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「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い
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生き方・教養
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第六章 理解と癒し

『「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い』
[著]ブライアン・L・ワイス [訳]山川紘矢 [訳] 山川亜希子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:48分
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 すべては愛……すべては愛です。愛があれば理解できます。理解があれば耐えられます。すると時が止まります。そしてすべてが今になります。



 私達の心の最も深い部分は、普通の時間の法則に縛られていません。ずっと前に起きた出来事が、つい今しがたのことのように、未だに私達に影響を与えたりします。まるで昨日怪我したかのように、古傷が私達の気分や行動に影響を与え、時にはその力が時間と共に増してゆくことさえあります。


 理解はこうした古いトラウマを癒す助けとなります。心の深い部分は普通の時空には囚われていないので、過去の出来事を書き換えたり、再編成したりもできます。原因と結果は分かちがたくしっかりと結びついているわけではありません。トラウマを取り消すこともできれば、傷になった結果を変えることもできます。たとえ距離が離れている所でも、苦しみや傷からずっと時間がたったあとでも、深い癒しが起こり得るのです。


 愛が人との関係に深い癒しをもたらすように、理解は怖れの軽減をもたらします。理解するということは、愛のそよ風を入れるために、窓を開くようなものです。すると愛のそよ風が私達の疑いや不安を吹き払い、魂をよみがえらせ、人との関係を癒してくれるのです。


 私達の怖れはたいてい、すでに起きたこと、もっと若かった頃や過去生で生じた出来事に関係しています。私達はそれを忘れているので、こうした怖れを未来へと投影します。でも、怖れたことは、すでに終っているのです。私達がしなければならないのは、思い出し、過去に目覚めるだけです。



 南米の若い女性が、彼女の目覚めと、その結果生じた癒しについて、私に手紙をくれました。

私はあなたの本を全部読みました。そして、人々の過去生の物語や、それがどのように恐怖症を治したか、という話にとても感銘を受けました。あなたの『前世療法2』の中で、最後の数ページに、自己催眠の方法が書かれていますね。私がやってみて感じたことを、お話ししたいと思います。その前に、トランス状態になれるまで、私は五回、試さなければならなかったことを告白させて下さい。初めはとても不安で、集中できなかったのです。さて、一年三カ月前に今の恋人に出会い、デートするようになってから、私は彼を失うのが怖くてたまりませんでした。それも普通ではありませんでした。自殺が心をよぎったことさえあった程だったのです。一番困ったのは、彼はそんなことを考える理由を何一つ、私に与えてはいないという事実でした。彼は私をどれほど愛しているか、いつも示していたからです。ある日、私はとても気分が落ち込み、ついに自分に向って、もうこんなことはやめよう、と言いました。


 そして、私はテープに自己催眠のやり方を吹き込んでおいたことを思い出しました。今度は、はっきりとした目的を持ってやってみました。自分がなぜ、こんなに怖がっているのか、見つけるためでした。


 すぐに星空の下の道にすわっている自分が見えました。一六七九年のフランスでした。私はフランス人で、マリクレールという名前でした。二十歳くらいで長い黒髪を持ったすばらしい美人でした。茶色いぼろ服にサンダルをはいていました。これを見て、私はとても貧しかったのだろうと思いました。私は腕に赤ん坊を抱いて、ずっと泣き続けていました。するとその場面に他の人が見えました。私はその人物が今の人生の私の恋人だとわかりました。彼の名前はペドロといい、スペインから来ていました。彼は四十歳くらいで、とても背が高くてやせていました。私達は夫婦で、赤ん坊は二人の子供でした。彼もまた、絶望して泣いていました。すると二人の衛兵がその場面にやって来て、彼を私から引き離しました。彼が私の方へ手を伸ばし、自由にしてくれと叫んでいるのを、私は見ました。


 それが私の見た全部です。あんまり興奮して、目を開いてしまったからです。


 でも、信じられなかったのは、そのあとで私が感じたことでした。私は幸せで叫んだり、笑ったりしたい程でした。とても心が自由で澄んだ感じでした。でも、一番良かったのは、それ以来恋人を想っても一滴も涙を流さなくなり、あのひどい気持ちもなくなったことです。二人の関係も、ずっと良くなりました。……私はこの新しい療法が早くすべての人に受け入れられるように願っています」


 私もそう願っていますが、これが療法以上であることも知っています。これはどのように人生はくり返しているか、どのように人との関係が新たになるか、理解することなのです。私達は決して愛する人を本当に失いはしない、という真実を理解することでもあります。三百年後に、この二人の人物はここで新しい体の中で健康に生き、お互いの人生をわかち合い、再び愛し合い始めているのです。


 私達を癒すのはこうしたことを理解することであり、理解した時、愛は永久によみがえり、現れるのです。


 二人は偶然、再び出会ったわけではありません。運命が微妙な形で、二人の愛の再発見を指示したのです。現在の肉体に生まれて来る前から、二人はこの人生のある時点で出会うように、すでに約束していたのです。出会ってお互いにどこか深いレベルで、時を超えた魂の伴侶であることを認め合い、そしてこの人生での二人の関係をこれからどうするか、決めなければならないのです。家族や社会によって押しつけられたエゴや論理的な思考が、二人の心のささやきやソウルメイトとの再会によって起こった気づきを妨げるのでしょうか? それとも、二人の心が表層意識の邪魔を克服して、勝利を収めるのでしょうか?


 何らかの怖れやくせが再浮上することはよくあり、彼女の場合は、三百年前のフランスでの悲しい出来事のせいで、悲劇的な別れを理由もなく怖れていたのでした。最初、彼女はその昔の出来事を覚えていませんでしたが、彼女の無意識の魂の記憶は、それをよく知っていました。そのために、彼女は悲劇的な別れが今か、または近い将来に起こるのではないかと、怖れていたのです。


 彼女のすべきことは、愛は絶対的なエネルギーであり、肉体の死があろうとも愛に終りはないことを理解して、別離の恐怖を克服することでした。私達は必ず、こちら側か向う側のどちらかで、愛する者と再会するのです。


 彼女の魂はそれを知っていましたが、この人生に生まれて来た時に、恋人と一緒だった過去生を忘れてしまったのです。彼女の仕事は、愛に死はないことを思い出し、この知識を怖れを克服するために使うことでした。


 私の本から作ったテープを聞いてフランスでの過去生を思い出した時、この知識が彼女の心から意識へと飛び込んで来たのです。彼女はあらゆるレベルですべてを理解し、即座に昔の怖れも現在の怖れも手放したのでした。


 彼女はもう、自由に愛することができます。愛を失うのではないかと怖れて、愛することをためらう必要もなくなりました。


 この若い女性の体験は、私達は、愛を理解し、会得し、怖れを手放すための学びのチャンスや運命の時期を、生まれる前にあらかじめ設定して来ているということを示す良い例です。私達は学びの計画を立てる時に、聖なる存在、霊的なエネルギーに助けてもらいます。デジャヴュ、前に見たことがあるという感覚は、人生がひもとかれてゆく途中で、予定した時と場所で私達の生まれる前の計画が現実になる時に、かすかに、その計画を思い出している、ということでもあります。私達は覚えているのです。生活の中の偶然の一致、共時性、デジャヴュなどに十分に注意を向けるのはとても重要です。それらはしばしば、私達の魂の計画と、この人生で私達が歩んでいる実際の道が一致したことを示しているからです。


 過去生の記憶、夢、デジャヴュ体験、偶然の一致や共時性などによって、または神秘の瞬間に自然と思い出した時、私達は理解し始めるのです。


 理解した時、私達は怖れを手放します。


 怖れを手放した時、愛への障害は消え、愛が私達の中を、間を、全体を自由に流れ始めるのです。


記憶」が本物か、それとも想像や幻想なのか、どうしてわかるのですか、と私はよく聞かれます。おもしろいことに、治療のレベルでは、その区別はまったく重要ではないようです。人々は元気になり、症状が消えます。患者やセラピストが過去生を信じるか否かさえ、問題ではありません。でも、一九九四年の「USAトゥデイ」、CNN、ギャラップの共同調査では、アメリカ人の二七パーセントが輪廻転生を信じています。この数字は今はもっとずっと高くなっているでしょう。また、九〇パーセントの人が天国を信じています。


 ただ、確認のレベルでは、両者の区別は重要です。臨床医として、また、科学者として、私はどの記憶が本物か、どのようにして本当の記憶と幻想を区別するべきか、知りたいものです。

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