『「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い』
[著]ブライアン・L・ワイス
[訳]山川紘矢
[訳] 山川亜希子
[発行]PHP研究所
霊界での学びの方が物質界での学びよりもずっと早い。我々は自分が学ばなければならないことを選んでいる。人間関係についてもっと学ぶ必要があれば、戻って来なければならない。そのことを学び終えた者は、もっと先へ行くのだ。霊的な世界にいる時は、もしそうしたければ物質界にいる人々といつでもコンタクトすることができる。でも、そうしなければならない時だけだ。生きている人達にどうしても何か知らせなければならない時だけなのだ。
時には、ある人の前に現れることもできる。……そしてこの地上にいた時と同じ姿を見せることもある。時にはテレパシーで連絡するだけのこともある。メッセージが隠されていることもある。しかし、たいていの場合、メッセージを送られた人はその意味を理解することができる。それは心のコンタクトだからなのだ。
私の何千という患者との体験や研究と、世界中の最もすぐれた超能力者達の能力に関する調査から考えると、私達はこの宇宙で一人きりではないようです。この物質次元の向うの「見えない」世界には、様々な能力と発達レベルを持つ多くの霊魂が住んでいるようです。ある者は非常に進化していますが、それほどでもない者もいます。地上で肉体を持った人生を送り、転生の間にいる者もいます。すでに「卒業」して、人々を助けるために自ら選択しない限り、ここに戻って来る必要のない者もいます。さらに、他の魂達はこの物質世界には転生せずに、向う側から私達を助けています。
彼らを精霊、天使、ガイドなど、どのように呼んでも構いません。彼らが存在するという逸話などの証拠は数多くあり、これは様々な文化、宗教などで何百年にもわたって集められています。
赤ちゃんや子供は私達のまわりにいるこうした精霊やエネルギーに気づいていますが、私達にそれを伝える術が限られています。それに、大人は子供達の話を信じずに、彼らの見たものや感じたことを、想像とか幻想だと言って否定しがちです。でも、子供達が気づいているものは、多くの場合、本当のことなのです。
死んで肉体を離れると、私達はとても快く感じられる意識レベルへと進みます。愛に満ち、知恵があればあるほど、私達は向う側でより進んだ所へと行けます。
私は未だに深い瞑想状態や催眠状態にある患者が私に伝えるメッセージが、どれもほとんど同じであることに驚きの念を隠せません。高校を中退した人、原子物理学者、弁護士、プロのスポーツ選手など、みんなが霊的な世界や地球での私達の目的について、まったく同じことを私に話すのです。これは彼らの体験にかなりの信ぴょう性を与えています。
もう一度強調したいのですが、こうした発見は臨床的なものであり、何百人という患者から集めています。これほどの類似性と相関があるのは、統計的に見ても、意味があると言えましょう。
世の中には、霊的な源から情報を伝える術に卓越した人達がいます。