『眠る前5分で読める 心がスーッと軽くなるいい話』
[著]志賀内泰弘
[発行]イースト・プレス
ものすごく恥ずかしいお話をさせていただきます。読者の皆さんのお叱りは承知で、自戒を込めて思い切ってペンを取りました。
友人のお祝い事が続きました。一人は初めての子どもの誕生。女の子です。
もう一人は、勤め先での課長昇進の知らせです。
二人にお祝いを贈るために、デパート内の紅茶専門店に出かけました。あまりにも種類が多く、「どれにしようかなぁ」と迷ってしまいました。相談に乗ってもらおうと、女性の店員さんに声をかけました。
ところが、です。二度呼んだのに返事をしません。少々ムッとしました。
三度目にちょっと大声で「すみません!」と言うと、ようやく近くに来てくれました。