読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1288926
0
1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全(大和出版)
2
0
7
0
0
0
0
くらし
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全(大和出版)』
[著]井上智介 [発行]PHP研究所


読了目安時間:6分
この記事が役に立った
7
| |
文字サイズ

職場の「しんどい」、解決できます



 この本を手に取ってくださって、ありがとうございます。


 いきなりですが、まずは質問させてください。あなたは今、こんな悩みを抱えているのではないでしょうか?


「きっと今日も、あのパワハラ上司に怒られる……」

「何か周囲から浮いている気がする」

「頑張っても結果が出なくて、自己嫌悪に陥るばかり」

「NOと言えずに仕事を引き受けて、深夜残業続きでもう限界……」

「とにかく会社に行きたくない。よく眠れないし、毎朝具合が悪い」



 これには当てはまらなかったとしても、職場でつらく、しんどい思いをしているからこそ、こうして読んでくださっているのですよね。


 もう大丈夫です。なぜなら、この本は人付き合いから仕事への取り組み方まで、職場において起こり得る様々な「心の問題」とその解決策をケースごとにまとめた大全だからです。



 そのうえで、あなたに最初にお伝えしたいことがあります。


 それは、会社はあなたの心を守ってくれないということです。


 どうしていきなり身も蓋もないことを言うのかと、驚かれたでしょうか。


 もちろん、あなたを不安にしたいわけではありません。


 ですが、他の誰でもないあなた自身に、まずは「自分の心を守る」という強い気持ちを持っていただきたいのです。

「そんなこと言われても無理。どうしたらいいかわからない」という、あなたの声が聞こえてくる気がします。


 繰り返しになりますが、大丈夫です。何しろ、この本には、あなたが無理なく自分の心を守れるようになるコツがたくさん詰まっているのですから。



 初めまして。


 私は、大阪で産業医・精神科医として活動している、井上智介と申します。


 兵庫県で生まれ育ち、大学は島根大学に進学。医学部に在学中から、「卒業後はメンタルヘルスを専門にしよう」と決意していました。


 きっかけは、精神科での研修です。お恥ずかしい話ですが、私はそこで初めて、「精神科の治療って、こんなにも患者さんの生活や人生に密着しているんだ」という事実に衝撃を受けました。


 精神科医は、例えば内科医・外科医のように病気そのものを見る(診る)というより、「その人の人生を丸ごと見る」立場にいます。その特性に強く惹きつけられたことで自分の“使命”を感じて、精神科医としての道を歩むことを決断しました。


 晴れて精神科医となってからは、様々な病院やクリニックで患者さんと向き合い、治療を行ってきました。ありがたいことに、そこでは、私の治療によって、今まで会社に行けなかった方が、回復してまた行けるようになる姿を何度も目にしています。



 しかし、その一方で気になっていたのは、精神科を受診される患者さんの多くが、かなり重症になってから、ようやく病院に来ているということです。世の中にはまだ多くの偏見が残っていて、精神科や心療内科を受診することのハードルの高さを痛感する毎日でした。


 そんな私でしたが、ある時、先輩医師から声をかけていただいたことがきっかけで、産業医の仕事も始めることに。


 産業医とは、一言で表すと「働く人たちの健康を守るアドバイザー」。従業員の健康管理や、安全な職場環境について、医師の立場からサポートを行います。


 中でも最も重要なのが、従業員の心と体の健康を支える仕事です。心身の状態によっては、ドクターストップをかけることもあります。



 手探りながらも産業医として働き始めた私が直面したのは、「職場での人間関係がうまくいかない」「自分に自信が持てない」「仕事がつらい」といった悩みを抱える人があまりにも多いことと、その悩みの深さです。


 そうした方々に毎日接しているうちに、私の中に芽生えてきたのが、「病院に行く必要が出る前に、自分を守る方法を知ってほしい」「もっと職場で笑顔になれる人を増やしたい」という思いでした。


 現在は、直接お会いする従業員の方々や患者さんはもちろん、「今、悩み苦しんでいる、見知らぬ人の力にもなりたい」という考えから、ブログやツイッターなどで情報発信したり、全国各地でイベントを開催しています。



 さて、先ほど述べた「自分を守るためのコツ」──その前提となるのが、「人生は60点で合格」という考え方です。


 詳しくは本文でお話ししますが、要は何事も「ちゃんとしなくちゃ」「頑張らなくちゃ」と100点満点を目指すのではなく、「失敗したり、うまくいかなかったりするのは当然だもんな」と、今の自分を丸ごと受け止める心構えでいることが大切だということです。


 そう、まずは「人生は60点で合格」というスタンスを取ったうえで、今の自分の悩みに向き合っていく──それがスタートラインになるのです。


 ただ、実際にどんな場面で、どのように考えたり行動したりすればいいかは、なかなかわからないもの。


 そこで、この本には、職場で起こり得るあらゆる悩みに対して、すぐに実践できて効果を上げることのできるノウハウを凝縮しました。


 いくつか例を挙げると……


●パワハラ上司に苦しんでいるなら「期間限定思考」で接する

●仕事を押しつけられる一方で体も悲鳴を上げているなら「先制パンチワード」で断る

●何をしても自信が持てないなら「ダ行」を封印してみる



 これらはほんの一部ですが、この本でご紹介するのは、どれも私が産業医として延べ1万人以上を診てきた経験を通して生み出した独自の手法であり、多くの人に大きな効果があったものです。


 具体的には、「パワハラ上司に苦しんでいる」「会社に行くのがつらい」「疲れが取れない。毎日何も楽しくない」「どうしても嫌いな人がいる」「仕事に向いていないと思う」「不安な気持ちを誰にも相談できない」など、職場で起こる様々な悩み・問題をカテゴライズし、それぞれに応じた現実的な対処法をお話ししています。


 その意味では、まさに職場の「しんどい」を解決する大全だと言っていいものと自負しています。



 なお、私が産業医として掲げているモットーがもう1つあります。


 それは、「ラフに生きる」というもの。

「ラフ」には、「rough(大ざっぱな)」と「laugh(笑い)」の2つの意味を込めていて、言葉の通り「大ざっぱに笑って生きていこうよ!」というメッセージです。


 この本では、そうした「ラフに生きるコツ」についてもたくさん触れています。


 難しいことは一切ありません。


 目次を見て気になったところから、気軽に読んでいただければと思います。


 この本を読むことで、あなたが自分らしく楽しく働けること、そして、あなたの心と体にエネルギーが満ち溢れていくことを、心から願っています。


産業医・精神科医  井上智介

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
7
残り:0文字/本文:2710文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次