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「嫉妬する女はブスになる」問題
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生き方・教養
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はじめに 「嫉妬する女はブスになる」問題

『「嫉妬する女はブスになる」問題』
[著]柊りおん [発行]サンマーク出版


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 この本は、「嫉妬ブス」から「感情美人」になって、自分の力で人生をより楽しく生きられるようになるためのものです。



 みなさんは、人の幸せが「つい」うらやましくなったことはありませんか?


 普段は何となくやり過ごしていても、すてきなパートナー、にぎやかな家族、気の合う友人にかこまれ、恵まれた容姿や経済力もあって、毎日楽しそうなあの人⋯⋯。


 自分と比べて、「モヤモヤ」してしまった経験、誰にでもありますよね。


 たとえば──。


 大枚をはたいて結婚相談所に登録してたくさんお見合いしているのに、なぜかうまくいかない⋯⋯。そんなとき、自分よりスペックが劣る(と思われる)同僚があれよあれよという間に結婚する! としたら、誰でも少しは「ムムム〜!」となります。


 他にも、SNSに流れてくるリア充ライフに「みんな仕事もプライベートも楽しそう。何かおもしろくない(涙)」とつい思ってしまうのは、あなただけではありません。



 そう、嫉妬は誰にでもある感情なのです。


 だから、幸せな人を見てザワついてもOKです。



 嫉妬すること自体はまったく問題ありません。嫉妬をうまく使えば、自分の能力を飛躍的に伸ばすこともできます。


 問題なのは、自分とまわりの人を不幸にする「嫉妬ブス」です。もしあなたが「人の足を引っ張ることに貴重な労力を割き、人の幸せを見て落ち込むことに、時間を使っている」嫉妬ブス的生活を送っているのなら、あなた自身がどんどん幸せから遠ざかってしまっているのです。



 嫉妬というと、「他人」対「自分」というイメージですが、本当のところ、嫉妬の問題は「自分」対「自分」です。自分のなかの「嫉妬ブス」対「感情美人」のせめぎ合いと思ってください。両者の違いはこう。



 嫉妬ブスは、被害者ヅラをしています。嫉妬を攻撃の口実にします。


 感情美人は、当事者意識があります。嫉妬を自分の問題ととらえます。



 誰にでもこの両面があって、そのどちらが優勢になるかで人生に大きな違いが現れます。


 この本には、「嫉妬ブス」を理性で打ち負かし、「感情美人」になって、穏やかに、幸せに生きるコツが書かれているのです。



 とはいうものの⋯⋯。今でこそ「怒りや不安」「ジェラシー」をマネジメントする方法をお伝えする仕事をしている私ですが、昔は典型的な嫉妬ブスでした。


 いつも、こんなふうに思っていたのです。

「私がムカつくのは相手がムカつくことをしたから。私がつらいのは私が被害者だから。私が人をうらやましがるのは、世の中が不公平だから⋯⋯」



 ほんの八年前です。


 そのころ住んでいた町は、春になると土手に千本の桜が咲くことで有名でした。その日も私はベビーカーに娘を乗せ、桜が満開になった土手を散歩していました。淡いピンクの桜と、青空のコントラストがとても鮮やかでしたが、私はその美しさを半分も感じることができなかったのです。


 なぜなら土手には多くの家族連れがシートを敷いて、楽しそうにお弁当を食べていたから。あちこちから大勢の笑い声が響いていました。


 当時の私は夫と離婚を前提に別居したばかりで、家には要介護の父がいました。まだ「きれい」と言えない娘のベビーカーを押してにぎやかな土手を歩いていると、自分だけが真空地帯に放り出されたように、とてもみじめに感じたのです。



 なぜ同じ桜の下を歩いても、「最高!」「きれい!」「楽しい!」と感じる人と、私のように「何か、みじめ」と感じてしまう人がいるのでしょう。


 それは、嫉妬は「他人の成功や幸せ」が原因で生じるのではなく、出来事を目の当たりにしたとき、あなた自身の「心のレンズ」が出来事をどう解釈するか、で生まれるからです。


 たとえば、クリアなレンズで桜を見れば、美しさをそのまま感じることができます。でも、「一人で桜を()でる人はかわいそう」というレンズで桜を見れば、桜も青空も灰色に感じてしまうのです。


「心のレンズ」は、カメラの撮影モードのようなものです。ピントを一輪の花に合わせれば背景はぼんやりし、モノクロで撮れば色彩がなくなり、魚眼レンズで撮れば全体がゆがみます。


 ここで厄介なのは、嫉妬が生まれるときは、自分がどんなレンズで現実を見ているか、本人は気づいていないことが多い点です。


 嫉妬と上手に付き合うには、自分がどんなレンズを使っているか意識し、それがモノクロだったら色をつけ、魚眼だったらゆがみを直し、ありのままの現実を映せるようにしていくことが大切です。これまで使っていたレンズを手放せると、ジェラシーは影をひそめ、人生を主体的に生きられるようになるでしょう。



 自分自身の経験から「嫉妬ブスは自分もまわりも不幸にする」と気づいた私は、一念発起して勉強と実践を繰り返しました。そして現在は、「感情美人デザイナー」として、国内でもめずらしいジェラシーマネジメントについての講演などをしています。そのなかで今まで、のべ三千人の方の嫉妬・怒り・不安と向き合ってきました。


 すると、嫉妬・怒り・不安といった一見ネガティブな感情を抱えても、それを糧に前向きに人生を歩める人と、逆に自分の足を引っ張る(かせ)としてしまう人との「大きな違い」がはっきりとわかるようになったのです。


 それは、「自分で自分の感情に責任をもてるかどうか」ということ。


 嫉妬ブス思考の人は、自分の感情をすべて他人の言動にゆだねています。これではいくら自分が頑張っても、成果はあくまで他人次第ということになってしまいます。


 それに対し感情美人は、感情に責任をもち、自分の力で人生を前向きに切り開いていくことができます。


 セミナーを重ねるうち、多くの受講生の方から「嫉妬は、自分の心が原因だったんですね」「もっと早く知りたかった」という声をいただくようになりました。私自身、この本の内容をもっと前に知っていれば、どれほど心がラクになったかと思います。



 本書で「嫉妬ブス問題」を解決すると、こんな変化が起こります。


・「リア充満載」のSNSを見ても、ザワつかなくなる。

・同期の出世を心から喜べるようになる。

・もたない自分をさげすむことがなくなる。

・孤独が怖くなくなる。

・ライバルを応援できるようになる。

・自分の弱さを直視できるようになる。

・変化を起こす勇気が出てくる。

・設定していたゴールより、高いゴールにたどり着けるようになる。

・怒りや不安のコントロールが上手になる。

・自分にとって本当の幸せに気づける。



 たかが嫉妬、されど嫉妬です。嫉妬は人生を良くも悪くも変える力をもっているのです。


「いい嫉妬」は、あなたを自律した魅力的な人にしてくれます。

「悪い嫉妬」は、あなたを他者依存的な魅力のない人にします。



 ここでいう「魅力的」云々(うんぬん)は、外見のことではありません(実際はホルモンの関係で「悪い嫉妬」は本当に外見の美も損ねてしまうのですが⋯⋯)。本書での「美しさ」とは、「自分の責任で人生を生きている」凜々(りり)しさからくるオーラだと思ってください。


 この本では、あなたに「奴隷的嫉妬ブス思考」から抜け出して、自分の足で立ち、美しく強いオーラをまとっていただきたいと思っています。簡単なワークも紹介していますので、ぜひ時間があるときにトライしてみてください。早い方は、すぐに効果を実感できるでしょう。


 感情美人への道は、相手がどうであろうと、自分がその気になればいつでも歩きはじめられます。


「嫉妬ブス問題」は、解決しないと自分が一番損をします。「嫉妬ブス」を脱ぎ捨て、仕事もプライベートもスマートに楽しめる大人になりましょう。

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