『[生涯一筋]愛されたかったら、「彼のため」を全部やめなさい(大和出版) あなたの恋愛がガラリと変わる31の秘密』
[著]田端裕司
[発行]PHP研究所
あなたの好意が「うざい」と思われるのは、こんなとき
「よかれと思って、彼のために洋服をプレゼントしたり、お土産を買ってきたり、記念日にバッグを買ってあげたりしているんですけど、なぜか、かえって彼との距離がどんどん離れていくみたい」
「お店の予約や旅行の計画を、私がやればやるほど、なんだか彼のやる気がなくなっていくような気がします……」
せっかく彼のために尽くしているのに、彼とケンカが増える。さらに、距離が離れていって、パートナーのやる気がなくなってしまう……。
なぜ、パートナーはやる気がなくなったり、あなたから離れようとしてしまうのでしょうか?
その理由は、彼のプライドを傷つけてしまっていることにあります。
これは何も「アドバイスする」といったような、上から目線の行動だけではありません。
例えば次のような行動も、そのように受け取られます。
プライドを傷つける行動① 即レスを求める
個人差がありますが、男性は即レスが得意ではありません。
即レスしてほしいからといって「もっと早く返信してよ! 人として失礼じゃない!」などと自分の都合を押し付けようとすると、強制されていると感じて逃げ出したくなります。
プライドを傷つける行動② 彼のこだわりを直そうとする
男性は、女性の立場から見ると、変なこだわりがある人が多いものです。
例えば、オーディオにこだわりすぎて、特定のメーカーじゃないとイヤだという人。
または、車のホイールは、気に入ったもの以外だと、運転する気にならないという人。
女性から見れば、「そんなものにそんなにこだわってどうするの?」と思うような人が本当にたくさんいます。
でも、それを「そんなことにお金を使うなんて、もったいない!」などと否定したり、無理に直そうとしてはいけません。
プライドを持ってこだわっているからです。
特に支障がないなら、尊重してあげてください。
プライドを傷つける行動③ 彼に自分の好みを押し付ける
パートナーにかっこよくなってもらいたいと、あなたの好みや希望を彼に伝えたいと思うこともありますよね。
例えば、彼のファッションを見て、「私がコーディネイトすれば、もっとかっこよくなれる」と思ったとしましょう。
彼が「ファッションなんて面倒くさい。何を買っていいのかわからない」と思っていたら、すんなり受け入れられます。
でも、彼なりにこだわりを持っていたら、ありがた迷惑なわけです。
だから、パートナーがあなたの提案をどう感じているか、よく様子を見極めて、無理にあなたの好みを押し付けないようにしてください。
彼から「気に入った!」とか「すっごくいい!」というような喜びの反応がない場合には、潔く諦めましょう。
プライドを傷つける行動④ 母親になってしまう
女性には母性本能があります。
だから、ついついパートナーに対して、お母さんのように接してしまうことって、あるんですよね。
「ハンカチ、忘れてない?」