、(にん)(げん)(あか)ちゃんときたら、()(きゅう)(じょう)(せい)(ぶつ)のなかで、(そだ)つまでに(もっと)()()ヒマがかかります。だれかの()()()けないと、(おお)きくなれない。というより、(ほう)っておいたら……()にます。

(もん)(だい)そんな、()(りょく)きわまりない(あか)ちゃんにも、たったひとつだけ()()がある。さてなんでしょう?

(こた)え〕それは“かわいい”ことなんです。なんで、(あか)ちゃんがあんなにかわいいかというと、かわいい()(がお)でにっこりすると、ほかの(ひと)から()()をしてもらえるかららしい。これホントの(はなし)


 (あか)ちゃんは、なんにもできない()(りょく)()(のう)(そん)(ざい)だ。でも、()(ぞく)のなかで(にん)()がないかというと……じつは、(あか)ちゃんが(いち)(ばん)(にん)()があるんです。これが()()()なところだ。


〓()(ぞく)はお()()()うチームだ!



 ぼくがなぜ、この(てん)(ちゅう)(もく)するかというと、“()(のう)なヤツが(にん)()(もの)!”なんていう(しゅう)(だん)は、「()(ぞく)()(がい)にはありえないからなんだ!

()(ぞく)()(がい)(しゅう)(だん)、そう、(かい)(しゃ)やスポーツのチームを(そう)(ぞう)してください。そこでは、(いち)(ばん)できないヤツはいろいろひどいことを()われたり、じゃま(もの)(あつか)いをされたりします。


 たとえばプロ()(きゅう)のチーム。いつもニコニコしているけれど、プレーがヘタクソな(せん)(しゅ)は……じゃま(もの)です。「キミはいらないからよそに()ってください」と()われてしまうのがオチだ。そうして(せん)(しゅ)()()えが(おこな)われます。もっと(ゆう)(しゅう)(せん)(しゅ)をチームに()れて、ヘタクソな(せん)(しゅ)(せん)(りゃく)()わない(せん)(しゅ)はチームから()()されてしまう。プロ()(きゅう)のチームでなくても(おな)じこと。


 しかし、()(ぞく)というのは、そういうもんじゃない。(ゆう)(のう)()(のう)かで、つきあい(かた)()えたりはしない。(のう)(りょく)のあるなしにかかわらず、お(たが)いがお()()()うチームだというのが、(さい)(だい)(とく)(ちょう)なんです。


 だから(あか)ちゃんの()()は、お(かあ)さんももちろんするけれど、お(とう)さんもする。おじいちゃんもおばあちゃんもする。きょうだいだって()(つだ)います。それが()たり(まえ)。みんなして「(そだ)て~、(そだ)て~」と(ちから)をそそぎます。


 ()まれたばかりの(あか)ちゃんを(そだ)てるのは、むずかしいし()()がかかる。(ちち)()ませたり、おむつを()えたり、風邪(かぜ)をひいて(くる)しんでいたら(びょう)(いん)()れていったり。これを(いく)()といいますが、やり(かた)(おぼ)えるまでには、()(ぶん)のお(とう)さんやお(かあ)さん(=つまりキミから()ればおじいちゃんやおばあちゃん)に()いたり、(ほん)()んだり、いろいろな()(りょく)をします。けっこう(ほね)()れることなんだ。キミたちは、み~んなそんな(あか)ちゃんだったんだよ!




 でもね、じゃあ、お()()したからといって、あとで、

「オレに、その(ぶん)のお(かね)()こせ」


 と()(おや)はいますか? いませんね。()(りょう)です。タダ。()どもからお(かね)()(おや)は、あんまりいないね。


 もちろん、大人(おとな)になってから、()どもが(おや)のことを(おも)ってお(かね)をあげるということはありますよ。でも、(おや)()どもを(そだ)てるときに、

(しょう)(らい)、この()から、()(ぶん)()()してあげた(ぶん)をちゃんとお(かね)(かん)(さん)して(かえ)してもらいたいから、いまがんばるぞ!」


 と(おも)って(そだ)てている(おや)なんて、ふつうはいない。(おや)(そん)(とく)(かんが)えてやってるわけじゃない。


 これを()(しょう)(あい)といいます。()(しょう)とは、()(かえ)りを(もと)めないという()()です。「なにかをした()わりに、なにかをくれ!」と()わないことです。


 この“()(しょう)(あい)”があるかないかが、()(ぞく)というチームと、(そん)(とく)(うご)(いっ)(ぱん)(しゃ)(かい)のチームとの、ものすごく(おお)きな(ちが)いなんだね。


 (あか)ちゃんが()まれると、(ひと)()わります。


 それまでただの(おとこ)だった(ひと)が、(ちち)(おや)になる。ただの(おんな)だった(ひと)が、(はは)(おや)になる。これはすごい(へん)()だね。(じん)(せい)(さい)(だい)(へん)()といってもいい。


 では、その(へん)()(かん)(かく)をキミたちに(つた)えたい。


 まず、(おんな)()へ。(くら)()(みち)をたったひとりで(ある)くのは、すごく(こわ)いでしょう?ところが、(あか)(ぼう)()()った(おんな)(ひと)というのは、(こわ)くないんだ。(ぎゃく)にしっかりしちゃうらしい。なぜかというと、ひとつには、「この()(まも)らなければ」という(つよ)()()ちが、(はら)(ちから)をぐっと()れさせることになるから。ただの(おんな)(ひと)を、(はは)(おや)として(つよ)くするんだね。もうひとつには、(あか)ちゃんが()(なか)(ぬく)もりを(とお)してパワーをくれているから。(あか)ちゃんがいるというだけで、()(ぶん)(おう)(えん)されている(かん)じがするというんだね。


 (つぎ)に、(おとこ)()へ。プロ()(きゅう)(せん)(しゅ)がよく()(はなし)()(ぶん)()(あい)(かつ)(やく)できなかったときに、(いち)(ばん)(げん)()づけられるのは、(いえ)(かえ)って()どもの()(がお)()ることなんだって。あるいは、()どもがニコニコして、「パパ、パパ」って()ってきてくれることなんだって。ホッとして、うまく()(ぶん)(てん)(かん)ができて、「がんばらなきゃ」と(あら)たな(ちから)()いてくる()う。プロスポーツ(せん)(しゅ)のなかには、()どもができたあとのほうが(せい)(せき)がよくなる(せん)(しゅ)(おお)いんだ。


 キミのお(とう)さんだって、キミが()まれたあとのほうが、キミが()まれる(まえ)よりも、ずっとやる()になっていると(おも)うよ。()どもが(おや)()()ちに()りを(あた)えてくれているんだ。そして、そういうお(とう)さんやお(かあ)さんの()()ちの()りが、()(ぞく)(ささ)えていくんだよ。


〓(かあ)さんの()づくりご(はん)(いち)(ばん)おいしいのは、なぜ?

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