『未来世療法 運命は変えられる』
[著]ブライアン・L・ワイス
[訳]山川紘矢
[訳] 山川亜希子
[発行]PHP研究所
この本の中では、登場人物の名前、職業、住所など、すべて変えてあります。
それ以外の情報については、ここに書かれている事柄はすべて実際に起こったままを書いています。
患者との対話の中で、時代に関する疑問を感じることがあると思います。
この点については、これまでも批判されてきました。たとえば『前世療法』では、キャサリンが紀元前何年という年代を語ったために、彼女の話は噓であると言う人もいました。
しかし、批判的な人々が主張するこの反論は正しくありません。それは、患者の記憶はすべて、現時点の知性を通して語られているという事実から簡単に説明できるからです。
彼らの記憶は、遠い昔のこと、そして、この本の中ではずっと先の未来のことではあっても、彼らは同時に今という時点を意識しているのです。