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(2021/11/26 追記)

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二十四節気の京都 観る、知る、食べる、歩く
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旅行
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冬至

『二十四節気の京都 観る、知る、食べる、歩く』
[著]柏井壽 [発行]PHP研究所


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 ()()のころの京都は、まだ夏を感じるには早すぎて、まさにこれから夏に至る時季を実感するが、(とう)()の京都はすでに冬ただなかである。


 あと十日もしないうちに新しい年がやってくる。慌ただしく過ごすうち、忘れがちになる寒さを、何かのひょうしにふと思い出すと、身を縮め背を丸くする。京の底冷えを体感しはじめるのは、おおむね冬至のころからである。


 そして、冬至の時季の何よりの特徴といえば、年をまたぐことにある。


 十二月の冬至は気ぜわしさばかりが際立ち、都人にしては珍しく足早に(おお)()(こう)()を行き来する。それが新年を迎えた瞬間から、ゆるやかな時の流れに合わせるかのように歩みも遅くなる。


 たとえば北野天満宮で行われる天神市。師走のそれは〈(しま)い天神〉と呼ばれ、常の月とは違って、いくらか殺気立った空気が流れる。素早くお参りを済ませ、新たな年を迎えるのに必要な日用品を買い求める。(ふる)(どう)()(ぼん)(さい)など、気になるものがあっても、年迎えの支度が待ち受けているので自重する。

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