『「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い』
[著]ブライアン・L・ワイス
[訳]山川紘矢
[訳] 山川亜希子
[発行]PHP研究所
多くの神がいる。なぜならば、神は私達一人ひとりの内にあるからだと、彼らは私に言っています。
ただ一つの宗教があり、それは「愛」です。
超越した存在は唯一の源、父、宇宙の創造者であるということを、覚えていて下さい。彼すなわち神はすべての物をその思考だけでなく、そのエキスで満たしています。
神のエキスは宇宙に尽きることはなく、神はその上にも下にも存在します。
宇宙に存在するものは、神の力であると言うこともできます。神はその力より上位にあるが、しかもその力を含んでいます。すべては、神がその力を使って行なっているのです。
時々、手紙の中や、講演会、あるいはラジオ番組の中で、私の本のどこに神が出て来るのかと質問されます。この質問に私はいつも驚いています。なぜなら、神は私の本のあらゆる所にいるからです。神という名前で出て来ることもありますが、別の様々な表現で書かれているのです。「愛」という言葉があれば、私は神について語っています。私達はみな、自分の中に神を持っているのです。
精神科医が神や愛について語るのを聞くのは、奇妙に思えるかもしれません。しかし、魂の心理療法の基本は、自分自身の神性、魂の本質、肉体に宿ってここに存在している真の目的を知ることであるからには、私は神と愛について語る必要があります。そうすることによってのみ、私達は宇宙的な視野でものを見ることができるのです。
愛なくして、神なくしては、何もありません。
神は私達の崇拝を要求しません。神は私達の理解をはるかに超えたものであると知っているのに、私達は人格化した神にしがみついています。