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一秒で捨てろ! 人生がときめく「逆転の整理術」
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第3章 「バカ」から離れろ! 超戦略的「人付き合い術」

『一秒で捨てろ! 人生がときめく「逆転の整理術」』
[著]成毛眞 [発行]PHP研究所


読了目安時間:29分
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 人生を振り返り、私が最も捨ててきたのは何かといったら、おそらく「人」だ。



 私は、これまで4回ほど異業種へ〝転職〟してきた。


 新卒で入社した自動車関係会社からIT企業のアスキーに転職し、それから外資系IT企業の日本マイクロソフトへ。その後、投資会社のインスパイアを起業し、書評サイトの「HONZ」を立ち上げた。


 つまり、自動車、IT、金融、出版ときているのだが、転職するたびに、それまで付き合っている人間をバッサリと捨ててきた。


 転職した翌日から、まったく会わなくなるのだ。自動車関係会社にいた頃に知り合った人とは一人も付き合っていないし、アスキーや日本マイクロソフト時代に仕事をしていたIT業界の人とも、まるで会っていない。


 日本マイクロソフトの元社員からOB会に呼び出されても、5年に1回ぐらい渋々参加するぐらいだし、行ってもすぐに逃げ帰ってくるほどだ。いまは出版業界の仕事をしているので、出版社などのメディア関連企業の人と会うことが多いが、別の業界の仕事を始めたら、パッタリ会わなくなるかもしれない。


 このような話をすると、私のことを「打算的」だと感じる人は多いだろう。仕事上での利用価値がなくなると、切り捨てている。そう見えても、不思議はない。


 しかし、私は損得勘定を考えて人に会わなくなるわけではない。たんに、自分の興味のある話題で、面白い会話をしたいだけなのだ。


 たとえば、いま、金融や自動車業界の人と会ったとしても、私は楽しく話せる自信がない。金融や自動車業界の話にあまり興味がないからだ。


 しかし、相手がその業界の人間である以上、おそらくその業界の話をせざるをえない。共通の話題を見つけるとなると、最新の業界事情に詳しくなければ、振り返りたくもない昔話に花を咲かせるしかないだろう。


 それか、いまの年齢になると、病気の話でもすることになる。それが嫌なのだ。


 逆に言えば、どこの業界の人だろうが、話していて面白い人とはお会いして、酒でも飲みながら話したい。別に仕事につながってもつながらなくてもどうでもいい。役に立つか立たないかを基準にした人付き合いなど、したくないのだ。


 これまで誰と一番飲んでいるかと考えてみたのだが、おそらく、経済系の出版社にいる編集者や記者だ。


 いまは書評サイトを運営しているから、仕事上で密接に関係があるが、大昔から飲んでいる人が多い。そのメンバーに共通するのは、酒を飲んでいても、まともな情報交換ができること。話していて面白いので、つい飲みに誘ってしまう。


 一方、今年最も一緒に仕事して、飲んで語っていたのは、その出版系ではない。じつはここ数年で出会った人たちだ。なぜか最近、ちょっと変な理学系研究者や老舗しにせ企業変革者などが増えてきた。仕事につながることはないと思うが、彼らと話していると、自分の知らない世界が垣間見られて、じつに面白いのである。


 要するに、知り合いや友人というのはどんどん変化するべきなのだ。


 過去を語り合っても意味などない。私が語りたいのは明日だ。明日を語る知り合いや友達は、時代と自分の年齢に合わせてどんどん変わっていくものなのだろう(ただし、おんなどのはなまちは違う。ながーいお付き合いを経て資産となる)



 さて、読者の皆さんはどうだろうか。どのような基準で人付き合いをしているだろうか。


 まさか、「役に立つ・役に立たない」を基準に、付き合う人を選んでいないだろうか。胸に手を当てて考えてほしい。


 もし、そうだとしたら、あなたはすごくやばいヤツだと思う。「いつか役に立つだろう」と思って、モノを捨てずに取っておくように、人付き合いしているようなものだからだ。


 しかし、そうやって人をモノみたいに見ている人は、相手にもモノ扱いされるようになる。そうしてつながり続けた人とは良い仕事ができるとは思えないし、何より話していても楽しくないと思う。そんな付き合いをするぐらいなら、自宅にこもって一人で晩酌しているほうが数十倍マシだ。


 人付き合いに打算を持ち込んで良いことはないと、断言する。


 損得で人付き合いしない性格だから、当然、打算的に人と付き合おうとする人も大嫌いである。


 私は日本マイクロソフトの社長をしたり、書評サイトを運営していたり、何冊も書籍を出したりしているので、それなりに力のある人間だと思われているらしい。だから、「私とつながっておけば、何か利用できるのではないか」と考えて、近づいてくる人も少なくないのだが、そういう人を見ると、むしが走る。


 最近だと、SNS経由で近づこうとするやからが非常に多い。


 私はフェイスブックを中心にしているが、1回しか会ったことのない人や、まったく会ったことがない人からの友達申請が引きも切らずやってくる。


 しかし、友達になることはほとんどない。そういう人を友達にしても、楽しいことは何もないからだ。面倒くさいことや不快なことばかり起こるようになる。



 不愉快ということで言うと、その最たるものは、フェイスブックの「誕生日おめでとう」メッセージだ。


 フェイスブックをしている人は、誕生日に「おめでとう」メッセージをもらったことがあるだろうし、送っている人もいるかもしれない。

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