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暗記がいらない世界史の教科書 本当の教養を身につける
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教育
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第16章 絶対主義時代(前期)

『暗記がいらない世界史の教科書 本当の教養を身につける』
[著]神野正史 [発行]PHP研究所


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第1幕( 1500~1600年ごろ )

< 近世 第1段階 >

小氷期に対応するため、ヨーロッパは絶対主義の確立に尽力し、中国は停滞期に突入するのを
尻目に、イスラームは極盛期に入る



近世 第1段階の歴史大観

( 1500~1600年ごろ )


 この時代は、ヨーロッパでは「絶対主義時代 前期」に相当し、いち早く絶対主義を確立したスペインとポルトガルは「大航海時代」を生み出して、(アジア)(アフリカ)圏との接触が開始される。


 前時代(中世 第4段階)までに絶対主義を成立させることができなかったドイツとイタリアに意識改革運動「復古運動(ルネサンス)」「(レフ)(ォル)(マチ)(オン)」が起こり、すでに絶対主義を成立させていた旧教(カトリック)国には宗教騒乱が勃発し、その解決に成功した国は絶対主義を確立し、失敗した国は衰亡していく。


 したがって、ロシアはギリシア正教であったが故に宗教騒乱が起こらず、絶対主義の確立に出遅れる


 ヨーロッパの“挑戦”を受けて立つことになった(アジア)(アフリカ)圏は、この時代の西アジアはオスマン帝国、南アジアはムガール帝国の隆盛期に当たったため彼らの侵寇を受けなかったが、東アジアの明朝はすでに絶頂期を越え、動揺期に符合していた。



近世 第1段階の歴史展開

( 1500~1600年ごろ )


 この時代から「近世」の幕が開き、以降「世界史的世界」「世界の一本化」などと言われる時代となり、今までそれぞればらばらに展開してきた三大文化圏がこれからは密接な関係を(もっ)て動くようになります。


 その契機となったのが、絶対主義を確立したスペイン・ポルトガルが大洋へと舵を切った「大航海時代」の幕開けでした(*01)


(*01)「歴史法則13」参照。


»スペイン・ポルトガル、大航海時代へ


 前時代(中世 第4段階)の末期にどこよりも早く絶対主義を確立させたスペイン・ポルトガルは、旧来のイスラーム・イタリア商人を挟んだ間接的な東方(レヴァント)貿易に不満を持ち、その持て余す力を(もっ)てインド・南海・中国との直接交易を試みます。


 まずポルトガルが「アフリカ(まわ)り航路」に先鞭をつけ、出遅れたスペインが「西廻り航路」でインドを目指しましたが、それにより図らずも新大陸(アメリカ)を発見することになり、発展性こそ乏しいものの、アメリカ大陸のながらく平和であった歴史もここに終止符を打ち、ここからは劇的に動きはじめることになります。


 新大陸を発見したスペイン人は、ここで(りゃく)(だつ)(さつ)(りく)・虐殺の限りを尽くし、莫大な富を手に入れて発展したものの、のちに“(レジェ)(ンダ ・ )(ネグラ)”と呼ばれるようになる凄惨な大虐殺(*02)を実行したために現地の労働力(インディアン)の人口を激減させ(*03)、さらに極端な(りゃく)(だつ)は現地経済を疲弊させてしまったため、こうした無理を押したやり方(重金主義)はほどなく限界に達し、ほんの100年ほどで(ちょう)(らく)に転じることになりました。

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