本棚に本をぎゅうぎゅうに詰めて収納すると、取り出しにくくなります。
欲しい本の両サイドを片手で押されて、欲しいものを指先に力を入れて、上下に動かして取り出す。大変な労力です。
そして、取り出しにくい本は、また、両サイドの本をしっかり押さえて、上下に動かしながら、本をねじ込んで戻さなければなりません。元あった場所に本を戻すことだけでも、たくさんの労力が必要になります。
そうなると、読むために取り出された本は、元あった場所へは戻らない可能性が大きくなります。そうです、出しっぱなしになってしまい、読まなくなるという結果に至ります。
また、見た目もぎっしりと詰まった本棚は、息が詰まりそうな印象も受けます。
何かを収納するときには、上下や両サイドのほどよい「空き」が必要だと感じています。その「空き」は余裕になり、取り出しやすさや使いやすさを生むのです。
もし、おうちの本棚の本がぎゅうぎゅうに収まっているようであれば、ぜひ本棚を見返していただき、読まない本を手放し、本棚に空きを作っていただきたいと思います。
空きができると、なぜかすっきりとして、心に余裕が生まれます。
ほどよく出し入れが楽な余裕ある収納をすることで、見た目も素敵に見え、使い勝手もよい状態の本棚になります。
ほどよくモノを持つ、そんなことを頭に置いて、詰め込まないように気をつけると、スッキリと整った本棚ができあがります。