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私鉄特急の謎 思わず乗ってみたくなる「名・珍列車」大全
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第9章 名古屋鉄道──セントレアには「ミュースカイ」がよく似合う

『私鉄特急の謎 思わず乗ってみたくなる「名・珍列車」大全』
[著]小川裕夫 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:15分
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空港線開業で新特急投入


 2005年に中部国際空港(セントレア=central+air)が開港した。同時に()()()鉄道(めい)(てつ))が空港線を開業させた。空港線は(とこ)(なめ)を延伸するかたちで開業。同線とほぼ一体化されている。


 常滑線と空港線が別々の路線になっている理由は空港線4・2㎞が名鉄ではなく第三セクターの中部国際空港連絡鉄道が所有しているからだ。また、同区間には加算運賃が設定されているので、ほかの区間より割高になっている。


 空港線の開業にともない、名鉄は名鉄名古屋駅中部国際空港駅間を最速28分で結ぶ空港アクセス列車「ミュースカイ」(2000系)を投入。中部国際空港駅は3番線まで乗り場があり、1番線は「ミュースカイ」専用ホームになっている。


 中部国際空港駅はホーム全体がガラスに覆われている。その構造に違和感を抱くかもしれない。また、オシャレに感じるかもしれない。しかし、これは空港がつねに強風が吹きつける海上に建設されたため、駅や電車を風から防護するための()(ふう)だ。


 常滑は陶器製造がさかんな地だが、全国的な知名度は大きいとはいいがたい。空港線の開業によって常滑線もフィーチャーされる。「ミュースカイ」の運行もあり、沿線には活気が出てきた。


中小私鉄が合流して誕生した名鉄


 名鉄は1894年に設立された愛知馬車鉄道を前身としている。翌々年には名古屋電気鉄道と社名を変更し、国内では京都市に次いで2番目の電車の運行を開始。その後、中小私鉄の合流を10回以上も繰り返し、1935年にほぼ現在の名鉄が成立する。


 ()()鉄道、()(かわ)鉄道、()()電気鉄道と中小の私鉄が多数合併したこともあって、名鉄には過疎地を走る路線も少なくない。(とよ)(はし)から名鉄岐阜駅までを結ぶ名古屋本線以外の路線は運転本数が少なく、無人駅もそれなりにある。名鉄特急はこうした路線にも運行しているが、やはり名古屋本線に比べると見劣りしている感は否めない。メインルートは名古屋本線なのだ。


 その名古屋本線は全線にわたってJR東海道本線と競合している。名鉄の特急は有料の特別車(指定席)ではなく特別料金が不要の一般車(自由席)を連結している。豪華にゆったり旅したいときは特別車、普通に移動したいときは一般車という使い分けができる。


「新名古屋駅」から「名鉄名古屋駅」に


 名鉄名古屋駅は名鉄の拠点といえる駅であり、名古屋本線のほかにも(いぬ)(やま)、常滑線、空港線など多くの電車が発着する。名古屋駅と隣接しており、2005年以前は新名古屋駅という駅名だった。


 全国の他都市を見ても、私鉄の「新○○駅」とJR○○駅とは少し離れて立地していることが多い。

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