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PLAY WORK(プレイ・ワーク) 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法
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ビジネス
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Step2 自己開示

『PLAY WORK(プレイ・ワーク) 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法』
[著]ピョートル・フェリクス・グジバチ [発行]PHP研究所


読了目安時間:35分
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被害者意識を捨てて、
当事者意識をもつ

ある女性事務員の悩み


 自分がやりたいことや、手に入れたい未来が見えてきたら、それを自分の胸にしまっておかずに、「わたしはこれがやりたい」「これが欲しい」と周りの人に伝えていくことが大切です。自己開示によって周りからの応援やサポートを受けやすくなり、自分が望む働き方や未来を実現できる可能性が高まるからです



 ところが、日本人はこの自己開示が苦手です。相手からどう思われるかを気にするあまり、自分のことをアピールすることを避ける傾向にあります。


 自己開示が不足しているため、「本人はどうしたいのか」が会社や上司に伝わらず、手に入れたい未来を実現できていない人が多いように思います。


 事務員Aさんも、そんな悩みをもつ一人です。


「事務員のわたしには、誰でもできるルーティン作業や雑用しかさせてもらえません。本当はもっと責任のある仕事がしたいのですが、会社や上司から求められていないのだと思います。上司のわたしを見る目が変わって、責任ある仕事を任されるようになるには、どうすればいいのでしょうか」



 もっと責任ある仕事がしたい、という相談ですね。


 答えは簡単です。「こういう仕事をやってみたいんです」「もっと売上に貢献できる仕事がしたいんです」と上司に言えばいいんです。

「言わない」ということは、上司からすると、「思っていない」ことと一緒です。


 Aさんが積極的に自己開示しない限り、上司は「Aさんは今のままで満足している」と思うに違いありません。


 それに、「自分が思うように活躍できていないのは、上司に求められていないから」と思っているのなら、まずは、その「被害者意識」を捨てましょう。「会社や上司から求められていない」と感じるのは、Aさんの単なる思い込みかもしれないのです。

「誰々が○○してくれない」が口癖の人は、被害者意識に染まっていることに気づくべきです



 PLAY WORKに必要なのは、何よりもまず、「当事者意識」です。


 自分が主体となって取り組み、夢中になることで、楽しさが生まれます。仕事でもっと価値を生み出したいのなら、「そのためにどうする?」「誰に働きかければ状況を変えられる?」と、当事者意識をもって自分に問いかけながら、考え、行動していくことが大切です。


 Aさんの場合も、日頃から仕事の希望やキャリアを上司や人事に伝えておけば、どこかの部署で人が必要になったときに、「そういえば事務職のAさんがこの仕事に興味をもっていたよ。彼女にやってもらったらどうかな?」と声がかかることはよくあります。

理想のデートか、それとも拷問か


 自己開示はなぜ必要なのか、改めて考えてみます。


「自分はこんな人間で、こういう価値観をもっていて、こう行動するんですよ」



 このように自己開示しておけば、周りの人たちも、その人に何を期待すればいいのかがわかります。しかも、周りの人たちがその人の好みや要望に勝手に合わせてくれるようになります。つまり、周囲の期待とすり合わせるために自己開示をするのです



 これは、何も特別なことではありません。あなたも普段の生活ではごく自然に行っているのではないでしょうか。


 たとえば、恋人とのデートプランを考えるのに、「どうすれば恋人を喜ばせることができるかな」と考えを巡らすような場合。恋人が事前に「わたしはこんな時間を過ごすのが好き」「食べ物はこれが好き」などと話してくれていれば、恋人が喜ぶデートプランをつくりやすいですね。


 反対に、恋人の好みや行きたい場所がわからないままでは、デートプランづくりは難航します。自分がよかれと思って選んだレストランで、恋人の苦手料理が出てきたら最悪です。相手にとっては拷問の時間になるでしょう。


 特に、食の好みは人それぞれです。ホストのおもてなしを無下にしないためにも、食に関する自己開示はぜひやったほうがいいです。僕も食事会のお誘いを受ける際は、アシスタントが僕の好き嫌いをホスト側に伝えてくれています。



 こうした日常レベルのちょっとしたことも、自己開示しておけば摩擦や衝突を避けることができ、良好な人間関係を築きやすくなります


Challenge

日頃から自分はどういう人間か、
何が好きなのかを周囲に伝えよう!


「なりたい自分」にパラダイムシフトするために、自分をさらけ出す

適材適所につながる自己開示


 ビジネスシーンでの自己開示がなぜ重要かというと、「適材適所」が一番の理由です。


 自分のやりたいことを周囲に話していれば、「彼(彼女)をこの部署に配置すれば、モチベーション高く働いてくれそうだな」と周囲が判断しやすくなります。反対に、自己開示がなければ、適切な配置が難しくなります。


 たとえば、営業成績の優秀なBさんのケース。会社としては、Bさんにずっと営業部門で活躍してもらって、売上に貢献してもらいたいと考えるかもしれません。でも、本来、BさんがBさんらしく働ける場所は、営業だけに限らないかもしれないのです。


 それを見極めるには、Step1で見てきたように、まずはBさんが自己認識を深めていく必要があります。たとえば、上司や同僚、メンバーと会話しながら、「やりたいこと」を見出していきます。


上司 「Bさんは営業が得意ですね。営業が好きなんですか?

Bさん「営業が好きというよりは、人が好きなんです」

上司 「Bさんのコミュニケーションスキルの高さは、昔からなんですか?

Bさん「そうですね……、やっぱり人と接するのが楽しいから、自然とコミュニケーションスキルが身についたんだと思います。それが営業に生かされているのかも」

上司 「Bさんが本当にやりたいことって、何なのかな。営業の仕事では、どんなときにやりがいを感じていますか?

Bさん「お客さんの成長に伴走できたときですね。人が成長していく姿を見るのが好きです」

上司 「もしかしてBさんは、人の育成に携わることがやりたいのではありませんか?

Bさん「はい、人材育成には以前から興味がありました。やりたいですね!」



 この例からわかるのは、人にはいろんな可能性があるということです。

「営業パーソンに人材育成はできない」と考える傾向があるとしたら、それは固定観念です。人が好きで、人に興味がある人なら、営業に限らず人材育成でも活躍できる未来があるかもしれません。


 その可能性を見出すのは、どれだけ深く自己認識ができるかにかかっています。

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