読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/9/29 UP)

犬耳書店は、姉妹店のRenta!(レンタ)へ統合いたします。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-2
kiji
0
0
1285707
0
PLAY WORK(プレイ・ワーク) 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法
2
0
0
0
0
0
0
ビジネス
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
Step1 自己認識

『PLAY WORK(プレイ・ワーク) 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法』
[著]ピョートル・フェリクス・グジバチ [発行]PHP研究所


読了目安時間:30分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



職業や肩書は、
「あなた」ではない

楽しく仕事をするのに、自己認識が必要な理由

「あなたは何者ですか?」



 初対面の相手からこう問われたら、あなたは何と答えますか。


 僕は時々、話の流れでそう質問をすることがあります。


 すると、相手は「え?」と戸惑った顔をしてから、「○○です」と名前を答えます。

「さっき名刺交換をしましたから、お名前は存じていますよ」と僕。相手は質問の意図が理解できず、ますます()(げん)そうな顔になる、というのがよくあるパターンです。


 僕が聞きたかったのは、「あなたは何に興味・関心があって、何をしたいのか、仕事で何を得たいのか」といったことです。



 自分がどんな人間で、何をしたいのか。



 これがわかっている人は、自己認識ができている人です。自分のやりたいことがわかれば夢中になれるので、楽しく仕事をすることができます


 一方で、自己認識が希薄な人は、自分のやりたいことがわからず、会社や上司から指示された業務をこなすことが仕事になります。苦手な仕事を任されて、「嫌だなあ」と思ったとしても、自分の得意なことを知らなければ、与えられた仕事をやるしかなくなります。こんな仕事が楽しいはずはありません。

「やりたいこと」をやるために一念発起


 ここで、タマちゃんこと、星野(たま)()に登場してもらいましょう。


 タマちゃんは1年前、大手日本企業から僕が経営するコンサルティング会社・プロノイア・グループに転職してきたスタッフです。この1年で自己認識を急激に進化させ、自分らしい働き方を見つけつつあります。ちなみに、僕たちは、一緒に働く者として親しみを込めて「ニックネーム」で呼び合っています



 初めて会ったとき、タマちゃんは前職の会社で働き方改革を担当する管理職でした。しばらく言葉を交わしてから、僕が尋ねたのです。


ピョートル「あなたは何者ですか?」

タマちゃん「え? 星野ですけど」

ピョートル「はい、それはわかっています」



 僕らのギクシャクした会話は、今では笑い話です。タマちゃんは、僕からの思いもよらぬ質問に面食らっていました。

「今でこそ、ピョートルの質問の意図は理解できるけれど、あの頃は自分が何者で、何をしたいのか、どんな価値を社会に提供したいかなんて意識していなかった。むしろ、組織から期待される役割が自分のやりたいことだと勘違いしていたかもしれない」


 当時をふり返って、タマちゃんはこんなふうに話しています。


 それからしばらくして、タマちゃんは会社を辞め、僕たちと一緒に働くようになりました。

「自分の人生を後悔したくないから、自分が本当にやりたいことをやろう。やれる環境に移ろうと決めた」とタマちゃん。あの質問に答えられなかったことがショックで、転職を考えるきっかけになった、とあとで聞きました。

誰もがキラキラした夢をもっている


 最近、タマちゃんが自分のアイデアで始めたのが、「スナックたまえ」というプロジェクトです。これは、着物姿のタマちゃんが“スナックのママ”の役割を演じることで、参加者が話しやすい場をつくるという実験的な試みです。


 その狙いは、ビジネスパーソンが自分を見つめ直し、自己認識するきっかけを提供すること。僕らが主催するイベントやセミナーなどの会場の一角で、お酒や軽食を用意した「スナックたまえ」をゲリラ的にオープンしています。


 といっても、リアルな店舗ではなく、「スナックたまえ」と書かれた(ちよう)(ちん)をテーブルに置いただけの、手作りスナックです。




 彼女がなぜ「スナックたまえ」を始めたのか。実はこれには、本人の自己認識が深く関わっています。


 自分はいったい何がしたいのか──。タマちゃんが自己認識を進めていく過程で思い出したのは、忘れかけていた学生時代の夢です。得意の語学を生かして、海外の人たちとコミュニケーションを取る仕事がしたい。でも、実際の社会人生活で海外の仕事に携わる機会はほとんどなく、いつしかあきらめていた夢でした。


 これに近いことは、ビジネスパーソンならみんな経験しているのではないか。そう考えたタマちゃんは、「ビジネスパーソンが昔の夢を自由に語り合える場所をつくりたい」と思うようになったのです。


 前の会社に勤めていた頃、定年間近の男性が「第二の人生は、地域の子どもの世話焼きおじさんになりたい」と話していたことを思い出し、誰もが好きなことを社会に還元しながら生きていける人生100年時代をつくりたくて、「スナックたまえ」を始めたのでした。



 それにしても、なぜ「スナック」だったのでしょうか。タマちゃんに聞いてみました。


「働くオジサマ方が恥ずかしがらずに『オレの夢は……』と語れる場所といえば、スナックかなと(笑)わたしも新人時代、よく新橋のスナックに連れていかれたんです。スナックは、すごく特殊な空間です。ママの前では気軽に悩みを打ち明けられるし、お客さん同士もお互いを尊重し合って、いい距離感で興味をもち合える空気があります。スナックならではのコミュニケーションの築き方を再現できたら面白いなと思ったんです」


「スナック」という手段を選んだ理由は、彼女自身の経験にあったというわけです。


 かつて描いた夢、あなたも忘れていませんか?


Challenge

幼いときの夢を思い出して
口に出してみよう!


人と会い、知らない世界を見て、
自分自身を解き放つ

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:12428文字/本文:14636文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次