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人生成功のヒント366 本多静六一日一話
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ルポ・エッセイ
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5月 人生即努力、努力即幸福

『人生成功のヒント366 本多静六一日一話』
[著]本多静六 [編]池田光 [発行]PHP研究所


読了目安時間:13分
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横綱の稽古


 死んだつもりで努力忍耐して、成し遂げられぬものは何一つないはずである。


 昔、太刀(たち)(やま)が横綱になって、九場所も勝放しを続けた時に、ある人が「君くらいになれば、もう(けい)()はしないでよいだろう」というと、「私をこれまでにしてくれたのは、まったく稽古のお蔭です。私が稽古をやめれば、強さもやみます。だから私は、横綱になりましてからも、前頭時代と同じように稽古をします」と答え、さらに語を継いで、「相撲には恵まれた体格と天稟(てんぴん)の才能が必要だが、それよりもっと大切なのは稽古熱心ということである」と。

2

体験的知識を積む


 早くからその職業に努力し、職業道楽の域に達しさえすれば、体験的知識を増し、その知識はさらに新構想と学問を生み、いよいよ学問も修養も進歩発達するものである。


 実際、成功した百姓が、学校はわずか小学校だけであったにかかわらず、植物生理や遺伝学の応用、肥料化学のような科学知識の多いのはその証拠であり、特に成功したいわゆる実業家中には、その出身学校が低いのにかかわらず、驚くべき学識と修養の高い人が少なくないのをみても、まことに人間の修養知識は格物(かくぶつ)致知(ちち)にあることを証明するものである。

3

努力は幸福を生む力


 いかなる境遇にあっても、不平や不満を抱かず、常に感謝して努力精進することが、人生の正しい態度で、努力こそ幸福を生む力であるとともに、逆境をも幸福化する秘訣である。


 この道理が体得せられると、ついにはこの世の中をあるがままに見て、避けずオソレず、それに直面しながら、明朗快活な奮闘的精神に燃え、たえずよき生活の建設に努力し、もし失敗すれば幾度でもやり直し、いかなる苦痛困難をも恐れないのみか、雄々しくもさらに進んで大きな困苦を迎え、ついにこれを幸福に転換する努力を楽しむようになる。

4

不足すると力が湧く


 不思議なことに私は、父を失い家計も次第に苦しくなり、百姓仕事の手伝いもさせられるようになってからは、かえって学問が好きになってきたのである。


 人間というものは満ち足りた状態にあるときには、反発心も努力しようとする気も起こらないが、不足不遇の状態にあるとかえって求むる心が強くなり、奮発努力するものだ。金持ちの息子に闘志が乏しく、貧乏人の子供に向学心が強い努力奮闘の人が多いのも同じ心理に基づく。

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