『日本凶悪犯罪大全217』
[著]犯罪事件研究倶楽部
[発行]イースト・プレス
NO・159 テロ事件
小説『風流夢譚』の表現に抗議し、右翼少年が出版社社長宅を襲った
東京都 昭和36年(1961年)
■犯人 少年K(17歳)
■罪状 殺人、傷害
■被害者 重傷/中央公論社・嶋中社長の妻Mさん(35歳)、死亡/家政婦Kさん(50歳)
■事件発生 1961年2月1日午後9時15分頃、中央公論社・嶋中鵬二社長邸に、元大日本愛国党員の少年Kが押し入り、夫人のMさんの左腕や胸などを刃物で突き刺し、瀕死の重傷を負わせ、止めようとした家政婦のKさんの心臓を刺して殺害し逃走した。