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エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論
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生き方・教養
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part.8 成長について

『エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論』
[著]小川仁志 [発行]PHP研究所


読了目安時間:13分
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成熟するには(かん)()が必要なのだ。急いでいる人々は成長することも衰えることもできない。つまり、彼らは永遠の幼少期の状態にとどめられているのである。

『The Temper of Our Time』



 必死になって働いているだけでは、成長するものではない。ホッファーはそう言いたいのだと思います。たしかに、あわただしく働いているだけだと、考える余裕もないですし、なかなか成長することはありません。


 そういう状態を幼少期と表現しているのです。またホッファーは、幼少期は原始化をもたらすと言います。なぜなら、子どもは原始的な人間だからです。では、どうすればいいのか?


 ホッファーの処方箋は閑暇、つまりゆっくりすることです。少し立ち止まり、考えることで、人間は成長していくわけです。ホッファーはまさにそんなライフスタイルを重視し、実践していました。


 仕事はどうしてもルーティンになってしまいがちです。そして目的があるので、それに関係ないことをやったり、考えたりすることはありません。正確にいうと、その余裕がないのです。


 だからこそ、あえて本を読む時間を設けるのはとても大事なことです。忙しいから本を読む時間がないという人がいます。でも、それを優先することで自分が成長し、忙しさから解放されるための実力や技術を身に付けることも可能になるはずです。


私は緊張するのが大嫌いなので、野心を抑えてきた。そして、自己を重視しないよう、できるだけのことをしてきた。

『Working and Thinking on the Waterfront』



 世の中には、成長の促成栽培をする人と、成長の温存をする人の二種類があるように思います。成長の促成栽培をする人とは、どんどんチャレンジして、速く成長しようとする人です。


 そのこと自体は決して悪いことではありません。野心家は皆そうです。ただしその場合、実力が完全につく前に勝負することになるため、常に過剰な緊張を伴うことになります。


 普通はこの緊張に耐えられないので、成長を温存するわけです。ホッファーはまさにそちらのタイプでした。つまり慎重なのです。


 それゆえに、野心を抑え、自分を重視しないようにしてきたといいます。ところが、これがなかなか難しいのです。野心を抑えたり、自分を重視しないというのは、よほど我慢強いか、謙虚でないとできません。

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