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(2021/11/26 追記)

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モテとか愛され以外の恋愛のすべて
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恋愛
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『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』
[著]桃山商事 [発行]イースト・プレス


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清田隆之

人生がときめく恋バナの魔法



 恋バナという言葉には、どことなく“軽い”イメージが付きまといます。誰と誰が付き合ったとか、最近恋人とうまくいってないとか、彼氏の浮気が原因で別れたとか。恋バナとは極めて個人的で、当人にとっては重大だけど第三者にとっては退屈な、そして多くの場合女性がするもの──と思われている節が確実にあると思います。


 桃山商事は清田と森田が大学生のときにサークル活動のような形ではじまったものですが、「恋バナ収集って(笑)」、「男が恋バナ!?」、「どうせ下心があるのでは?」などなど、怪しまれたり鼻で笑われた経験は数知れず……。ユニット活動じゃなかったら、絶対に続いていなかったと思います。


 この本には恋愛のメインストリームである「モテ」や「愛され」の話は一切出てきません。でも、それ以外の話はたくさん出てきます。焼肉がカルビやハラミだけでないように、恋バナにももっと細かくて奥深いテーマがたくさんあるよ!という思いを込めてつけたのが「モテとか愛され以外の恋愛のすべて」というタイトルです(「はじめに」で唐突に牛のイラストが出てきたのもそんな理由からです)。


 我々は恋バナをめぐり、「集める」、「分ける」、「つなげる」ということをひたすらやっているだけに過ぎませんが、私はこの活動を通じ、人生が劇的におもしろくなった感覚があります。たとえば思わぬ発見があり、脳が一気に活性化する(=ユリイカ!)。また、誰かの体験と自分の体験が共鳴し、深いわかりみが発生する(=コミュニケーション・オーガズム)。おしゃべりをしているだけで刺激やときめきや癒しが得られると思うと……恋バナって結構すごくないですか? そんなことを、私は声を大にして言いたい!


 本書に出てくるエピソードは、誰かの人生の断片です。どれも傷ついたりモヤモヤしたり浮かれたりやらかしたりした結果なので、切実で生々しくて貴重な話ばかりだと思います。個人的な体験の大半は、誰かに語られることなく消えていってしまいます。でも、こうしてタグをつけてピン止めしておけば、人類の歴史や財産になっていく……かもしれません。これこそが“NEO恋バナ”だ!という気持ちで、今後も恋バナ収集を続けていきたいと思います。誰かと無性に恋バナをしたくなったらぜひ「桃山商事」と検索してみてください。みなさんと一緒に恋バナできる日を楽しみにしています!


ワッコ

わたしが恋バナをはじめた理由



 この本を手にとってくださったみなさま、はじめまして。係長のワッコと申します。

「つかお前誰!?」、「桃山商事って男性ユニットだと思ってたんですけど!?」という方がほとんどだと思いますので、大変遅ればせながら桃山商事に中途入社した経緯をこの場でお話しさせていただけたらと思います。


 桃山商事のことを知ったのは2013年。昔からラジオ好きだったので、愛聴しているpodcastのラジオ番組をダウンロードしながらボーッと画面を眺めているときのことでした。


 好奇心から「セクシュアリティ」というジャンルに登録されている番組一覧を見ていると、何やらお尻のような形状のアイコンが目に飛び込んできました。セクシャリティ、尻(本当は尻ではなく桃でした)……これはいったい!? それが『桃山商事の二軍ラジオ』との出会いです。とりあえず1話、と思い聴いてみると同じ屋根の下に住む男性たちがやたらキャッキャしており、いつしか更新されるたびに聴くようになっていきました。


 いろいろあって後日、渋谷のすごくおしゃれなレストランで清田代表と佐藤広報に会ったときは、「おおー本物!」とテンション爆上がり。そのせいか胸と胃がいっぱいになってしまい(!?)、名刺交換して着席した瞬間に強烈な吐き気を催してしまったのです……。好きな番組のパーソナリティに会うというのに出会って5秒で吐瀉。住めそうだな!?というぐらいスタイリッシュなトイレに閉じこもりながら「ちくしょう」と涙が出ました。


 体調不良でその日の記憶はほとんどないのですが、幸いにも「あのゲロの人」と代表たちの記憶に残ったようで、その後二軍ラジオに呼んでもらったり、ニコ生番組がはじまる2017年に「You来ちゃいなよ」と声をかけてもらったのです。人生何があるかわからないな。


 というわけで、ニコ生番組で恋バナをさせていただくに至り、その後この本の元となったcakes連載にも参加させてもらうようになりました。


 学生時代は処女をギンギンにこじらせていて、カフェで恋愛トークをしている女子学生を見かけるたびに「リア充自慢か……!?」と睨みつけていたわたしですが、桃山商事の活動を通して「恋バナってこんなにもおもしろかったのか!! もっとしておけばよかった!!」と感じている毎日です。


 最後に、いつも刺激的なエピソードをくださるみなさんに大大大感謝しております。元ルームメイトの愛すべきビッチ“アバちゃん”はじめ、個性豊かすぎる大学の友人たち。24時間365日共に恋バナしていると言っても過言ではないぐらいのソウルメイト“ブス”たち。放送で温かくて冴え渡ったコメントをくださる視聴者のみなさま。いつも本当にありがとうございます。


 これからも終わりなき恋バナの旅を楽しもうと思います!


森田雄飛

『モテすべ』のできるまで



 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。最後に私から、本書の制作プロセスをご紹介します。


 本書の元になっている連載『桃山商事の恋バカ日誌』は、『二軍ラジオ』で取り上げたテーマをニコニコチャンネルの『恋愛よももやまばなし』でRemix的に語り直し、その話をテキストにまとめるというスタイルで制作しています。収録前にはメンバーそれぞれが二軍ラジオを聴き直しておき、収録では気になったエピソードを紹介しつつ、新たなエピソードを加えていきます。


 連載で記事化するにあたっては、ワッコが文字起こしを、森田が執筆を担当し、原稿に清田とワッコが加筆修正をします。連載を本書にまとめ直す際には、いくつかのテーマは再度語り直したうえで、森田が全体の構成・執筆を行い、清田とワッコが大幅な加筆修正をしました。


 このように、本書に載っているのは結構長い時間をかけて精選・熟成させてきた恋バナです。必ずしも長い時間をかければいいってもんではないのですが、同じエピソードを繰り返し語るなかで新たな発見があったり、それが別のエピソードと思わぬ形で接続したりする瞬間はいつだって刺激的で、だから恋バナはやめられないんだよなと思います。


 私たちが掘り続けている恋愛という大地は深くて広大です。



 森田個人として、この場を借りて、定期的にエピソードを提供してくれる友人たちに感謝をお伝えします。特に“いつもの先輩”と“漁師の娘”さんには、『二軍ラジオ』時代から一貫してコンサルタントのようにコミットしてもらっていて、本書で述べている私の考えの多くは、おふたりとの議論を経ています。


 それから、鼻毛問題からセックスの頻度まで、夫婦の秘部をさらすことに対して常に寛大な、妻の森田千恵さんに感謝とリスペクトを。彼女には、本書の制作にあたって多くの的確な意見をもらいました。



 桃山商事として、次の方々に感謝をお伝えします。


 ともに『二軍ラジオ』をつくり上げてきた初期メンバーの佐藤広報なくして、この本が生まれることはありませんでした。


 ニコニコチャンネルに熱心にお声がけいただいた元ドワンゴの福永菜摘さん、ありがとうございました。同番組プロデューサー・山口博樹さんの情熱には圧倒されています。我々よりも『二軍ラジオ』に詳しい“桃ペディア”さんはじめ視聴者のみなさんからの示唆的なコメントは、本書の随所で紹介させていただきました。


 なにかと執筆に時間がかかる私たちがcakesでの連載を続けられているのは、担当編集の榎本紗智さんが常に誠実に向き合ってくれるおかげです。


 前著『生き抜くための恋愛相談』から引き続き辛抱強く編集を担当してくれたイースト・プレスの圓尾公佑さん、本書を素敵に彩ってくれたイラストレーターのオザキエミさんとtobufuneのデザイナー岩永香穂さん。素晴らしいお仕事をありがとうございました。


 そしてオビに濃密な超絶推薦文を寄せてくれたライムスター宇多丸さん。10代の頃からのライムスターファンであり、タマフル/アトロクのリスナーであり、『ブラスト公論』の読者である私は、推薦文を拝読して落涙しました。ありがとうございました。


 最後に、失恋ホストにいらしてくれた相談者の方々をはじめ、これまで私たちに恋バナを聞かせてくれたすべてのみなさまに感謝を申し上げます。

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