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給湯室で恋は育つ コイバナに学ぶ愛され女子になる方法31
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第2恋話 決められない男、決められない女

『給湯室で恋は育つ コイバナに学ぶ愛され女子になる方法31』
[著]置田理深 [発行]CLAP


読了目安時間:10分
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相談者:佳奈恵(26歳、入社4年目。控えめで優柔不断)




 ~恋話商事 朝の給湯室~


 お湯を沸かしている菊代に、佳奈恵が声をかけています。


 ❤「あ、あの、えっと、先輩、質問してもいいですか?」

 ◇「佳奈恵さん。すでに質問していますよ」

 ❤「あっ! そうですね……。あ、あの、もし、もしもですよ、先輩にもし好きな人がいて、でも……その人に彼女がいたらどうしますか?」

 ◇「興味ないわね。人のもの欲しがったって良いことないもの」

 ❤「そ、そうですよね……。じゃ、じゃあ例えば……例えばですけど、その彼が彼女と別れるから付き合おうって言ったらどうしますか?」

 ◇「彼がその彼女と別れてから考えるわ」


 菊代は考える素振りもせず即答します。


 ❤「別れてからですか……」

 ◇「そうよ。『彼が付き合おう』って言っている時点では、まだ彼女がいるわけでしょ。別れてから言いなさいって思うわね」

 ❤「そうですよね……。でも……彼の事が好きなんですよ? その彼と付き合えるかもしれないチャンスなのに……」

 ◇「あなたも分かってるじゃない。『付き合えるかもしれないチャンス』って」

 ❤「えっ。どういうことでしょうか?」

 ◇「かもしれないってことは、かもわからないってことでしょ」

 ❤「あっ……! そうですね……」


 菊代はコンロの火を止めると、急須に茶葉を入れながら聞きました。


 ◇「ねえ、それは、あなた自身が好きな彼にそう言われたってことかしら」

 ❤「えっ。えっと……、はい……実はそうです。あ、でも……まだはっきりと返事もしてないですし、彼からも……彼女と別れたとは聞いてないので……。どうしようかなと……」


 小さく消え入りそうな声で、まるで独り言のように話す佳奈恵の様子を見た菊代は小さくため息をつきました。


 ◇「その彼、『彼女と別れるから付き合おうって』本当に言ったの? 一字一句間違いないのかしら?」
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