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(2021/11/26 追記)

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ラグビーは3つのルールで熱狂できる
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はじめに

『ラグビーは3つのルールで熱狂できる』
[著]大西将太郎 [発行]ワニブックス


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 ライターの福田はスポーツ好きの28才。学生時代やっていた野球が一番好きだが、サッカーもバスケも、スポーツはなんでも観るタイプだ。そして最近特にラグビーが気になっている。なにやら今年、日本でW杯がひらかれると聞いたからだ。ラグビーと言えば、2015年W杯の南アフリカ戦は観ていて、プチハマりした時期もあったのだがその後が続かなかった。でも、今年は間近で世界トップレベルの試合が観れる、またとないチャンス。もう一度熱狂できたら。そんな福田のもとにひとりの先生があらわれた──。


福田 はぁ~、やっと久しぶりの休みだ~。ゆっくりテレビを観るのも何週間ぶりだろ。お、ラグビーの[※1]日本対ニュージーランド戦? ()(ろう)(まる)ブームのときはちょっと観てたけど、やっぱりわからないことが多いんだよなあ。

大西 ……何がわかりませんか?

福田 びっくりした!! えっ? あなたは誰ですか!?

大西 はじめまして。ぼくは大西将太郎といいます。2007年W杯フランス大会にも出場し、[※2]日本の連敗記録を止めた立役者として有名です。



福田 えっ自分で有名って言っちゃった! でもすごい。何でそんな人がこんなところに? あっ、もう試合終了か。えっ3169! 結構点入れられたなあ。

大西 まぁ、ニュージーランドは世界一強いチームですからね。こんなもんですよ。

福田 ユニフォームが黒いから、「オールブラックス」って言うんですよね。素朴なギモンなんですけど、ニュージーランドって何でラグビーがこんなに強いんですか?

大西 ニュージーランドにとって、ラグビーは国技。何よりもラグビーというスポーツが文化として、国に根付いているんです。昔の日本の野球にあたるスポーツが、ここではラグビーと考えるとわかりやすいでしょう。ちなみにオールブラックスのキャプテンは、ニュージーランドの首相よりも有名と言われているんですよ。

福田 そんなにラグビー選手の知名度は高いんですね。じゃあ、日本全国に野球場があるように、ニュージーランドもいたるところにラグビー場があるんですか?

大西 そうですね。やっぱり芝生がいっぱいあって、ボールさえあればどこでもできる環境ですね。

福田 ぼくらが草野球をする感覚でラグビーをしているんですね。

大西 地域のクラブもたくさんあって、小学生の頃からラグビーに親しんでいます。


日本と世界との差は?


福田 小学生から? 日本ではだいたい高校くらいからですよね?

大西 大多数はそうでしょう。でもぼくの地元・大阪はラグビーが盛んな土地柄でちょっとだけニュージーランドに近いかもしれません。小学生のラグビースクールもありますし、中学校でもラグビー部が結構あるんですよ。とはいえ、やはり日本とニュージーランドでは、小さい頃からボールに触れている時間が圧倒的に違う。その差ですね。彼らは楕円球を意のままに操れる。

福田 確かにニュージーランド、ハイライト観てもパス上手い! キックも完璧にコントロールしてる。なるほど、そこの経験値が違うんですね。でも、日本も世界ランキングは10位前後なんだ。健闘している方ですか。

大西 サッカー日本代表の世界ランキングが3050位くらいなので、それと比べるとかなりいい位置にいるように見えます。でも、[※3]加盟協会の数がそもそも少ないんです。ラグビーをやっている地域はごく一部。そこは冷静に見る必要があります。

福田 じゃあ1位のニュージーランドとの差は10位くらいだけど、実際の実力差はかなり大きいんですね。

大西 はい。しかし日本代表は、2015年W杯の南アフリカ戦で「スポーツ史上ナンバーワンの大番狂わせ」を成しとげました。その試合以降、各国が日本を警戒してるのは間違いない。日本も着実に力をつけてきています。

福田 ニュージーランドを倒せる可能性はあるということか。ぼくもあの2015年W杯の南アフリカ戦は大興奮して観ましたよ。何か急にあのときの熱が戻ってきて……。そう言えば今年は日本でW杯なんですよね? 大西さん、こうやって出会ったのも何かの縁です。ぼくにラグビーのいろはを教えてください!



※1…2018年11月3日、東京スタジアムで行われた。

※2…予選グループ3連敗で迎えた最終カナダ戦。キッカー大西将太郎がラストプレーでむずかしい角度のゴールキックを決めて「サヨナラ引き分け」に。95年、99年、03年、過去3大会の全敗を含む連敗を13で止めた。

※3…加盟協会の数は100程度。ちなみに現在の世界ランキングの最下位は105位のアメリカ領サモア(2019年8月時点)。

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