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心を浄化する「前世セラピー」 幸せに生きるための魂の癒し
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生き方・教養
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第3章 前世セラピーでお悩み解決

『心を浄化する「前世セラピー」 幸せに生きるための魂の癒し』
[著]角礼寿 [発行]PHP研究所


読了目安時間:48分
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 天職と適職について考えている方々にとって、前世セラピーはそのヒントとなるでしょう。



 私は幼い頃から、気がつくと“将来、どんな仕事をしようか”という思いを巡らせていました。自己啓発会社に入社してからは、人生哲学をより深く学ぶようになり、仕事は人生を成す大切なものなのだという思いを強くしました。



 仕事をする理由として、衣食住のためというものがあります。当然のことです。


 しかし、そればかりに終始してしまったのでは少しさみしいようにも思います。



 人は誰でも、今世にこの地球上で何かをしたくて生まれてきました。


 どんな会社に入社しても、経営者やフリーランスとして働いても、また、ボランティアや趣味など、直接お金のためでなくても構わないのです。この仕事をするために今世、この地球に生まれてきたのだという天職につくことができたのなら、それは申し分のない幸せな毎日でしょう。


 前世セラピーでは中間世で様々な角度からの気づきがあるのですが、この時に自分の天職についても新たな発見をする場合は多いようです。



 笑顔のとても印象的なその男性(Kさん)は、六十歳をとうに過ぎているとは思えないほど、穏やかながらも若々しい印象でした。


「貿易会社の社長として忙しく働いていました。経営はおかげさまでとても順調でした。五十歳を過ぎた頃から本当にこれでいいのかという漠然とした考えがずっとあり、還暦を迎えると同時に息子に会社のすべてを譲り、それまで連れ添ってきた妻とも離婚しました。私がいなくても生活ができるよう、持っているものをできるだけ処分し、慰謝料も十分に渡しました。



 まさに身一つでの再スタートになりました。小さなマンションに引っ越し、まずは以前から続けていた書道で教室を開き、生活費を稼いでいました。それから個展を何度かひらいたのですが、ご購入いただくお客様の中にはスピリチュアルな関係の方が比較的多いことに気づきました。皆さん、口をそろえて、私の作品からよい気を感じるとおっしゃるのです。


 ぜひ講演してほしいとの依頼も多くいただくようになりました。しかし戸惑うばかりです。なぜなら書道の講演ではなく、私の思っていることを自由に話してほしいというものだからです。



 何度かお断りしていたのですが、考えてみるとこれも何かのご縁と思い、実は来月はじめて講演をすることにしたのです。私の人生観が聞いてくださる方のお役にたてるのでしたら、それは素晴らしいことだと思ったからです。



 スピリチュアルな世界で生きていこうと決心しての人生の再スタートではなかったのですが、なんだか導かれているようにも思えてならないのです。



 前世を見ることで、今とこれからの人生を生きていく上でのなにかよいヒントとなるような気づきがあればと思い、今日は来ました」



 ……


 前世でのKさんは、広い草原で草の上に座っています。

「とても穏やかな気分です。私は風の音を聞いています。小鳥のさえずりや空の青、澄んだ空気たちに包まれながら。とてもいい気分です。私の日課です。



 風は私に語りかけます。その話はいつも興味深く、楽しいものです。



 ……私はインディアン……アメリカの先住民です。


 風の声を聞きながら……多くのことを学んでいます。風が教えてくれるのです。



 私は大柄でたくましい体つきですが、性格は物静かな方だと思います。整った目鼻立ちをしています。瞳はとても深いグレーで、神秘的な印象です。



 家に帰ると、妻とまだ幼い息子が笑顔で迎えてくれます。私の大切な家族です。幸せな家庭です。しかし、私はどう伝えていいのかわからずに戸惑っています。風から聞いた話たちをどう表現したらよいものかをいつも考えているのです。



 風の言葉は私が感じるものなので、言葉でどう表現していいのかわからないのです。


 妻は、そんな私の様子を察しているようですが、そっとしておいてくれます。その気持ちが伝わります。ありがたいです。



 ある日、シャーマンが私を訪ねてきました。私は心のどこかで何となくこの日が来るのではないかと思っていたので部屋の中で落ち着きはらって座っています。妻もそのように思っていたらしく、礼にのっとってシャーマンを我が家に招き入れます。



 シャーマンは私に向かって言います。戸惑うことなく、風の言葉を人々に話せ、と。私はシャーマンに聞きました。これからはどう過ごしたらいいのかと。すると、いつものように過ごせばいい。しかし、風の伝える言葉を感じたままに言語化し、広く伝えなければならない。風の声は神の声。神の声の聞こえるそなたは、神の人、と彼は答えました。



 ひねもす、草原で過ごすようになりました。そうして風の声を全身で受け止めながら、その意思を私の口を通して部族の仲間たちに伝えるようになりました。


 家ではいつものように妻と子供と笑顔で過ごしますが、私が瞑想を始める時間になると妻は息子をやさしく言い聞かせて、私を一人にしてくれるよう計らってくれます。



 風から伝えられることは、私の理解を超えていました。しかし、こうして自分を見つめることで、風から学んだことがすべて真実なのだということを実感できるようになってきました。瞑想を通じて風の語っていた話が、まるで映画のように頭の中で繰り広げられるからです。


 私はただ、その映像を静かに見て、この宇宙の真理を人々に伝える。ただそれだけです。



 経過、通過点、成長……そんな言葉が浮かびます。前世での私を人々はシャーマンと呼んでいます。私はただ、風の言葉を伝えているだけです。そして、風はこの宇宙と地球の真理について私に教えてくれたのです。



 インディアンのシャーマンだった前世での人生を終え、“魂”になりました。


 この前世ではなんの悔いもありません。宇宙の真理を知ることができたという確信と穏やかな気分だけを感じます。



 目の前にマスターが現れました。とても美しい光に包まれています。

“今また、伝える時が来た”と言っています。その言葉を聞いて私もそのようだと思います」



 前世セラピーから覚めたKさんに、前世を見た印象を聞いてみると、

「とても驚きました。自分がまさかインディアンのシャーマンだった前世を見るなんて考えたこともなかったです。宇宙の真理? 風の声? なんだか壮大過ぎて……。



 でも、前世イメージを見ている時は、見えていることや感じていることがまったく不思議でもなんでもなく、自分にとってとても自然なことのように感じました。



 来月の講演で、素直に自分の思っていることを話せるような気がします。


 宇宙の真理については……これから勉強しようかと思います。ちょっと興味ありますね」


 と微笑まれていました。





 ソウルメイトと聞くと浮かぶのがブライアン・L・ワイス博士の著書『魂の伴侶』(ブライアン・L・ワイス著/ 山川 紘矢・ 亜希子訳/PHP研究所)です。


 お互いのことをまったく知らない男女。ワイス博士から個別に前世セラピーの施療を受けていたのにもかかわらず、それぞれの前世イメージの中で不思議な繋がりがあり……と、とてもロマンティックで読みごたえのあるストーリーです。運命的に出会った、まさに魂の伴侶の物語。この本を開くたび、前世からの時空を超えた愛に思いを巡らせます。



 自分のソウルメイトについて知りたい、今付き合っている人がソウルメイトなのか確かめたい、という理由から前世セラピーを受けられる方は多くいらっしゃいます。



 恋愛の対象はもちろんのこと、友人、家族、仕事仲間などで、強い魂のつながりを感じるような相手もあなたの大切なソウルメイトだと言えるでしょう。



 性別や年齢を超えて、とても深い“縁”を感じる人はいるものです。その人との時間や関係が一生を共にするものではなく、たとえもう会うことができなくなったとしても、共に過ごした時間が本当にお互いを高め合うことのできたものであったなら、まさにその人もあなたのソウルメイトの一人なのでしょう。



 今世で深い魂のつながりを感じる相手。前世からの繋がりは何なのか。


 そのことを確かめたくて前世を見ると、そのほとんどの場合、前世でもやはり深い縁で結ばれていた、ということが多いのです。そして、その人との前世での様々なエピソードを通じて、今世で再び巡り合った“理由”や“意味”をクライエント自身が直接感じることができるのです。



 今世に、この地球上であなたの周りにいる大切なソウルメイト。ドラマのような劇的な出会いや出来事ばかりではないかもしれないけれど、いつもあなたの近くで、遠くで見守ってくれている人たち。一緒にいると心が和み、明日も頑張ろうという気持ちになる素敵な人たち。そんな愛すべき人たちと前世でも一緒に過ごした時間があったと思うだけで、心が穏やかになり、感謝の気持ちがわいてきます。

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