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「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い
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生き方・教養
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第十三章 特別のメッセージ

『「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い』
[著]ブライアン・L・ワイス [訳]山川紘矢 [訳] 山川亜希子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:36分
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 まだ肉体を持っている人々の前に、霊魂が姿を現すことを許されているのは、この界層においてである。彼らは物質界に戻って来ることを許される。……この階層では物質界との交流が許されている。霊的な力を使って、物質界にいる人と連絡をとることを許されるのだ。やり方はいろいろな方法がある。ある者は見えるようになる能力を与えられて、肉体を持った人々の前に姿形を現すことができる。ある者はものを動かす力を与えられて、テレパシーを使って物体を動かす。多くの霊魂はここに来ることを選ぶが、それは物質界にいる人間を見たり、すぐ近くにいたりすることを許されるからだ。



 すぐれた超能力者であり霊媒でもあるシャールに、私の娘のエイミイがリーディング(精霊からのメッセージをもらうこと)をしてもらいました。その前日、キャロルと私はエイミイの仲の良い友人であるデイビッドの祖父の葬儀に参列しました。エイミイは、彼をバジーというニックネームで呼んでいました。

私はデイビッドという人に伝えることがあります」とシャールはエイミイに言いました。「これはハワード、またはハロルドという名前の、彼のおじいさんからです」彼女はすばらしい正確さで言いました。エイミイはバジーの本名がハワードだとは知りませんでした。

彼はみんなを愛している、元気だと、彼らに伝えて下さい。彼はマックスとサムと一緒にいます」


 誰もマックスもサムも知りませんでした。次の日、サムはバジーの父親であり、マックスはサムの二十五年来の親友であり、仕事のパートナーだとわかりました。



 肉体が死んでも、私達は死にません。私達の一部は生き続けます。霊、魂、意識です。それは他のもっと広くて明るくてすばらしい部屋へと、ドアをくぐり抜けてゆくようなものです。


 だから、私達は怖がる必要はありません。私達はいつも、愛に囲まれています。私達が愛する人々は、決して行ってしまうことはありません。私達はみな美しい不滅の魂です。私達はしばらくの間、自分の体の中にいますが、本当の私達は自分の体ではないのです。


 私の患者が亡くなった親しい人達からメッセージを受け取る時、その内容はびっくりするほどよく似ています。退行や夢の中であれ、霊媒を通してであれ、そこには共通したテーマがあります。

私は君を愛している。私は元気だ。自分を大切にして、私のためにそんなに悲しんではいけないよ」


 彼らは必ず、嘆き悲しまないようにと、私達に言います。そして、私達が忘れていたことを何か知っています。


 彼らは死にません。そして私達も死ぬことはないのです。


 私の人生で最も強力な体験の一つは、キャサリンの退行を行なっている間に、特別のメッセージを受け取った時に起こりました。私の人生を永久に変えてしまった瞬間を理解していただくために、この話をしたいと思います。


 私の人生に起きた最大の悲劇は、私達の初めての子供であったアダムが、一九七一年の初めにわずか二十三日で亡くなったことでした。病院から家へ連れ帰った十日後、アダムは呼吸困難と激しい嘔吐に見舞われました。診断をつけるのは非常に困難でした。「心房隔壁欠損を伴う肺静脈排血異常」だと言われました。これは一千万人に一人の割合で起こります。肺静脈、すなわち、酸素を取り入れた血液を心臓に送り返すはずの血管が、誤って心臓の逆の方とつながっていたのです。ちょうど、心臓が後ろの方へ引っくり返ったようになっていました。本当に、ごくごくまれなケースでした。


 思い切って開胸手術をしましたが、それでもアダムを救うことはできず、数日後、彼は息を引き取りました。私達は何カ月も嘆き悲しみ、夢も希望も打ち砕かれてしまいました。一年後に息子のジョーダンが生まれ、私達の傷をやっと癒してくれました。


 アダムが亡くなった頃、私は精神科医になろうと決心したことに迷いを感じていました。内科のインターンの仕事は楽しく、内科の研修医にならないかと誘われていました。しかし、アダムの死後、私ははっきりと、精神科医を自分の仕事にする決心がつきました。現代医学がその最新の知識と技術をもってしても、私のけなげな小さな息子の命を救えなかったことに、私は腹を立てていたのです。


 私の父は一九七九年の初めに六十一歳でひどい心臓発作に見舞われるまでは、健康そのものでした。最初の発作はどうにか持ちこたえたものの、心臓の壁が回復不可能なほど損傷を受け、三日後に亡くなりました。これは、キャサリンが初めて診察を予約する九カ月前のことでした。


 私の父は宗教心の厚い人でしたが、霊的というよりは儀式を重んじるタイプでした。彼のヘブライ名、アブロムは英語名のアルビンよりも、彼に合っていました。彼の死後四カ月たって、私達の娘、エイミイが生まれました。彼女の名前は、父にちなんでつけられました。


 一九八二年のあの日、私達のうす暗い静かな診察室で、これらの隠されていた秘密が耳を(ろう)する滝の如く、私の上に降り注いでいました。私は霊的な海を泳いでいました。そしてその水を心地良く感じました。鳥肌が立つ思いでした。こうしたことを、キャサリンが知っているはずがありませんでした。どこかで調べることができるようなことでもありませんでした。父のヘブライ名、一千万人に一人という心臓の欠陥のために死んだ息子、私の医学に対する不信感、父の死、娘の命名のいきさつ、どれもがあまりにも個人的な事柄でした。しかも、どれも正確でした。この何も知らない検査技師の女性は、超自然的な知識を伝える導管なのでした。彼女がこんな事実を明らかにすることができるのであれば、他に何がそこにいるのでしょうか? 私はもっと知る必要がありました。

誰?」私はあわてて言いました。「誰がそこにいるのですか? 誰がこんなことを、あなたに教えてくれるのですか?」

マスター達です」と彼女はささやきました。「マスターの精霊達が、私に教えてくれます。彼らは、私が肉体を持って八十六回生まれていると言っています」


 キャサリンの呼吸が遅くなりました。頭の揺れも止まりました。彼女は休息していました。私はもっと続けたいと思いましたが、彼女が言ったことの意味が気になりました。本当に、彼女に八十六回の前世があったのだろうか?「マスター達」とは、一体、何者なのだろう? こんなことがあり得るのだろうか? 私達の人生は、精霊に導かれているのだろうか?


 私の父と息子に関するこのメッセージは、私の心を魂の永遠性と超常現象の可能性に開かせました。

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