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品格ある子どもの育て方
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教育
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はじめに

『品格ある子どもの育て方』
[著]秋田洋和 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 最近、TVでも新聞でも雑誌でも教育問題が取り上げられることが非常に多く感じられます。その多くが、


 ・(公立)学校に対する不安


 ・(中学)受験の過熱ぶり


 ・子どもの生活環境

の3つのうちのどれかに分類できるようです。


 簡単に言えば、学校・塾・保護者の3つが、教育について世の中の関心の大部分を占めていることが予想できます。しかしながら今日の教育不安は、この中のどれかひとつに原因が集中しているわけではなく、この3つが複雑にからみ合ってしまった結果です。


 ですから、この中のひとつを叩く形で特化して論を進めていく限り、いつまでたっても子どもに関わる方々の不安は、あおられることはあっても、解消されることは難しいと考えます。ほとんどの報道もまた、全体を()(かん)することができていません。


 私は、中学生と小学生を持つ父親であり、15年以上算数・数学を教えてきた塾講師であり、講師・コンサルタントとして学校とも仕事をしている人間です。学校・塾・保護者の3つの立場それぞれに立って、子どもたちとの接し方を考えることができる稀な位置で仕事をしてきました。


 その結果、どの立場であっても、必ず子ども(大人への転換期)に身につけさせなければならない共通項にたどり着いたのです。それを本書では、「子どもの品格」という表現で具体的に書き進めていきます。



 一例を挙げてみましょう。最近の高校生の携帯電話所有率をご存じですか。70%台かな、なんて考えている方は要注意です。本文中でも紹介していますが、ある調査結果によるとすでに90%を越えているそうです。


 一昔前であれば、子どもあてにかかってくる電話も、あの手この手で親が聞き耳を立てることで大まかな内容をチェックすることはできました。しかしながら、現在は、ほとんどの高校生の言動や行動を親がチェックできない時代になっているということにほかなりません。


 ですから極端な話、保護者は、「携帯電話を持たせる日=子どもを大人として扱う日」と、とらえるほどの覚悟が必要だと個人的には考えます。最近であれば、高校入学時に携帯電話を持つケースが多いようなので、家庭では高校生から大人扱いという前提で準備を進めるべき、といっても大げさではないでしょう。



 実は、受験においても子どもを大人扱いするタイミングが存在します。中学受験であれ高校受験であれ、大人の予想以上の伸びを示す子どもと受験直前期に失速する子どもには、周囲の大人たちのタイミングの取り方、子どもへの接し方の巧拙が少なからず影響します。


 この15年間で、私が関わってきた方々を見る限り、残念ながらこれらが下手もしくは雑という保護者や教師が多かったというのが現実なのです。当時、私から見て歯がゆく感じられた部分こそ、本書で子どもの品格と称されているとお考えください。


 詳しくは本文中で述べますが、現代社会においては絶対に子どもにも品格が必要です。この本を読んで、読者のみなさんに子どもの品格の重要性と難しさをお考えいただければ幸いです。



 二〇〇七年九月

(あき)()(ひろ)(かず)

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