『[生涯一筋]愛されたかったら、「彼のため」を全部やめなさい(大和出版) あなたの恋愛がガラリと変わる31の秘密』
[著]田端裕司
[発行]PHP研究所
芸能人のおしどりカップルを、うらやましいと思いませんか?
「どうしたら、彼に毎日連絡してもらえるようになりますか? いつも彼が気にかけてくれるような、かわいげのある女性になりたいんです」
「彼のことが好きでなんでもやってあげたいと思い、彼のためにお弁当を作ってあげたり、彼の部屋を片付けてあげたり、デートする予定を決めていました。でも、私が消耗するばかり。彼とはうまくいかなくなる一方です」
個別カウンセリングやLINE@で、私は、「どうしたら、彼に愛されてうまくいきますか?」という相談をよくいただきます。
私はそんなとき、「身近に、参考になるような、仲がいいカップルはいませんか?」とお伝えするようにしています。
なぜなら、言葉で伝えるより、実際に仲がいいと思うカップルをモデルにしたほうがわかりやすいからです。
けれど、ほとんどの方が、「周囲の友人も知人も、大なり小なり同じように悩んでいて……」と答えるのですね。
だから私は、いつも「それでは、このお二人をモデルにしてみませんか?」とお伝えします。
それは、芸能界きってのおしどり夫婦、北斗晶さんと佐々木健介さん。
お二人を見ているとあなたは、気になることがあるはずです。
北斗晶さんは鬼嫁。
佐々木健介さんは恐妻家。
でも、うまくいっている。
「なぜだろう?」と思いますよね。
「そうは言っても、あの夫婦は特別。テレビの画面の前だから、鬼嫁と恐妻家という役になりきって、演じているんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
こんな話もあります。
私の先輩が、あるベストセラー作家のお宅にうかがったときのこと。
ベストセラー作家というと、周囲から「先生」と呼ばれ、ちやほやされている人だから、家でもふんぞり返っているイメージがあるかもしれません。
けれど、現実は全く逆だったのです。
こまめに動いて、いろいろもてなしてくださったのは、ベストセラー作家のほう。
お茶出しも、片付けも、何もかもやってくれたそうです。
その一方で、奥様は、ゆったり過ごされていたとか。
あなたも、もう一度、周囲をよーく眺めてみてください。
確かに、あなたがおっしゃる通り、同じように「彼が何もしてくれない」と悩んでいるカップルのほうが多いかもしれません。
でも、彼がなんでもしてくれて、彼女がお姫様になっているというカップルが1組くらいはいるはずです。
芸能人だからとか、テレビの画面の中だからということではありません。
あなたもその気になればなれるのです。
何もしていないのに、彼から尽くされる女に。
今まで、あなたは「彼のため」と尽くしてきたわけです。
この本では、その考え方を180度、変えることになるでしょう。
もしかしたら、「そんなことをしたら、嫌われてしまう」と思うかもしれません。
でも、あなたはもう「彼のために」をやめたいと思って、この本を手に取ってくださったはずです。
すでに、勇気を持って、新しい一歩を踏み出しているんですよ。
それを忘れないでくださいね。
「彼の気持ちがわからない」というあなたへ
「最初は、彼のほうからアプローチしてくれていたんですけど、いつの間にか、私ばかりが連絡するようになって……。