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放送作家の時間
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エンタメ
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ドキュメンタリーの話

『放送作家の時間』
[著]大倉徹也 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:10分
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 ドキュメントとドキュメンタリーはどう違うのか。手元の英和辞典によると「ト」は書類、記録、文書とあり、「タリー」にはそれぞれに「の」がつく形容詞とあるほかに、名詞として「記録映画、ラジオ、テレビの記録もの」とあるので「タリー」にした。


 そして「タリー」といえばテレビマンの書いた『ドキュメンタリーは嘘をつく』(草思社)という仲間内では知られた本がある。確かに私の関わった番組でも、(ねつ)(ぞう)とは言えないまでも番組にするために特に仕掛けたことはある。


 しかしそう言ってしまえばテレビ番組はニュースといえどもどういう映像を使うかという段階で編集という作為が働いているわけだし、それ以前に数ある事実映像の中からどれをニュースとして採り上げるかという段階で、すでに番組制作者の意志が働いている。


 特に政治がらみの問題を扱う時に、放送というメディアがヤヤコシイ問題を抱えているのは、「タリー」に限らず娯楽番組でも同様だということを体験談として前述したつもりだが、今まで書いてきたのは娯楽番組ばかり。今はナンパといえば男女関係のことだけに使われているコトバのようだが、番組にも軟派と硬派があり、私には硬派体験もあることを知ってもらうために、あえて「タリー」番組を採り上げることにした。



夫婦(めおと)(せん)と私



 その昔、日本テレビに『Time21』というドキュメンタリー専門の定時番組があった。そのディレクターの一人が私にこういう話があるのだが……と持ちかけてきたのが「夫婦船」の話だった。


 紀州と言っても三重県の漁港町に住む夫婦が、もう若くはないのに二人で船に乗って漁を続けているという。

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