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エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論
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生き方・教養
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part.1 自己について

『エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論』
[著]小川仁志 [発行]PHP研究所


読了目安時間:14分
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世界を悩ませる問題の根源は、自己愛にではなく自己嫌悪にある。

『The Passionate State of Mind』



 ホッファーによると、人間は自分自身にするのと同じように他者に対しても接するといいます。つまり、自分を愛するように他者を愛するし、自分自身にすることを他者に対しても行う。また、自分を憎んでいるときは他者も憎み、自分に寛大なときは他者にも寛大になるというわけです。


 たしかに、気分のいいときは誰に対しても優しくできますが、逆にいら立っているときは八つ当たりしてしまうものです。まったく彼の言う通りのような気がします。


 こんなふうに、自分の気分や行動が他者に対する態度に反映されることを意識しておくことは大事です。それがわかっていないから、問題を起こしたり、人間関係がぎくしゃくしたりしてしまうのです。


 自己を知ること。それは他者に対する自分の接し方を知ることであり、またひいては人生を上手に生きていくことでもあります。でも、一番難しいのがこの自分を知るということなのです。自分がどれだけ自己中心的なのか、どれだけ自分を嫌っているのか、誰もが見つめ直す機会をもつべきでしょう。


 自己嫌悪は隙あらば心の中に入り込んできます。常に自分に自信がある人は、そういないでしょうから。自信があれば、何をやっても後悔せずにすみます。前向きに反省することはあったとしても、それが自己嫌悪を引き起こすことはないはずです。


 自己中心的になっているとか自己嫌悪を抱いているといった自覚がないと、他者を傷つけることになってしまいがちです。なかでも自分を嫌うということは絶対に避けなければなりません。それは他者を嫌うことにつながります。だからホッファーは言うのです。自己愛はいいと。それは世界を愛する力にもなりうるからです。


激しい不平不満というものは、その原因が何であれ、根底では、自分自身に対する不満である。自分の価値にまったく疑念がないときや、独立した自己を意識しないくらい他者との一体感を強く抱いているとき、我々が何の苦もなく困難や屈辱に耐えることができるのは、驚くべきことである。

『The Passionate State of Mind』



 不平不満があるとき、それはつい他者に原因があるか、あるいは外的な要因に基づくものだと考えがちです。そのこと自体は間違っていないのかもしれませんが、究極的には、それは自分自身に対する不満なのです。


 たとえば、誰かと競争して負けたとします。このとき感じる不満は、その競争相手に対するものではないはずです。

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